日曜日の一日雨降りとはうって変わった青空の月曜日です。
この青い空がいつまで持つかは定かではありません。
最近はこんな青空が一転して裏切られ暗い雨降りが続いていたのです。
今日こそカラッと晴れた一日でありますように。
日曜日の一日雨降りとはうって変わった青空の月曜日です。
この青い空がいつまで持つかは定かではありません。
最近はこんな青空が一転して裏切られ暗い雨降りが続いていたのです。
今日こそカラッと晴れた一日でありますように。
雨の日がもう何日も続いています、今の時期の典型的なパターンで真っ青な空が現れたかと思うと
黒い雲が雨を引きつれどしゃ降りになったり油断のできない天候です。
チュチュ作りは調子の良い日には四つ仕上がったり
悪くても二つは仕上がりデッドラインには十分間にあうようです。
雨のすき間を狙って外出しても一度は濡れてしまう激しく変わる天気模様のこの頃です。
今 デンマークの女王マルグレーテ二世がロンドンにいらしてます。
コスチュームデザイナーでもある女王は今年の冬コペンハーゲンのチボリガーデンで公演される新しい「くるみ割り人形」のデザインを手がけることになりました。
女王は今年王位40年を御祝いし民衆からも圧倒的な支持のある親しみ深いおひとがらでもあるそうです。
バレエの衣装はすべてロンドンで作られることになり僕もチュチュメイカーとして参加することになっていたのです。 その話し合いがオペラハウスで行われました。
女王様でもあることから当然警備員が随行しているのだろうと思っていたのですがお目にかかった女王はポッシュな言葉を除けばどこにでもいる品の良い初老のご婦人とでもいえるとても親しみやすいお方 でした。
バレエカンパニーはチボリパントマイムバレエというチボリガーデンにある小さな劇場で普段は公演しているようですがこの「くるみ」は大きなコンサートホールでクリスマスシーズンに30公演ほどでするそうです。
今たくさんのチュチュを縫っていながらもしこのミシンがなかったらいったいチュチュを作るのにどのくらい時間がかかるのだろうと想像しただけでミシンの有り難みがわかるというもの。
ボクが始めてのミシンと遭遇したのはもちろん母の使っていたものです。
昭和30年代に家には足踏みのミシンがありました。
さわってはだめだといわれてさわらないわけがないミシンはいつもうっすら油が回りにつき油の臭いがしていたものです。
おそらくボクが逆回転させたりテンションのダイヤルをあちこちまわした結果母は調子が悪いと思い込みいつも油を注していたのでしょう。
多分この型のミシンではなかったでしょうか。
昭和4年【ミシン】パイン100種30型:145円
国産最初の家庭用標準型ミシン「パイン100種30型」を発売。下糸機構に垂直半回転式を採用し、作業能率が飛躍的に向上しました。
母はその後縫い物より編み物に重点を置き始めこの古くて調子の悪いミシンは買い替えられることもなく置き去りになっていたようです。
そして姉が高校生の頃当時は花嫁道具の一部としてミシンがありそれが高価なものだったため積み立て預金を母が姉のためにしていたのです。
当時は女の子のいる家庭では皆やっていたのではないでしょうか。
どのくらいの月日がかかったのか定かではないが積み立て預金が完了してやってきたのはまさにこの型でした。
母の持っていた黒く光った足踏みとはかけ離れたモダンなポータブルミシンだったのです。
それでも今のものにくらべるととても重いです。
昭和39年【ミシン】670型、ハイドリーム:40,000円
東京オリンピック開催を記念して発売された「ハイドリーム」。
業界初の自社生産による軽合金ダイカスト製。
操作法もダイヤル方式でまとめ、画期的な完全自動機構を備えているうえ、重量も従来の2分の1という軽さで、歓迎されました。
このミシンは姉が嫁に行く以前にボクが学校で使うため東京に持って行ってしまったのです。
アルバイトをしながらも学校に通っていたのですがある時遊びのお金欲しさにこのミシンを始めてで最後の質屋に持っていきました。
いくらお金が入ったのかほとんど記憶はありません、質屋の店主にいついつまでお金を持ってこないと質流れになるとはっきり言われたことだけは覚えています。
あの重いミシンをまた持って帰りたくはないという気持ちと姉の嫁入り道具は質流れさせたくない気持ちが錯誤する中期限が来る寸前にどうにかお金を工面して持ち帰ったのでした。
その後姉が結婚した後もそのミシンはボクのもとで活躍していたのです、縫い物に興味のなかった姉はミシンはいらないといって嫁入り道具の一部にはならなかったのです。
またもやチュチュファクトリーの再開です。 いろいろな部品はだいぶ前に作っておいたのであとは縫って仕上げるだけです。
友人が手伝ってくれていたフリルが半分ほど仕上がったというので彼女の住むコッツヲールドまでとりに行ってきました。
彼女の家族が住む村は 三県にまたがる県境の美しい村です。
西に行くとコッツウォルズが広がるあるグロースターシャー、
ロンドン方面に戻ると大学の都市のあるオクスフォードシャー、
北に行くとシェイクスピアの村ストラドフォードアポンエイヴォンがある ヲリックシャーがありどちらに車を走らせても見所はいっぱいです。
往復5時間かかり見て歩けるところは一カ所がせいいっぱい。
犬を連れていると入れないマナーハウスもあり今回は犬も大丈夫なBatsford Houseに行きました。
ここは家の中は見学できませんが併設の大きなガーデンセンターやカフェがあり天気さえ良ければ ピクニックには良いところです。
今はスイセンは終わりを迎えいろいろな桜やマグノリアがきれいに咲いています。 大きな木の下に行くと冷んやりと寒く感じられる四月の午後でした。
Great Tew
Batsford House