観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

移住したい希望地ランキングから移住適地を考える

2018-03-14 20:12:28 | 日記
「移住したい」山梨は2位 1位は長野 福島県が8位に躍進(SankeiBiz 2018.3.2 07:34)



>認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」(東京)が発表した昨年の「移住希望地域ランキング」によると、1位は長野県で前年の2位から返り咲いた。

>この5年のトップは山梨、長野両県が毎年入れ替わっており、静岡県は前年に続き3位。いずれも首都圏から近く、高い人気を保っている。

>福島県は、Uターン希望者や30代の相談が増えたといい、センターの担当者は「東日本大震災の復興が進まない中、移住して力になりたいと思う人も多いのではないか」とみている。

>富山県は県内全市町村が参加した大規模な相談会でIターン希望者を獲得、就職相談などの体制強化も奏功したようだ。

勿論、東京から近いという理由は大きいのでしょうが、長野・山梨・静岡の強さが注目されます。

個人的に意外性が高いのは山梨です(山梨の皆さん大変申し訳ありません!)。筆者が山梨に住むと聞いてイメージするのは甲府で、盆地だから暑くて過ごしにくそうというイメージがあります。山梨県の気候特性(甲府地方気象台)を見る限りでは、そうでもなさそうですが、甲府市では「暑さ」に対する取り組みを行っています(甲府市)を見ると、やっぱりそういうイメージありますよね?って感じです。ただ、気象台の情報からは、盆地の平均気温は全国平均値で風が弱く日照時間が多く空気が乾燥している(=蒸し暑くない)ということですから、皆さんよく見ているのかもしれません。長野も同様でしょうが、やはり盆地だと寒暖差はあるようですね(長野県の気候 長野地方気象台)。

移住希望地は大体気候が良さそうなところが並んでいる印象もありますが、長野や山梨の場合、軽井沢や清里高原といった避暑地の過ごし易いイメージもあるかもしれません。日本の夏は過ごしにくい訳ですから、高原に過ごし易いイメージがあるのは当然ですが、居住するとなると冬は寒いのでは?とは思いますよね。しかしながら引退後を想定しても、冬はスキー三昧で意外と楽しいのかもしれません。スキーは生涯スポーツとも言います(22 スキーはなぜ生涯スポーツか(スキー100年目の革命))。生涯スポーツとは(長寿科学振興財団)を参照すると、ゴルフ・テニスも高原の避暑地のイメージですね。引退後のスポーツのイメージであるゲートボール場もあるようです。

この説の難は那須高原のある栃木が見当たらないことです。栃木だって東京に近いのに。フェーン現象・からっ風がいけないんでしょうか?(東京に結構長く住みましたが)西日本の人間にはピンときにくいですが、栃木のイメージはそれほど良くはないみたいですね(栃木県(35位) 20代からの評価11位!大幅上昇のワケ 地域ブランドNEWS)。若者人気は急上昇しているみたいですから、頑張れ栃木!

山梨に戻りますが、富士山のイメージがいいのもあるかもしれませんね。富士五湖で言えば富士河口湖町での田舎暮らしを応援するための総合サイト「富士北麓移住物語」もあるようで、特に力が入っているのかもしれません。行楽地に住むのは楽しそうではあります。

しかし、山梨・長野に住みたいって言われますと、温泉もちょっとあるのかもしれませんね。武田信玄と言えば温泉です(温泉大好き武田信玄!信玄ゆかりの隠し湯温泉巡り5選)。

静岡(静岡県公式移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡)も気候が良さそうですし、富山(富山県移住・定住促進サイト「くらしたい国、富山」)の体制強化も良かったのかもしれません。

ここで話は戻るのですが、地方への移住と言えば近所づきあいがネックだという話もありますよね。そう考えると避暑地というか別荘地が良いという人もいます(移住を考えている人必見!近所付き合いしたくないなら「別荘地」を選べ phantom traveler)。仕事がないだろうことは問題ですが、引退後ならそれも関係ありません。地域に溶け込んでいくのも醍醐味かもしれませんが、苦手な人もいるでしょうし、何より猫も杓子も移住支援のようですから、自治体としては競争相手が多過ぎる印象があるのではないでしょうか?

新幹線があるのが圧倒的優位ですが、小山とあわせて那須塩原は今売りに出されているようです。

新幹線ですぐ東京圏の、「ニア東京な暮らし」。小山・那須塩原の移住・定住促進プロジェクト

大体避暑地ってどんなところがあるんでしょう?検索で確認してみました。

今年はここへ避難!この夏訪れたい絶対おススメの「避暑地」8選(RETRIP)

「ふらの」に住みたい方へ | 富良野市
ふらの市移住促進協議会 -TOP-
移住・定住|北海道美瑛町
セカンドホームびえい|北海道美瑛町

箱根に住もう! − 箱根町

移住者インタビュー − 箱根に住もう! - 箱根町
箱根|田舎暮らし・移住・定住物件を探すならSUUMO(スーモ)移住・田舎暮らし

日光市/日光市移住定住PR動画 - 日光市公式ホームページ
日光市/日光暮らし - 日光市公式ホームページ
日光市/移住・定住 - 日光市公式ホームページ
移住:体験いかが? 日光市が一戸建て住宅無料貸し出し - 毎日新聞
日光市空き家バンク

阿蘇へ移住した人たちの物語|阿蘇ぐらし/阿蘇どまんなか局

移住・定住 - 南阿蘇村ホームページ
移住・定住|南阿蘇 高森町ポータルサイト - TAKAraMORI
移住定住のご案内 – 道の駅 阿蘇 - ASO田園空間博物館

移住・定住 - 洞爺湖町 - Toyako Town
ちょっと暮らし移住体験 - 洞爺湖町 - Toyako Town

奥多摩町/定住支援

奥多摩町/少子化対策・定住化対策
「家がタダ」で「子育て支援702万円」のスゴイ町 | プレジデントオンライン
奥多摩町:移住促進プラン 週1万円で田舎暮らし 「空き家滞在」の参加(毎日新聞)
「住宅の無料支援」を打ち出した奥多摩!じつは「他の移住者むけ支援」も充実してます。(motogram)

RETRIPの8選に選ばれている避暑地の内、高級感溢れる軽井沢と上高地以外は積極的に移住・定住支援を行っています。差別化しやすいがゆえに自治体が力を入れているのだと考えられます。

移住に力を入れている避暑地のページにリンクしましたが、ここで注目するのはSUUMOという移住・田舎ぐらしページです。

田舎暮らし・移住・定住物件を探すならSUUMO(スーモ) 移住・田舎暮らし(RECRUIT)

エリアから探すとかいって、現状では関東と甲信越しか選択肢がありません。これは移住したいランキングに傾向が似ていますが、移住したい人の主要供給源が東京に限られていることを示していると思います。世界一の都市圏人口を持つ都市は違いますね。サイトにある街を検索してこれまで注目していない街をリストアップしてみますと以下の通り。

湯沢町移住定住促進ポータルサイト開設 湯沢町
湯沢町で暮らそうサイト
8月1日よりスタート!湯沢町移住定住促進プロジェクト 湯沢町

「田舎暮らし!千葉房総ねっと」|房総の田舎暮らし物件や古民家・土地などの不動産情報満載!
移住者インタビュー|「田舎暮らし!千葉房総ねっと」
【おせっ会】館山南房総 移住定住 田舎暮らしお手伝いNPO

湘南移住計画 | 湘南で働く、湘南で暮らす
移住 | SHONAN garden(湘南ガーデン)
ザ・湘南物件タイムズ|湘南移住物件ニュースサイト

如何でしょうか?民間での商売の成り立ち具合を見るにつけ湘南の強さが目立ちます。後、千葉・房総。そう考えると、茨城に筆者は可能性を感じます。例えば大洗とか観光地として有名ですよね(大洗観光協会 『よかっぺ大洗』)。埼玉・栃木・群馬も東京からの近さを考えると、まだまだやれるかもしれません。例えば秩父は空き家対策や移住支援に力を入れているようです(移住者の声 - ちちぶ空き家バンク -物件情報ポータルサイト- 移住相談センター/秩父市 - 秩父市役所)。

そう言えば、こんなニュース(甲武信、エコパークに推薦 ユネスコ国内委が決定 日本経済新聞 2018/3/7 18:13)もありました。

甲武信ユネスコエコパークの登録推進について(山梨県)
>山梨県は、埼玉、山梨、長野3県の10市町村および埼玉県、長野県と連携して、秩父多摩甲斐国立公園を中心とする地域のユネスコエコパークの登録を目指します。
>登録を目指す地域の名称は、『甲武信ユネスコエコパーク』です。
>構成自治体(3県10市町村)
>埼玉県、秩父市、小鹿野町
>山梨県、甲府市、山梨市、北杜市、甲斐市、甲州市、小菅村、丹波山村
>長野県、川上村

エコパークって何だろ?

ユネスコエコパークとは|南アルプスユネスコエコパーク公式サイト
ユネスコエコパークとは? - 只見町

そう言えば、福島も移住したいランキングで上位に躍進してますね・・・。

只見町 空き家バンク|只見町公式ホームページ|福島県
奥会津移住交流相談会(移住・只見高校・山村教育留学)|只見町公式 ...

それにしても東京パワーの凄さよ。大阪はまだまだ移住してもらいたいみたいです(ボケない大阪UIJターンプロジェクト 大阪wwwww)。

他のエコパークの移住も検索してみましょう。

移住・定住 | 山ノ内町公式サイト ※長野県/志賀高原

みなかみ町へ移住・定住をご検討中の方へ | みなかみ町 ※群馬県・新潟県/みなかみ
Play FUJIWARA|群馬県みなかみ町藤原の移住支援ポータルサイト

大杉谷移住促進協議会 ※奈良県・三重県/大台ケ原・大峰山・大杉谷
上北山村公式ホームページ | 移住・定住情報

白山市 移住・定住支援のページ ※石川県・福井県・富山県・岐阜県/白山

~Amazing AYA~宮崎県綾町移住促進PRムービー:宮崎県移住・UIJターン情報サイト ※宮崎県/綾
・・・宮崎県も2017年のランキング上位でしたね(「日本のひなた宮崎県」移住・UIJターン情報サイト あったか宮崎ひなた暮らし

屋久島移住ガイド :: ホーム ※鹿児島県/屋久島・口永良部島

大分の人申し訳ありません!祖母・傾・大崩ユネスコエコパークはいいところだと思いますが、移住を考えるには名前のイメージが良くない感じです。

白山・岐阜で何となく世界遺産とインバウンドで著名な飛騨高山を思い出したので検索しました。

移住促進|高山市 - 高山市役所
各種移住支援のご案内|高山市 - 高山市役所

やはりブランドは強い。そして観光地に移住先としての可能性を感じます。環境でイメージが良さそうというのもありますが、余所者を受け入れることに慣れているところがありそうですよね(京都がぶぶ漬けで逆のイメージなのが苦しいところですが)。

京都人の「ぶぶ漬けでもどうどす?」は、今でも本当にあるのか?(THE PAGE)

首都になると、放っておいても来ますから、逆に「来るんじゃねえ」って気持ちが芽生えるんですかね?

他のランキング上位県であるのが当たり前の公式サイト以外のサイトが検索上位で出てくる県は以下の通り。

ひろびろ ひろしま移住サポートメディア
福岡移住計画

移住計画というページはいろいろあるようですね(みんなの移住計画 | 「ここで生きてゆく」人たちの旗印になる)。

広島・福岡は住みたい街ランキングもあるようです。地方から見ると都会の魅力もありますよね。

広島 住みたい街ランキング 2017(suumo)
福岡 住みたい街ランキング 2017(suumo)

住みたい田舎ではこんなランキングがあるようです。

「2018年版 住みたい田舎ベストランキング」(シニアガイド)

>【総合部門】では、「山梨県北杜市(ほくとし)」が1位を獲得しました。「山岳景観や名水、30代の移住が最多」というポイントと、若者や子育て世代を重点的にサポートしている点が評価されました。
>【若者世代部門】では、「大分県臼杵市(うすきし)」が1位となりました。「海・山・里の豊かさと人の魅力が人をひきつける町」と評価されています。
>【子育て世代部門】では、「茨城県常陸太田市(ひたちおおたし)」が1位を獲得しました。『「子育て上手」を掲げる市が、きめ細やかな支援策を実施中』であることがポイントです。
>【シニア世代部門】では、「長野県辰野町(たつのまち)」が1位を獲得しています。「自分のペースでアクティブに草の根的な面白さに満ちた町」と評価されています。
>また、「小さいまち 総合部門」の2位となった「大分県豊後高田市(ぶんごたかだし)」が、「第1回から6年連続でベスト3入りした」ということで、特にピックアップされています。今年は「人気の移住地で、支援策がさらにパワーアップ」したことが評価されています。

>【総合部門】と【シニア世代部門】では、「福岡県北九州市(きたきゅうしゅうし)」が1位となり、二冠を達成しています。「物価が安く、インフラも充実、人にやさしい地方都市の魅力」がポイントとなっています。
>【若者世代部門】では、「栃木県栃木市(とちぎし)」が1位となりました。「若者、子育て世代への手厚い支援制度が自慢。地域おこし協力隊も活躍中」と評価されています。
>【子育て世代部門】では、「福岡県糸島市(いとしまし)」が1位を獲得しました。「福岡空港や博多駅への利便性、子育て世代を応援する仕組みが充実している」ことが評価されました。

大分は2016年の7位ですし、山梨・長野・福岡はランキング上位で、茨城や栃木が穴場というかやはり可能性が眠っている感じがします。

筆者の出身地の松山市はこのランキングで3年連続で四国一位だそうです(松山市が3年連続「住みたい田舎ベストランキング」で四国エリア1位に選ばれました(松山市))。温泉なんですかねぇ・・・。特に若者世代部門で高得点なのだそうです。広島・岡山も移住希望地域ランキング上位ですけど、瀬戸内は気候面で有利かもしれませんね。山梨・長野と同じく雨は少なめです。

全国的な知名度はゼロでしょうけど、愛媛で避暑地というと久万高原があります。

久万高原町へ移住・定住しませんか? - 久万高原町ホームページ


スキー場もありますし、風光明媚な観光地です(久万高原町観光協会)。

四国カルスト繋がりで言えば、他に愛媛県西予市・愛媛県内子町・高知県梼原町・高知県津野町です。

UJIターン | 西予市公式ホームページ
西予市空き家情報 | 西予市公式ホームページ
内子移住サイト - 内子町ホームページ
高知県「梼原町」移住応援サイト しあわせ田舎移住計画「ゆすはら暮らふと」
高知家で暮らす。 梼原町 - 高知県庁
移住するなら高知県「梼原」へ:400万円近い新築助成、保育費&医療費無料、海外留学支援etc…町が本気出してる件(ikedahayato.com)
移住・定住情報 | 津野町

梼原町の本気が半端ないな、金あるなと思った訳ですが、どうも観光で潤っているみたいです(梼原町観光情報 雲の上の町 ゆすはら)。やはり観光+移住は相性が良いのかもしれません。

ここ本当に日本? "雲の上の町"梼原町に年30万人の観光客が押し寄せる理由(マイナビニュース 2016/02/07 04:00:00)


県立自然公園「四国カルスト」

避暑地 - Wikipedia
で定義など確認。

>避暑地(ひしょち)とは、避暑のために訪れる土地。夏でも冷涼な気候であることが求められるため、標高の高い地域や、緯度の高い地域が選ばれることが多い。多くの人が避暑に訪れ、都市化している所もあるが、数軒の別荘が建ち並ぶのみの閑静な避暑地も多い。 海流の影響で真夏日がない釧路は本格的な避暑地である。

>逆の意味として「避寒地」(欧州のリヴィエラ、アメリカのマイアミなど)があり、名称自体は日本では一般的ではないが、年始・年末に多くの日本人が訪れるハワイ・サイパンなどがこれにあたる。

>夏季に酷暑が長期間となることが多い太平洋ベルト地帯の大都市住民の需要が大きく、主だった商業的避暑地は三大都市圏の近辺に多い。中央高地の山梨県・長野県・岐阜県に著名な避暑地が見られる。

>外国人により「山の軽井沢、湖の野尻湖、海の高山」と称され、これらは「日本三大外国人避暑地」とされる。

北海道涼しい釧路で避暑生活 - 北海道釧路に長期滞在・旅行するための情報(釧路長期滞在ビジネス研究会)
冬は寒くてもたくましい、スギ・ヒノキ花粉ゼロアピールwww
体験者の声から探る、「釧路で長期滞在生活」の魅力とは?(北海道ラボ)
夏が涼しい北海道に 「ちょっと暮らし」。一番人気の“釧路”で避暑のすすめ。(tenki.jp)
移住・長期滞在|北海道釧路市ホームページ
釧路の人気観光スポット15選 | 特集 | たびらい

避寒地は聞かない言葉ですが、日本では沖縄・小田原・静岡の興津だそうです(避暑地に比べ、日常会話で通じにくい「避寒地」…日本のオススメ避寒地3選! しらべぇ)。沖縄は誰でも思い浮かべますが、小田原は温暖な神奈川県の海岸地域の中でも丹沢など関東山地が冬の北からの季節風を遮るから特に暖かいのだそう。興津は別荘地で古くから避寒地として利用されてきたようです(興津宿~明治の実力者たちの別荘地 エノカマの旅の途中)(駿河歩人(するがあいんど):興津宿 >明治以降は、伊藤博文、井上馨など明治の元勲たちの別荘が建ち「避寒地」として全国的にも知られています。坐漁荘を建てた元老西園寺公には「興津詣で」と呼ばれるほど多くの要人が訪れていました)。

リヴィエラはフランス~イタリアにまたがる海岸ですが、フランス側はコート・ダジュールといい(プロヴァンス地方)、ニース、アンティーブ(ピカソ美術館)、カンヌ(カンヌ映画祭)、モナコ(カジノ、モナコグランプリ)が著名、イタリア側はリグーリア海岸といい(Visit Riviera)、サンレーモ、ボルディゲーラが国際的観光地でリグーリア州の州とはコロンブスでも有名なジェノヴァ。

フロリダ州(Visit Florida(英語版))で、避寒地として発展したのはマイアミだそう(マイアミ - オーランド観光)。フォートマイヤーズというところも要注目のようです(アメリカ文明の象徴、エジソンとフォードの避寒地、フォートマイヤ−ズ forTravel)。エジソンとフォードって凄いですよね。スポーツ施設や高等教育機関も充実しているようです(フォートマイヤーズ ウィキペディア)。

リゾートはリヴィエラやフロリダを参考にするべき?リヴィエラは数が多いので省略しましたが、マイアミには5つ星ホテルが8件あります(マイアミの5つ星ホテル比較 | マイアミホテル¥7184 から | trivago.jp‎)。

ハワイやサイパンはリゾートとしてもそうですが、日本人の移住先としても著名ですね。2000年のデータでハワイの日系人は州人口の24.5%、全米日系人人口の25.8%がハワイに集中するようです。

夏に酷暑となる太平洋ベルトの大都市住民の需要を吸収してきたのが、山梨・長野でそれがそのまま住みたいランキングに繋がっているようですが、岐阜も商業的避暑地として発達しているようですね。可能性を感じます。

岐阜の高原(じゃらんnet リクルート)

軽井沢の外国人避暑地は旧軽井沢だそうですが、ナウマン象で有名な野尻湖を擁する信濃町(長野県)には神山国際村、日本三景松島(南部)の七ヶ浜町(宮城県)には高山国際村があるようです。

徐薫韓国国家情報院長による安倍総理大臣表敬

2018-03-14 16:18:12 | 注目情報
徐薫韓国国家情報院長による安倍総理大臣表敬(外務省 平成30年3月13日)



>安倍総理大臣から,我が国としても,拉致,核,ミサイルの問題を解決するというのが我が国の基本方針である旨述べ,両者は,北朝鮮の非核化に向けた具体的な行動を引き出すべく,日韓,日韓米の緊密な連携の下,しっかりと取り組んでいくことで一致しました。

当たり前ですけど、言葉通りにやってほしいですよね。

ところで、国家情報院?って思いませんか。

大韓民国国家情報院(ウィキペディア)

>国家情報院(こっかじょうほういん)は、大韓民国(韓国)の国家安全保障に係わる情報・保安及び犯罪捜査などに関する事務を担当するために大統領直属で設置された情報機関である。

情報機関の長が首相と会談するってあまり見ないような気がします。直接的には日本の主要関心事である拉致問題に関係して情報機関の長を送ってきたんでしょうが、少し以前には三浦瑠璃氏のスリーパーセル発言の話題もありましたね。わりに日本を良く見ているのかもしれません。

韓国というとどうしても舐めてしまうところがありますが、防諜意識の高さで言えば、日本より高いという指摘もあります(「日本の情報機関は世界から舐められている」宮田敦司 潮書房光人新社 83p参照)。ある一等空尉は北朝鮮スパイと間違えられたか「変な朝鮮語を話している人物がいる」と警察に通報され事情聴取を受けたそうです。何でも通報者には最高20億ウォン(約2億円)の報奨金が支払われるのだとか。筆者など誣告の国でそんなことしたら、偽情報だらけになって大変そうだな?と思ってしまいますが、それはともかく、北朝鮮スパイに敏感な国であるということはありそうです。日本の方がスパイ天国と言われ、気楽なところがあるのかもしれません。ネットには韓国はレッドチームに行った方がいいと強硬に言い張る方がいらっしゃいますが、北朝鮮が隣国になったら、相当覚悟しないといけないことは間違いありません。常識的に考えれば緩衝国の存在は有り難いものです。最終的かつ不可逆な合意を必死で覆そうとする連中を見るにつけ、常識的に考えていいのだろうか?と思ってしまうことにおいて、筆者も例外ではありませんが。

さて、スリーパーセルの問題ですが、北朝鮮に拉致された人々は日本語の教師をさせられていたことから考えて、いない訳がないという指摘には頷けるものがあります。日本語ができる北朝鮮の手先としては朝鮮総連がありますが、朝鮮総連の人員に日本において特殊訓練を施す訳にはいきませんし、本国で在日を訓練したら誰がスパイかバレバレになってしまいます。在日が北朝鮮で日本語教師をするという手法はありますが、それではせっかくの貴重な日本における人材を失ってしまいますので(日本に戻したら理由をつけて逮捕され情報が洩れる恐れがあるので、二度と日本に入れなくなります)、それもやりにくいところがあります。勢い北朝鮮のようなならずもの国家においては、日本人を拉致してしまえば、日本人になりすますための情報源としては最適じゃないか?という発想になると思います(特殊訓練を施した諜報員に拉致被害者が日本語を教えたり、日本人の仕草をマネさせればいい訳です)。スリーパーセルに否定的な方々は、じゃあ北朝鮮は何のために拉致をして日本語教師させたの?という疑問に答える必要があると思います。北朝鮮だって遊びで拉致をした訳ではないはずです。スパイ天国と揶揄される日本人にはピンときにくい話題ですが(筆者も例外ではなく、スリーパーセル?と最初思ったことは認めなければなりません)、北朝鮮はスパイ輸出国であり、韓国はかなり警戒していますし、日本もターゲットであることは忘れてはならないと思います。

拉致被害者を日本は北朝鮮を騙す形で取り返しましたが、そのことによって分かった情報は実は結構あるのではないかと思います。恐らく拉致被害者が日本語を教えたスパイは使いものにならなくなったでしょう。バレバレですからね。それを考えると、騙してでも取り返さなければ、(特に重要な情報を持つ)拉致被害者は返ってこなかった可能性が高いとも言えます。

先に紹介した宮田氏の本にも工作員が侵入している可能性が根拠を述べながら指摘されていますが(135p~137p)、いると思った方がいいでしょう。問題の性質上、詳細に説明されることはないんでしょうが(何が分かっているかどう認識しているかバレてしまうと、対策されますからね)。

どんな会談をしたか分かりませんが、拉致,核,ミサイルの問題で韓国とも情報交換し連携していく流れに繋がることを期待したいと思います。

以上ですが、「その他の過去のテーマ」の内、「諜報」はこの記事をもってひとまず終わりにしたいと思います(時系列がおかしいことは無視してください)。必要に応じていずれまた書きます。

子どもの貧困(無職世帯の高い乳児死亡率)

2018-03-14 14:11:22 | 政策関連メモ
沖北相補佐官に島尻安伊子氏(産経ニュース 2018.3.2 10:04)

>政府は2日の閣議で、福井照沖縄北方担当相の大臣補佐官に島尻安伊子元沖北相を続投させることを決定した。

>福井照沖北相は同日の閣議後の記者会見で、島尻氏の起用について「補佐官として沖縄振興に関する重要政策、特に子供の貧困、緊急対策の推進を担当していただく」と述べた。

今沖縄関係の政策に力を入れているところなので、子供の貧困にチャレンジしてみようと思っています。基本的に社会保障は苦手分野ですので、分かるところから少しづつやるつもりです。参考にしたのは「子どもの貧困ハンドブック」(かもがわ出版)ですが、全部読んでいる訳でもありませんし、これを全部やればいい!と思っている訳でもありません。基本的に筆者の意見は書いたものが全てであり、それ以上でもそれ以下でもありません。

何でも無職世帯の乳児死亡率って異常に高いらしいですね。


厚生労働省

100人以上常用勤労者がいる企業において1000人の内1.1人の死亡率に対して、無職世帯の乳児死亡率は15.7人になっています。ついで死亡率が高いその他でも3.2人ですから、かなり突出した死亡率になっているのが分かると思います。これは結構衝撃的です。

これの原因はいろいろあるのかもしれませんが、ひとつにはお金の問題で妊婦健診を受けられていないことが考えられます。

妊婦健診はなぜ必要? 飛び込み出産が危険なわけ(All About 健康・医療)

>日本は母体死亡率や周産期死亡率が世界一低く、医療技術が発達しているゆえに、お産が安全なものだと考えられていますが

>母体や妊娠経過についての情報がないのはとても困るので、妊婦健診はきちんと受けていただきたいです。最近は自治体から母子手帳と一緒に妊婦健診の無料券を配布していますので、家計の節約のために妊婦健診を受けなかった、ということがないようになれば、と思っています。

日本は基本的にはお産が安全な国のようですが、それも医療技術が発達しているからなのであって、ちゃんとした医療が受けられなければ勿論乳児死亡率は高まると考えられます。無職世帯だけが突出していることから、病院の違いというよりは、その前の検診がより重要なのではないかと推測しました。無職世帯だと一切検診せず飛び込み出産になりやすいのではないでしょうか?そしてそれが乳児死亡率に大きく影響しているのだと考えられます。

未受診や飛込みによる出産等実態調査について(2010年調査報告(平成22年度))(大阪府 平成27年1月27日)

>平成21年1月から12月の1年間に、大阪府で発生した未受診妊婦の頻度は、府内の500分娩に1例であった。うち69.0%は周産期学的ハイリスク群で、続発した母体新生児合併症のいくつかは予防できたと考えられた。周産期死亡率は19.7で、これは40年前(1970年)と同等である(2008年は4.0)。低出生体重児や早産児、NICU入院も多く、未受診が母子共に極めてリスクの高い事象であることが浮き彫りになった。

>また、平成21年度調査では未受診妊婦が医学的にハイリスクであると同時に、社会的に大きな問題であることを明らかにした。すなわち、未受診の理由として「経済的理由」を挙げた者は3割であり、経済的支援のみでは解決しない事例が多いと考えられた。

意外にも経済的理由は3割に過ぎないようです。対策としては、養育支援訪問事業があるようです(養育支援訪問事業ガイドライン 厚生労働省)。4.養育支援訪問事業の実施状況調査(厚生労働省)を見ると、市町村の実施率は石川・大阪・山口で100%、一方では5割を切っている県もあります。訪問実施家庭数・訪問延べ件数を見ると、市町村における実施率がそれほどでもない県でも人口のわりによく実施されている県もあって、非常に地域差が大きいのではないかと考えられます。

お金の問題ではなく妊婦健診を受けない世帯には問題も多いと考えられ、実施数だけでなく、実施内容が求められるのではないかと考えられますが、本気でやるとなるとかなりハードな仕事になるのではないかと思います。地域差も含めて実態調査があった方がいいかもしれませんね。

お金の問題に関して言えば、補助券の配布がありますが、5~10万は必要なようです(妊婦健診とは?頻度や回数、費用は?補助券はどこでもらう? こそだてパック)。

今回は無職世帯の高い乳児死亡率を例にとりましたが、どうも子どもの貧困の解消とはそう容易ではない印象です。子どもの貧困・格差を解消するためには、無職世帯の高い乳児死亡率を下げる必要がありますが、経済支援や養育支援がどの程度有効か検証する必要があると考えられます。エビデンスに基づく政策という奴ですね。

エビデンスに基づく政策形成に必要な「データ分析の力」とは?
(RIETI 独立行政法人経済産業研究所)

エビデンスに基づく政策は重要でしょうが、これにも課題があって因果関係と相関関係を見極める思考法が重要だという指摘があるようです。因果関係と相関関係が分からないようでは、エビデンスに基づく政策はできないということになりますが、これからの時代、AIに負けないためにもその辺が分かる思考力が重要になってくるのかもしれません。