うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 振り込め詐欺に思う

2008-10-25 05:59:47 | 一言

多発する振り込め詐欺<o:p></o:p>

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 警察も銀行も余りの被害の厖大さに本腰を上げたようです。今月はその被害撲滅月間とかでいろいろ各地で対策が練られ、その一部始終がニュースになりました。しかしその効果はいまひとつで、被害を食い止めることは出来なかったようです。俗にいたちごっこと言われますが、相手は対策を立てればそのウラをかき、新ネタの詐欺を働く偏頭脳集団というわけです。個人個人が詐欺に強くなるしか方法はないようです。といっても被害に遭った人(主として中高年、それもご婦人)のお話を聞くと自分だけはそんな被害には遭わない思っていたと、一応は皆さんおっしゃる。それなりに振り込め詐欺が横行していることも存じているし、その手口にも通じておられるのです。それなのにというわけで、小生首を傾げざるを得ません。<o:p></o:p>

 というのも手口としては、孫や子供或いは夫を粧うった電話で会社の金を横領したのが発覚したとか、交通事故を起こしたとか、電車内で痴漢行為を働いた等々の後始末といった古典的なものから、還付金詐欺とかの新しい手口が後を絶たないわけです。還付金詐欺はともかく大方は事を穏便に済ます、金で済めば御の字といった気配が濃厚に働き、それが被害に直結してしまうのが、あらかたのパターンであるような気がするわけです。百万二百万、一千万二千万といった大金がいとも簡単に、無造作に詐欺集団の懐に振り込まれてしまうのです。<o:p></o:p>

 老後の蓄えを一挙に失って、悲嘆にくれる方がおられる事も事実でしょう。しかしあるとこにはあるものだといった驚きもあります。それは犯人の言うままに何回にも亘って、それも百万単位の大金を次々と振り込むといった記事を目にすれば、だれもが驚きかつ唖然とするのは当たり前の事と思います。反面勃発したのが今回の後期高齢者の、僅かな年金から保険料天引きの騒動です。それに不満をぶちまける中高年の方がおるわけで、振り込め詐欺に遭われるお中高年者の存在とは、かなりかけ離れた立場に置かれていて、ここにも格差社会が現実に存在するといった事実に渇目せざるを得ません。<o:p></o:p>

被害に遭われた方が揃って裕福な、お金持ちのお年寄りと決め付けているわけでは毛頭ありませんが、いささか世の中の矛盾を感じずにはいられないわけです。なにしろ年間数百億円の大金が右から左へ移動していくのですから。<o:p></o:p>

 そこに幾ばくかの経済効果が生まれるとおっしゃる御仁が居られるなら、何おか言わんやであります。<o:p></o:p>