シリン・ネザマフィ著『 白い紙 』(文藝春秋)読む。イラン出身の女性作家。日本に留学し、現在はシステムエンジニアとのこと。第108回文学界新人賞受賞作品。最初にこの作品のことを知ったのは、新聞で文学界新人賞を受賞した記事を読んだ時のことだ。
なによりもイラン出身の女性作家と云うだけで、かなり気になった。特別イランについて詳しい訳ではないが、個人的にはイランはすごく良い印象がある。10年以上前にイランを1ヶ月ほど旅したとき、なんて美しい国なんだというのが第一印象。そして同時にいろいろな意味で特殊な背景、もちろんどの国もそれぞれの歴史を持っておりイランだけが特殊というわけではないのだろうけれど、それでも独特な美しさを備えたペルシア帝国の末裔という印象だ。
雑誌「文学界」2009年の6月号に掲載された作品を読んだのだが、吉田修一や角田光代、花村萬月、松浦理英子などの選評も非常に面白く、でもオレとしては非常に面白い作品であった。じんわりと良い余韻がからだ全体に広がってくような印象だ。
詳細はいっさい省略するが、こういう素直に美しい作品に触れることができて本当に大満足。
なによりもイラン出身の女性作家と云うだけで、かなり気になった。特別イランについて詳しい訳ではないが、個人的にはイランはすごく良い印象がある。10年以上前にイランを1ヶ月ほど旅したとき、なんて美しい国なんだというのが第一印象。そして同時にいろいろな意味で特殊な背景、もちろんどの国もそれぞれの歴史を持っておりイランだけが特殊というわけではないのだろうけれど、それでも独特な美しさを備えたペルシア帝国の末裔という印象だ。
雑誌「文学界」2009年の6月号に掲載された作品を読んだのだが、吉田修一や角田光代、花村萬月、松浦理英子などの選評も非常に面白く、でもオレとしては非常に面白い作品であった。じんわりと良い余韻がからだ全体に広がってくような印象だ。
詳細はいっさい省略するが、こういう素直に美しい作品に触れることができて本当に大満足。