クララの見た夢

2009-11-21 | Weblog
          





東京バレエのブログサイトによると「くるみ割り人形」の初日が何事もなく無事に終ったようでほっとする。











バレリーナのアリーナへの怪我からの全快祝いということでもなかったのだが
次回日本で新しい踊りを踊る時の衣装は僕がプレゼントするから気兼ねなく尋ねてね、と言ってあったことからこの「金平糖の精」が出来上がった。










相手役の男性の衣装との兼ね合いも考えロイヤルバレエ版と同系色の生地を使ったもののデザインは僕が押し付け気味で半分作りかけたものを見せると嬉しそうにうなずいて同意してくれた。












彼女は上腕の大きさを気にしているため (といえども本人が気にするほどではないのだが)
オフショールダーラインで和らげところどころ透けた袖で優美に覆ってみた。

バレエダンサー用の特注マネキンでさえ彼女の小さなチュチュは後ろのホックがかかりません。









そして日本に出発する一週間程前東京からクララの衣装が到着し試着してみたものの彼女の嗜好にあわず急きょ新しく作る事になり出発前日に出来上がったのがこれ,
これまたお気に入り定番のオフショルダーです。




           




絶対に太って見えてはならないというバレリーナのサガとでも言うのだろうか
さらに細く見せたいとの要望で普通のスカートの組みたて方とは少し違った方法で仕上げてみた。
といってもたいした変わりはないのだけれど心理的に細いと信じさせることも重要なことなのだ。




          

コヴェントガーデン 辺りで

2009-11-19 | Weblog
ロイヤルオペラ最終リハーサルで観たオペラはロシアの香りがどっぷりと漂う楽しいオペラだった。
原題は「CHEREVICHKI」 というらしく ロイヤルオペラでは 「The Tsarina’s Slippers」 と言うタイトルになっている。
まったくなじみがなく知識は皆無だったもののチャイコフスキーの音楽にコミカルなキャラクターのシンガーやロイヤルバレエダンサーが水の精やロシアンインペリアルバレエを踊る場面、コサックダンサーのアクロバティックな踊りで終始楽しめる場面が盛りだくさんでクリスマスシーズンには最適なオペラだった。








それにひきかえコヴェントガーデンのクリスマスデコレイションはなんともお粗末な季節外れの七夕飾りのようだ。暗くなれば少しは見映えはするのだろう。




嵐が去り

2009-11-16 | Weblog
先週末から嵐がやって来ては去っっていったりのくり返しで
ヴェスパーにレインコートを作ってあげようと思い防水の生地を買ってはみたものの
いざ着せて一緒に歩くのはかなり勇気が必要になりそうだ。
誰も見ていない田舎でなら役に立つかも知れない。




             




そんな晴れあがった日曜日の朝セント ジェイムスズパークに久しぶりに出かけてみる。









100年はたっているだろう大木がなんと根元からポッキリ折れている。
















こんな色のセーターがあったら買ってみるかも。











冬の情景

2009-11-05 | Weblog
           



木枯らしの吹くなかの散歩はヴェスパーのビジネスさえ終わればそそくさと帰路につくところだが
この日の夕方は東の空に現れた大きな月にしばし魅せられる。


           




寒い朝の一時北向きの壁に強烈な陽が射すことがある。



           




そして最後に残ったイチジクの葉にも一条の光。