うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 昨日の続きで公演終えて

2007-11-24 06:28:15 | 芝居話

朗読劇「ポッポヤ」を終わって帰路に<o:p></o:p>

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 新京成線に乗りこみ一路劇団の所在地八柱へ向かいました。途中鈴木君が仕事とかで下車し、皆はあたしを残して八柱で降ります。座長から花束をかみさんにと頂き一人松戸へ向かいます。時刻は松戸で16時過ぎ、確かに飲むには早いし、お腹も空いていませんので水戸に直行と決めました。緑の窓口で特急の自由席券を指定席券に換えることにします。帰りの時間が定かでなかったので自由席券を購入していたわけです。柏での特急が16時50分なのでかなり待たなくてはなりませんが、結構普通車は混んでいますので座って行けるのですから、多少待つのは先刻承知のことです。<o:p></o:p>

 さてと、水戸駅からわが家行きのバスの時間を調べます。水戸着が17時45分、バスがなんと同時刻発で後は1時間後です。何しろ1時間に1本の本数ですから致し方ありません。水戸で1時間寒空に待つわけにはいきませんし、宵の口に2千円のタクシー代はどうもって思いがあります。柏のホームのベンチで考えます。駅ビルの寿司屋へ寄って食事を済ませて帰るか、当然一杯やらなくてはおさまりませんし、そうなると帰りが1人ではこころ許ありません。家からの水戸駅行きのバスの時間を調べますと、こちらも当然1時間1本ですがうまいことに17時30分のバスがありました。かみさんに電話します。今からなら支度してじゅうぶんに間に合うから出て来ないかというわけでして、かみさん二つ返事で承諾です。続けて娘に夕食は2人とも要らぬとメールを送ります。これで万事OK急行を待つだけで、あたしのが幾分早く寿司屋に座る計算です。咄嗟の頭の回転の良さに、まだまだボケてはいないとにんまりしました。<o:p></o:p>

 運よくカウンターの隅が空いていたので、花束を隅に置きました。店員がお絞りを持って来て愛想を言います。「わあぁ綺麗、バラですね、百合がいい匂い。奥さんにですか」「違うよ、あたしが貰ってきたんだ」即座に否定したものの、考えたら結婚して50年になるというのに花束なんかかみさんに贈ったことなんか皆無ですし、考えたこともありませんでした。<o:p></o:p>

これはあたしに限らず、同時代のお仲間なら皆さんそうだと思うのですがいかがなものか、あたしの独断かも知れません。<o:p></o:p>

 二分もたたないうちにかみさんが現われます。「あら、お花、どうしたの。いい匂い」「座長からあんたにと、自分が貰った花束持たせてくれたんだよ」。そんなわけでとりあえず生ビールを飲み、久保田に切り替え、二杯目に掛かるころかみさんショッピングに行き、その間もう一杯ゆっくり頂きます。肴は中トロに蕁麻疹を恐れず度胸を決めて〆鯖、そして季節の天ぷらと、自分に今日一日ご苦労と労わりながら、コップを傾け箸をすすめました。<o:p></o:p>

 程よい酔いで20時45分のバスで帰ります。バスを降りて暗い外灯の道を、花束抱えたかみさんに腕をとられて覚束ない足取りで歩きます。まるで「お里沢市」の道行きです。しかしものは考えようで、「いい夫婦の日」は明日でしたから、その晩はその前夜祭と。<o:p></o:p>