うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その三十

2008-10-27 13:16:03 | 日記

<st1:MSNCTYST AddressList="12:千葉県松戸市;" Address="松戸市" w:st="on">松戸市</st1:MSNCTYST>民劇団のお芝居を観に行ってきました<o:p></o:p>

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 10月26日(日)<o:p></o:p>

玄関を出ると微かな雨が落ちています。俗に言うところの邪魔な雨です。<o:p></o:p>

玄関にとって返して傘をとります。取りあえずは杖代わりにと、携帯の傘は嫌いなのです。開くときの小手業が苦手ときているので、よほどのことでなければ持参しません。<o:p></o:p>

 列車は遅れもなく発車して予定通りの時間に松戸に到着します。十時劇場ではリハーサルが始まっていました。ロビーではスタッフが受付その他の準備に余念がありません。一息入れて場内に入りしばし写真を撮りながら芝居を観ます。<o:p></o:p>

 今回の公演は盛だくさんといいますか、いろんな演目が並びます。題して「松戸の丘に与謝野晶子を探して」最初に歌集「瑠璃光」60首朗読パホォーマンスで、朗読集団「瑠璃の会」の会員さんに劇団員数人が加わっての、晶子の短歌朗読といったところです。次に国務大臣・与謝野馨氏に祖母晶子について語って頂きます。国務大臣のお出ましとあって劇場内外の警備が大ごとでありました。 SPの面々みな体格もよく、揃ってイケメン揃いなのにはびっくりです。大臣のお話はなにしろ観客の入りは大変なものでして、入り込んで聴くことが出来ません。ロビーのモニターに耳を傾けましたが、今一つ聴きとれず残念といったところでした。ところが観客の反応がよろしいのか、はたまた満員の場内に大臣満足されたのか、時間が大幅に伸びて最終的には40分の押しとなって、劇団側は嬉しい悲鳴を上げます。<o:p></o:p>

 最後は座長の講談を挟んで晶子が書いた戯曲「第三者」の上演で終演となりました。さてその後は急ピッチで撤退の作業がくりひろげられます。老体の出番はありません。もう何年も現場を離れておりますので、足手まといになるのがせいぜいです。<o:p></o:p>

 打ち上げは、一次二次とありました。二次で帰りましたのでその後いかなる様相を呈したかは、現在のところ明らかではありません。<o:p></o:p>

 あたしは若い団員たちに「まるでは打ち上げやるために水戸から出て来たみたいだね」と笑いかけますが、あたしが居るだけでなにかと安心と嬉しいことを言ってくれます。そんな団員たちと会話や、なつかしいお客さんたちと再会して挨拶を交わすのが、なによりの喜びでありました。

  

  劇場前です

  

  瑠璃の会による歌集「瑠璃光」の朗読

  打ち上げ会場 


うたのすけの日常 山頭火の日記を読む その115

2008-10-27 08:11:25 | 日記

 四月二日 腹痛と下痢で一日床に臥す。とあります。AprilFool! 昨日もそうらしいが今日もそうらしい、恐らく明日もと御機嫌斜めです。「マコト、ソラゴト、コキマゼテ、人生の団子をこしらへるのか!<o:p></o:p>

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四月三日 相変わらず腹具合がよくありません。しかし世間師を自称する山頭火は寝てばかりは許されません。行乞三時間、お布施は満点に近くこれは絞り腹のおかげ、不健康の賜物と自賛です。「昨日も今日もノン アルコール デー、さびしいではありませんか、お察しもうします」とはやけくそにもとれますね。空模様もまた雨です。「また雨、ふるならふりやがれ! 晴れて寝て、曇つて歩く、善哉々々。」<o:p></o:p>

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 ふるさと遠い雨の音がする<o:p></o:p>

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☆酒代は惜しくないけれど酒は惜しい、物そのものを愛する、酒呑心理。<o:p></o:p>

☆これだけの労働、これだけの報酬。<o:p></o:p>

☆人間はあまり達者だと横着になる。<o:p></o:p>

☆ときとして感じる、日本の風景は余り美しすぎる。<o:p></o:p>

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 四月四日 雨、曇、晴、行程三里、御厨、とうふや。<o:p></o:p>

腹具合は悪かったが行乞相はよかったと言います。宿はよいのだが電気代を惜しむのが玉にキズ、これはメートルのせいと言いますから、定額制ではなくメーターが導入され始めたということでしょうか。<o:p></o:p>

 夜はゆっくりと飲むとあります。新酒を買ってきて酔っ払います。一合銅貨九銭の追加が酔線を突破させたと笑わしてくれます。おかげグッスリ眠れた、昨夜の分も取り返したとさっぱりした面持ちです。<o:p></o:p>

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 草餅のふるさとの香をいただく<o:p></o:p>

 休み石、それをめぐつて草萌える<o:p></o:p>

 よい湯からよい月へ出た<o:p></o:p>

 はや芽ぶく樹で啼いてゐる