再会

2018-09-26 | 日本


ここ三年の間に二度にもわたり偶然出会った一人の中学の時の同級生がいた、

一度目はなんの差し障りのない会話で別れおそらくそれきりだろうと思っていた、

そして今年の六月またしてもばったりと出会ったがその時も強い思いもなく短い会話をして別れた。

五十年近くも合わなかった旧友に偶然とはいえ二度も出会ったことは

なにかの縁だろうと思わざるをえなかった。

 

その夜電話帳を開いて彼の電話番号を見つけるのは簡単だった、意を決して受話器を取ると連れ合いらしき人が出て簡単な自己紹介をしメールアドレスだけ伝えてくれるよう頼んでおいた。

数日してからのメールの返事からは行方の知れなかった僕のことは大分話題にのぼっていたことがわかった。

生まれ育った地元に住む彼らはかなり仲が良いらしく年に二回も同級会で親交をあったためているという、

あの頃から性的嗜好の違う僕はいじめられることは全くなかったがこうした会は極力避けてきたものだった。

九月に僕が帰ることを知ると是非とも同級会を開きたいという。

十六人参加するというだけで誰が来るのかも分からず

その日の朝からだいぶ緊張していた、

そんな心配もよそに会ってみるとなんら偏見もなく受け入れてくれたのは

やはりあの頃の彼らの優しかった心情からなのだろう。

さらに翌朝には思いもよらず農業をしている女友達が新米が採れたと言ってミョウガと一緒に持ってきてくれ、

午後には蕎麦粉と一緒に蕎麦の正しい打ち方のメモを持ってきてくれた男友達がいた。

こんな素晴らしい友を避けていた自分に情けなくなるやらで涙目になってしまった。


 

 



奈良井宿

2018-09-21 | 日本

さて 一挙に木曽路からです。

暑いと聞いていた日本はちょうど季節の変わり目時で朝晩はとっても寒いです。

 

中山道にある奈良井宿に行ってきました。

ここは東西に連なる山に囲まれているため冬に来た時は日の隠れるのが早く寒かった記憶があります。

この日も一通り見終わったら雨が降り出し寒くなってきました、

流石に宿場町、軒先きが張りだし雨には濡れず歩くことができました。

全盛の頃には江戸から京都を行き来する人達で活気があったに違いありません、

今は観光客でにぎわっています。

 

 

それぞれの家の前には様々な鉢植えや小さな生花が置いてあり黒い家並みに彩りを与えています。

 

 

懐かしいおもちゃが骨董品屋さんの前に。

 

ここは木曽檜を使った塗物やつげの櫛も作られていたのです。

 

 

 

 

 

 


薔薇

2018-09-14 | 田舎のガーデン

今年の春植えたクリームから黄色い薔薇のロルド ダール、枯れてはまた咲きこれで数回は繰り返しています、

ブッシュも倍ほどの大きさになりました。

クライマーのフランシス E レスターは若い枝がだいぶ伸びこれは剪定してみようと思います。

 

北側の涼しい場所には夏から咲きだしたシクラメンが増えてきました。

 

 

 

 


不作だった2018年

2018-09-11 | 田舎のガーデン

電話線がどこかで切断されたらしく回線が二日ほど不通で世界から取り残されたような感覚でした、

でもこれが普通で当たり前なことなのでしょう、

あまりにオンラインに毒されている現実を見た二日間でした。

 

さて春に花が咲く果物や実は悲惨な出来の2018年でした、

サクランボから始まりミラベル、林檎、梨、そしてこのアーモンドと全てが不作でした、多分柿ももだめでしょう、

唯一の無花果が字の通り花を咲かせることもなしに雨には何ら影響がなく今年は大豊作でした。

 

 

 

古いアーモンドの木は8月の嵐で倒れたままです。

 

 

 

 

 

 


trompe l’ oeil

2018-09-07 | フランス田舎三昧

久しぶりにPCを開けてみたらなんと自分のブログの写真が横になっていたのですね、

最近はiPadからの投稿が多いので気がつきませんでした、

 iPadでは正常でなぜPCで横向きになるのか不思議です。

 

だいぶ前に作ったトロンプイユ柄のパッチワークはずーっとしまってあったのです、

それを引っ張り出してアトリエに置いたソファーにかけてみました、

なかなかいいのですがここに座ったらすぐに縫い目がほころんでしまうでしょう、

 

ということでやはり壁に収まりました。