e-note 2005

どうも、ぽんすけです。メモ帳代わりに軽くやらせてもらいます、嘘だけはつかないように・・・

巨匠ピカソ展

2008年12月01日 20時51分57秒 | ゲイジュツ
サントリー美術館『巨匠ピカソ 魂のポートレート』、国立新美術館『巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡』に行ってきた。

サントリー美術館は六本木Tokyo Midtownにあって、そのあたりを歩いている人はオシャレに見えて、そう云った雰囲気はオレには新鮮で、それだけでも結構楽しめた。

こんなオレでもヨーロッパ旅行に2度行っており、のべで7ヶ月ほど滞在していたので、そこそこ美術館にも通っている。パリ、バルセロナ、モスクワ、マドリード、サンクトペテルスブルグ、覚えている限りではこれらの街でピカソの作品に出会っている。ブタペスト、プラハ、ワルシャワでも見たかも・・・

サントリー美術館では‘青の時代’の作品があり、なかでも有名な「自画像」はやはり良かった。「ピエロに扮するパウロ」などもありきたりだけど良かった。作品の解説などを読んで知ったのだが、ピカソは‘ミノタウロス’を何度も作品のモチーフにしている。ミノタウロスとはギリシア神話に登場する牛頭人身の怪物。凶暴で破壊的、精力的といった性質を持ち、ピカソはそこに自分を反映させていたようだ。「海辺を走る二人の女」この作品がこんなに小さいとは知らなかった。

六本木に行ったのだから、おしゃれなところでメシでも喰うか、なんて思ったけれど、オレは独りで店に入るのが死ぬほど苦手で、結局立ち食いソバやでたぬきソバを喰った。でもお茶くらいはカフェで・・・なんて思ったけど、結局自販機で缶コーヒーを買って飲んだ。まぁ、オレはこんなもんだ。

六本木ってどこが面白いんだろう??何にもないじゃん、って思った。この前インド映画を見に行ったときも同じように感じた。

サントリー美術館から5分くらいのところにある、新国立美術館は時間的なものもあるのか結構混んでいた。「肘掛け椅子に座るオルガの肖像」「バイオリン」「マリー=テレーズの肖像」「画家とモデル」「朝鮮の虐殺」などなど、有名な「ゲルニカ」制作過程の写真や‘アヴィニヨンの娘たち(習作)‘などはなかなか見ごたえがあった。

ぜんぜん知らなかったが「カンヌ湾」という作品が一番良かった、グッときた。

キュビズムってヘンに難しく考えてたけど、今日見て結構笑えた。ピカソはまじめに考えて考え抜いて、とび抜けちゃった、そんな感じがした。そう云った感じを抱いて改めてキュビズムを見ると、それはそれは美しく可笑しくヘンテコリンで感激した。やっぱりピカソは作品もそうだが、彼そのものが素晴らしい。

ピカソの人生の大きな転機はジャン=コクトーと出会ったことだろう。彼の才能はもちろんだろうが、やはり人間の世界だし、人との出会いって本当に大きい。なにがどう作用するか、分かったもんじゃない。

ピカソって精力的で、派手で、過激で、巨匠ってイメージだが、一方で作品を見ると内向的で自分だけを見つめ・・・ピカソって本当に不思議で魅力的だ。ちょっと真剣に本でも読んでみよう。

六本木でロト6買ってきました。初です、このさいだから先週に続き、偏った数字でいってみました。

今日はいい天気だった、寒かったけれど。布団を干して出かけたけど、正解だった。風呂に入ってビールを飲みながらこれを書いている。今日冬のボーナスが出たはずだ。特に買うものはないけれど、両親に少し多めに渡そう。

やるべきことがいっぱいあるなぁ、明日からも頑張ろう。今日はある意味いい休養になった。