e-note 2005

どうも、ぽんすけです。メモ帳代わりに軽くやらせてもらいます、嘘だけはつかないように・・・

イスラーム巡礼

2006年10月17日 19時34分55秒 | アフリカ
野町和嘉写真展『イスラーム巡礼』を武蔵野市立吉祥寺美術館で見てきた。たまたま乗り合わせたバスの車内広告でこの作品展のことを知り、近所を通ったので寄ってみた。入場料100円。

メッカ巡礼をメインに、最近の彼の仕事の中心であるシーア派の牙城イランなどの作品を展示。オレは写真集で見たものがほとんどだったが、とにかく彼の作品にはいつものことながら圧倒される。

イスラム教徒にとって重要な守るべき教義のひとつであるメッカ巡礼、そこでは世界中からのモスリムが訪れる。中近東からはもちろんインドから、中国から、西アフリカからとその装いは様々だ。

それにしても美しい、美しすぎる。もう何度がここにも書いているのだが、私の世界への特にアフリカへの興味は神田の古本屋で見つけた彼の写真集からだ。特にスーダンやエチオピアを撮った『バハル』は群を抜いている。

私のお気に入りにも野町和嘉氏のHPがあります、ぜひ一度訪れてみて下さい。


アフリカ・ミックス

2006年09月07日 20時53分00秒 | アフリカ
六本木ヒルズの森美術館で8月末まで開催されていた「アフリカ・ミックス」という展覧会に行きそびれた。7月中旬くらいにNHK教育の日曜美術館で紹介されていたので、これは絶対に行かなくちゃ!とチェックしておいて分かっていながら足が向かなかった・・・こりゃかなり重症だ。昔はアフリカに関するものなら小さな展覧会やちょっとした画廊にまで出向いていたのに、今回はなんだか腰が重かった。

学生の頃はネットがなかったので‘ぴあ’や新聞などこまめにチェックして、アフリカに関するものなら公演まで行ったもんだった。いやぁ、もったいないことをした、行っとくべきだった。Webやブログなんかを調べると行った人の感想なんかが載っていて、最近の新しいアフリカン・アートの潮流を遠くからだが眺めることができ、うれしけれど本当にもったいないことをして悔しいというか・・・

バブルの前までは美術館だけでなく新宿のデパートの最上階でも定期的にいろいろな展覧会などが催されていて、とにかくよく出かけていた。もう少しフットワークを軽く、どこへでも出かけていくことにしよう。

このブログのカテゴリーに「ゲイジュツ」っての作って、いろいろ出かけて感想を書くかなぁ。近いうちに始まる「ダリ展」はぜひ行こうと思う。


スニーカーを買った。オレはふだんジーパンにも革靴派で、これは高校の頃からずーっとそうで、高校の頃はドクター・マーチンの‘おでこ靴’が大好きで、とにかくスニーカーなんて履いたことなかったんだけれど、たまたまこの前時間つぶしに入った靴屋でスニーカーのカラフルさにドキュンときて、どうしても欲しくなってしまったのだ。そして本日一足購入。靴も買ったことだし、身軽にいろいろな所に出かけようと思う。

大丈夫かよ、南アフリカ!

2006年09月01日 17時56分16秒 | アフリカ
yahoo!トピックスで見たのだが、2010年のワールドカップ・南アフリカ大会が開催できないような状況になったら、代わりにオーストラリアとニュージーランドが開催を希望していると豪の新聞が報じているらしい。

南アの準備不足はかなりヒドイらしく、FIFA会長が再選されると南ア開催を却下する件に本格的に介入する可能性があるようだ。そうなると、2018開催に立候補している両国の開催が俄然現実味を帯びてくるようだ。

そもそも南アでの開催が決定したとき、オレは本当に信じられずビックリし呆れた。あんな治安の悪い国で、本気でやるつもりなのか??たしかにアフリカ大陸にある50数カ国の中では圧倒的な経済力を誇り、アフリカ一の大国ではあるのだが、治安の悪さも世界一なのだ!しかもその悪さは半端なく群を抜いている。

オレがアフリカをよく旅していた90年代半ばから03年くらいまで、よく言われていたのは、いちばん治安の悪かった80年代のニューヨークや西海岸の数十倍は治安が悪い、それが南アだ!と。

数年前、南アフリカでも最も治安の悪いヨハネスブルグで世界NGO大会が開かれ、世界各国のNGO関係者や報道関係者が集まった。このときオレは正直、よくこんな所でやるなぁと思った。そしてその通り、ロクでもないアホみたいな事件が頻発した。報道関係者のバスが丸々一台襲われたのだ。それ以外にも、いたるところで・・・

今回の南アでのW杯開催を反対する南ア人のホームページが話題を呼んでいるという、とんでもない国なのだ。もし南アで開催されても、日本でゆっくり観戦した方がイイと思います。あと数年であの国の治安が回復するとも思えないし。

なんか別に南アをバカにしている訳じゃないんです、もう少し手順というものがあるだろうと・・・冷静に考えれば今南アでの開催はキケンです。そう言いたいのです。

南アのケープタウンなんかは綺麗でイイ街です。旅行者も多いです。でも、あんまり治安の悪い所、しかもハンパなく治安の悪い所を訪れるのは・・・私自身はアフリカびいきなのですが、ちょっとこの件だけは・・・そういう気持ちです。

性愛の類人猿が棲む戦場 - コンゴ

2006年08月23日 18時24分40秒 | アフリカ
仕事を終えて帰宅すると、ビデオに録画しておいた「類人猿ボノボ・最後の楽園~アフリカ・コンゴ、平和の祈り~」を見る。林原類人猿研究センター所長・伊谷原一氏と女優の岩崎ひろみ出演。

アフリカの根深い複雑な状況がいろいろな面から一度に噴出したような状況を、その縮図として見事に切り取ったドキュメンタリーでした。

http://www.ontvjapan.com/article/01_00/ktv_bonobo.php
↑ コレは番組の紹介サイトです。

アフリカに行きたいけれど、でも一方でどうしてあんな所まで一人で行けたのか不思議でもある。体力的にもそうだが、やはり個人旅行では限界があって、それにただ動物を見て帰ってくるだけならいいけれど、いろいろまわったりなど考えると、もうあそこに長期旅行に行くことはなさそうだ。

でも1度はナイロビに行きたい。アフリカって子どもの頃からの憧れだったせいもあって、なんか今でもどこか引きずってるとこがある。

緒方貞子とルワンダ

2006年08月13日 18時16分56秒 | アフリカ
数日前にニュース23で放送された、元国連難民高等弁務官、現JICA(国際協力機構)理事長の緒方貞子氏が'97年のウガンダの大虐殺を振り返る番組をビデオにとっておいたので見た。

とにかく凄まじいの一言に尽きる。一方で人間の負の側面・負の本質を見た気がする。初めてアフリカを訪れた'93年、ルワンダの隣国ウガンダの最西端の町まで行き、そこでザイール(現コンゴ民主共和国)へ行くためのビザを待っていて、いつになっても発給される雰囲気がなく丘の上から、欝蒼とした森を眺めていたのを思い出す。

あの中央アフリカの一帯は、本当に濃く深い緑に覆われ、いわゆるアフリカのイメージ、ジャングルにぴったりの場所だ。


本棚をひっくり返してアフリカのガイドブックを探し、気になったことをいくつか拾い読みする。


今日はクーラーの効いた部屋で、本を読んだりウトウト寝たり・・・そんなことばかりで一日が過ぎた。これから飲みにいく約束がある。あまり気がすすまないけれど、まぁ行ったら行ったで楽しいかもしれないと自分の尻を叩く。

iPodってビックリするくらいの曲数を入れることができるが、そんなにいらないだろう!って思ってた。でも、なんかあったらあったで、どんどんアレもコレもって感じで、次々と曲をたくさん入れること自体が目的のような感じになってしまう・・・

サハラ砂漠

2006年06月26日 03時24分38秒 | アフリカ
イングランドvsエクアドルの試合を見終わって、寝ようと思ったが興奮して眠れず、ビデオにとった「世界ふしぎ発見」を見る。

アルジェリアのサハラ砂漠のど真ん中にある遺跡・・・というか自然遺産、タッシリ・ナジェールをやっていた。これは6000年前くらい、まだサハラ砂漠が緑豊かで川が流れて水もあり、多くの人が住んでいた頃の話。時代とともに移り変わる住民と彼らが書き残した岩山への壁画が、信じられないくらいはっきりと残っている。

10年ほど前にヨーロッパから海を渡ってアフリカへ行った。サハラを越え西アフリカへと向かったが、当時はまだアルジェリアが内戦真っ盛りでとても入国できるような状態ではなかったため、私はモロッコから西サハラを抜けモーリタニア、セネガルというルートを取った。ココも素晴らしかったが、できることならアルジェリアのど真ん中を突き抜けて、このタッシリ・ナジェールも訪れてみたかった。

砂漠といっても一面砂だらけ・・・というところは少ない。ごつごつした岩や地面に這いつくばるような背丈の低い草がちょこちょこ生えているような砂漠、沙漠がけっこう多いのだ。モンゴル、イラン、シリア、インド・・・どこもこんな感じだった。

アルジェリアのサハラも地球離れした風景で、乱立する赤茶けた巨岩たちと乾いた日差しが、いかにも砂漠の風景といった感じで見ているだけでゾクゾクした。地下深くを流れる「化石水」を頼りに生き続ける巨木もかっこよかった。

砂漠の民、トアレグの凛とした雰囲気にも感激。アフリカに行きたい。

首都アルジェの街並みも映像として映っていた。典型的な地中海沿岸の都市といった感じで、サヘル地域が持つかすかなフランスの香りも、落ち着いたお洒落な雰囲気を増幅していた。行ってみたい。

リビアなどは最近は普通に入国できるのだろうか??もしできるのなら、地中海沿岸の国々をひとまわりする事ができる時代になったのかもしれない・・・羨ましい。

こうして旅のことを考え始めると止まらない。キリがない。

9時からやっていたNHKスペシャルも中国西部、新疆ウイグル自治区にある砂漠の生き物と自然を放送していた。息を呑むような美しさ。激しく厳しい自然、そういった中を生き抜く動物や植物。世界にはまだああいったところがあるんだなぁ、と再確認。行くべき所はいくらでもあるなぁと思った。

旅してぇなぁ。

トーゴ

2006年06月13日 22時59分00秒 | アフリカ
西アフリカの小国、トーゴ。地図を見てもらえれば分かりますが、縦長の小さな国です。現在、ワールドカップの1次予選で韓国と戦ってます。今のところ1対0でトーゴがリード。

西アフリカを旅していた頃、ガーナをまわりトーゴに入りましたが、この国はそのまま通過しました。トーゴのビザもマリかどこかのフランス大使館で取った記憶があります・・・このあたりの小さな国は各国に大使館など置いていないので、ビザ業務などはフランス大使館が代行しているのです。

ずーっと砂漠の国をまわって、西アフリカの沿岸地域の国に入ると、やたらと湿気が多いのにビックリ。

アフリカかぁ・・・ずいぶんと昔のことのような気がします。


昨日の日本対オーストラリア、残念!

コートジボアール

2006年06月11日 21時30分50秒 | アフリカ
西アフリカの1国です。象牙海岸、フランス語でコートジボアール。首都はアビジャン。西アフリカきっての大都市で、周辺の小さな国をまわってからそこを訪れると、高層ビルの並ぶ景色にビックリします。今にして思えば、よくあんなところまで行ったものだと自分でも感心し呆れます。

今回のワールドカップに出場しています。私の知り合いがナイジェリア人の男性と結婚していますが、彼は同じアフリカ人としてコートジボアールを応援しているのかと思っていたら、全然そんなことはなく、自分の国が出場できないワールドカップなんて意味がないとまで言い切ってます・・・そのくせ大騒ぎしながらテレビにかじりついているようですが。

アフリカ、特にサハラ以南のブラックアフリカは個人的にも応援してます。アンゴラは行ったことないけど、内戦で大変な思いをしてそこからどうにか抜け出し始めたようで、国威発揚のためでも国民の意気高揚のためでも理由は何でもいいからがんばって欲しいです。


写真家 野町和嘉

2006年03月22日 17時31分59秒 | アフリカ
もう20年近く前のことだ。当時、高校生だった私は神田の古本屋でたまたま手にした写真集にブッたまげた。本当に体中を電気が突き抜けるような衝撃を受けた。

『バハル』スーダンを中心にナイル流域を写したこの作品は、私をアフリカへ赴かせる決定打となった。どうしてもアフリカに、そんな想いが常に体のどこかを流れるような日々が続き、大学に入ると最初の休みを使って飛び立った。


ブックマークに野町和嘉氏のHPを入れておきました。素晴らしい写真だけでなく動画もあります。ぜひ訪ねてみて下さい。


ナイジェリアでのデモ

2006年02月20日 16時57分49秒 | アフリカ
ここ最近世界中で話題を振りまいているムハンマドの風刺画事件。西アフリカの大国、ナイジェリアでも大規模な抗議デモがあり暴徒化した参加者が教会やキリスト教関係の建物や人を襲い、16人の死者が出た。

ナイジェリアは南部がキリスト教が多く、北部はイスラム教が多数派を占める。数年前にも、北部のいくつかの州がイスラム法に基づいた州法を制定しようとして問題になっていた。以前からナイジェリア北部ではデモが続いていたが、死者が出たのは今回が初めてのようだ。

ナイジェリア一番の都市(実質上の首都だ)ラゴスは香港とカルカッタを足して2で割ったような景観だった。英語が通じたのはラクだったけれど、警察がドロボウみたいな奴らが多く、旅するのはキツかった。それでもカメルーンとの国境付近のジャングルは壮観だった。