城 と 犬

2022-11-20 | 理想の家

知り合いに招待され近くにある中世のシャトーに行って来た。

シャトーというより小高い山の上にある要塞とでもいうのだろう。

近くを通るたびに中を見てみたいと思っていたことがかなった。

 

ここは一階の石の床、

1977年に買った当時は屋根は朽ち落ちた状態で

大きな柱の色の変わったところまでガレキが積もっていたそうだ。

 

この写真で見られるように外壁の一部は完全に落ち,

左側の出っ張っているものは建てられた当時のトイレです。

 

 

最初に彼らがしたことは朽ち落ちた壁を修復することでした。

色の変わったところが新しく埋め込まれた石で

これだけでも途方のない作業だったのでしょう。

 

 

中はさぞかし暗いだろうと思っていたが上の階に行くほど明るさが増し

素晴らしい空間です。

冬の間はメインのキープには住んではいなく

四隅にある小さめの見張り塔に暖をとって住んでいるそうです。

この日は特別に大きなキープに暖を入れて

ランチを振舞ってくれました。

 

ランチの後は上の階の探訪です、

ここは2階にあるリビングルームと右の方にはダイニングルーム

 

床面積は階ごとに200平米以上あるという。

 

窓は中でも一番古いローマンウインドウ,

城の起源は1300年代初頭、

日本では鎌倉時代から室町時代です。

石造りだったからこそ外壁が残ってくれたのでしょう。

それにしても現在の持ち主のイギリス人カップルの業績は

初めに建てた人と同じくらい賞賛の価値があるというものです。

 

 

最上階には劇場用のパイプオルガンも設置されています。

隣にはシネマもありました。

 

 

この日の一番の目的はこのお城の修復にたずさわった

彼女の亡くなった御主人の遺灰をまくために

やって来たのです。

寂しいイヴェントでしたが

少人数で和気あいあいと個人を忍んでの

会食でした。

 

 

この犬はある日ひょっこり城にやって来て

それ以来住み込んでいるという幸運な犬です。

 


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