e-note 2005

どうも、ぽんすけです。メモ帳代わりに軽くやらせてもらいます、嘘だけはつかないように・・・

鍵のない夢を見る

2013年03月28日 23時23分03秒 | 
辻村深月著『鍵のない夢を見る』(文藝春秋)読む。旅行中に読んだ3冊目の本。第147回直木賞受賞作。



泥棒、放火などの犯罪をテーマにまとめた短編5つの作品集。巧みで見事な心理描写にもう完全に心を持って行かれた。…まいった。決していい気持という訳ではないんだが、なんだかそれでも惹かれる。あぁ、面白すぎる。本当にオススメの1冊です!

‘超’格差社会・韓国

2013年03月28日 22時59分32秒 | 
九鬼太郎著『〝超″格差社会・韓国 ~あの国で今、何が起きているのか~』(扶桑社新書)読む。旅行中に読んだ2冊目の本。



主な内容は、戦後の独立と朝鮮戦争後の圧縮成長、すざましい教育熱と受験戦争、トップダウン式の企業経営、韓国経済を変貌させたIMF危機、財閥と公営企業が支配する韓国経済、ネット先進国の光と影、猛スピードで進む高齢化、国を二分する全羅道vs慶尚道、などなど。

韓国って、もう日本とほとんど変わらない先進国っていうイメージだったけれど、それ自体は間違いではないだろうが、ここまでの成り立ちが全く日本とは異なるっていう感じがした。そういった違いを実感できる1冊。おもしろいです。

日本人のためのアフリカ入門

2013年03月28日 22時46分50秒 | 
白戸圭一著『日本人のためのアフリカ入門』(ちくま新書)読む。旅行中に読んだ1冊目の本。

このブログにもあるが、以前読んだ「ルポ 資源大国アフリカ」の著者であり、毎日新聞の元ヨハネスブルグ特派員。



この本はいわゆるアフリカ総論的な本ではなく、アフリカに向き合う上での気持ちの持ち方、アフリカと接するときの心構えのようなものをまとめた1冊。とにかくアフリカに対して我々はあまりにも偏見に満ちているのは間違いない。オレ自身も3度アフリカに行っているし、国の数で言うと20カ国くらいは訪れている。それでも分からないことだらけだ。

ただ、ちょうど今日の新聞にも載っていたがアフリカ各国は援助を受ける国から、投資先のひとつとしての脱皮を図っており、その急激な変化には目をみはるものがある。

そう云う意味では、まさに入門書かもしれない。