旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

福岡空港新ターミナル建設-19

2016-10-16 06:53:52 | 福岡空港国内線再整備

       

第一ターミナル閉鎖に伴い、これまで地下鉄空港駅から第二ターミナル1階部分に繋がっていたエスカレーターが使えなくなり、その代わり、新ターミナル部分に新しいエスカレーターと階段ができている。 

       

       

       

       

ここから、工事中の1階部分の狭い通路を抜けてターミナルに向かうことになる。 

       

       

新ターミナル前のコンコースは既にバス乗り場等に利用されている。 

       

       

解体が始まっている旧ターミナル 

       

       

旧第一ターミナルから移転してきた各航空会社のカウンター

       

       

       

       

大規模な改修工事が始まった旧第二ターミナル部分

       

       

From Face Book: The new escalator from the subway station to the entrance of the terminal building begins to operate.


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Prof. Cho講演会

2016-10-15 06:54:15 | 行事(大学関係)

       

本応用化学科のK先生のお世話で、韓国Hanyang大学のCheon-Gyu Cho教授の講演会が行われた。 

       

それに先立ち私の部屋で40分ほど研究の話をした。 

       

講演はインドール関連の合成に関するもので、少し専門とは異なってはいたが理路整然とした研究の進め方には感心させられた。 アメリカ滞在が長く、英語も非常にお上手であった。 

       

       

       

その後、懇親会を行ったが研究以外の話にも大いに盛り上がった。 

       

       

       

もちろんその中では大学の話も多かったが、現ポジションではほとんどの時間を研究と教育に使えるとのことであった。。 

       

       

       

       

翻って、我々の現状を思うと、学内の規則を少し変えるためだけにに、おそらく誰も詳しくは見ないと思われる“履歴書”と“研究業績書”の新規作成、形式がこれまでと変わっているので、これだけで、ほぼ1日、PCの前に座っていた。 

       

       

       

そして、たった数名の大学院入学定員をどうするかで、教授十数人が3時間弱の会議。 どう考えても、いろいろなシステムが機能しなくなっているような気がする。

       

       

From Face Book: We had the special seminar entitled “Intramolecular Fischer Indole Synthesis as a New Tool in Alkaloid Natural Product Synthesis” given by Prof. Cho from Hanyang University, Korea.

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59回目の誕生日

2016-10-14 13:59:35 | 日々の出来事

       

10月13日に、59回目の誕生日を迎えた。 昼休みに研究室の学生諸君からケーキでお祝いしてもらった。 

       

誕生日を迎えて嬉しい歳はとっくに過ぎてはいるが、このような心遣いは嬉しいものである。 

       

       

現状の研究活動も、残りがだんだん少なくなってきた。 ふと振り返ると、30代、40代の頃、一体何をやっていたのだろうか? 当時は、何となく時間はいくらでもあると思っていたような気がする。 終わって気が付く与えられた時の大事さである。 時の流れは、誰にでも平等である。

       

From Face Book: My 59th birthday has come.

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小郡高校PTA研究室見学

2016-10-13 12:57:24 | 行事(大学関係)

       

先日、福岡県立小郡高等学校から大学見学の一環として研究室見学を依頼されたので、快くお引き受けした。 最初は高校生とばかり思っていたが、実は同校のPTAの方々であった。 1年生と3年生の母親の方が主だった。 どんな話から始めて良いのかちょっと困るのだが、このような時は、水18mlをお見せして、その中にある水分子の数の話を分かりやすくするようにしている。

       

From Face Book: I have shown my lab to PTA members of Ogori high school.

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研究室紹介(10月)

2016-10-12 12:32:48 | 行事(大学関係)

       

本応用化学科では、数年前より3年生の11月と12月に二つの研究室を体験できる仮配属を実施している。 そのための研究室紹介が行われた。 

       

       

週に数回ではあるが、研究室に顔を出し、その雰囲気に触れることで4年配属時のミスマッチを防ぐこともできる。 どんなに些細なことであっても、自分が世界で初めてやるんだという楽しさを研究で味わって欲しい。

       

From Face Book: The faculty members have shown what they are doing as their research for the junior in our department.

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A complimentary ticket

2016-10-11 12:38:22 | グルメ

       

昨年度末に研究室の卒業生から戴いた「Café-T」を使わせてもらった。 

       

これは、中に同封されている十数店舗から好きな店を選んで、そこのランチを食べることができるという、私にとっては非常に嬉しい学生からのプレゼントであった。 和食から洋食までいろいろな店を選ぶことができるが、今回は、中央区浄水通にある「ヴェルフォンセ」というレストランでフリーランチを食べることにした。 

       

       

       

フランス語で”深き緑”という意味らしいこのレストランは、階下は写真スタジオ、その他チャペルも併設されているようで結婚式場としても利用されている。 

       

       

       

       

そんなわけで雰囲気も良く、ゆったりとした時間を味わうことができた。 外の庭にもテーブル、イスがあったが、どうもそこでは食事はできないようであった。 

       

From Face Book: I used the free lunch tickets called “Café-T” that was the present from my students.

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折尾駅周辺連続立体交差事業ー6(蓄電池電車)

2016-10-10 11:37:07 | 折尾駅周辺連続立体交差事業




       

折尾駅から筑豊本線若松方面への高架工事も進んでいるようである。 

       

この区間電化は行われないが、
架線式蓄電池電車が初めて導入される。 この車両にはリチウムイオン電池(高電圧・大容量蓄電池)を搭載されており、交流電化区間では従来の電車と同様、パンタグラフを使って架線から電気を取り入れ、モーターに電力を
給するとともに蓄電池に充電する。 

       

       

そして非電化区間では蓄電池からモーターに電力を供給し走行する。 折尾から直方方面は既に電化されており、また、折尾-若松間は約10キロなので、この蓄電池電車を活用するには適当な区間であろう。 この車両の愛称は、「DENCHA」で「Dual Energy Charge Train」の略で、実は10月19日から若松-折尾間1日4往復の営業運転が始まる。 この分野は、今後大いに発展していくことが期待される。 非常に楽しみである。 

       

       

       

       

       

       

       

新折尾駅の新ホームも完成しつつあり、架線用ポールも大部分設置が終わったようである。

       

From Face Book: The new railway car that is so-called “DENCHA” meaning “dual energy charge train” is supposed to start its service.




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基礎研究への少額ばらまき

2016-10-09 10:21:58 | 大学のこと

       

ノーベル生理学医学賞の受賞が決まった東京工業大学の大隅良典先生が某新聞社のインタビューに対して、「日本の科学技術力の底上げに向け社会全体で基礎研究を支える仕組みが必要だ。さらに年間100万円のお金があれば、やりたいことをやれる研究者が日本にはたくさんいる。 言葉は悪いが、もう少し研究費をばらまいてほしい。 小さな芽をたくさん育てなければ、大きなとんがった成果は生まれない。日本の国力なら十分できるはずだ」と語られている。 現在の行き過ぎた「選択と集中」に警鐘を鳴らされているのかもしれない。 

       

特に有機合成関連の分野では、もちろんアイディアは必要だが、ちょっとしたガラス器具と試薬があれば、研究は前へ進めることができ、論文として成果を報告することも可能だろう。 しかしながら、現状は、少なくない先生方が、その最低の研究費さえも廻って来ない現実に直面している。 ある意味、宝の持ち腐れである。 1億円をお一人の先生に配分するより、100人の研究者に100万円配ったほうが、全体としての量的なアウトプットは大きくなることは間違いない。 ただ、以前、ある方にこの話をしたところ、「T君、この社会ではね、お金を配るところが一番偉く、そして威厳を持ちたいんだよ。 だから、配ってもらって有難いという意識を植え付けるために、配るお金に差をつけるんだよ」のようなことを言われたことがある。 まあ、今の政治、社会のシステムの不合理を考えると、このことはあながち間違った指摘ではないだろう。

       

From Face Book: Distribution of a small amount of money to a basic research is a crucial matter for future of Japan.

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折尾駅周辺連続立体交差事業-5(オリオンプラザ)

2016-10-08 13:03:11 | 折尾駅周辺連続立体交差事業

       

大規模な工事が進行中の折尾駅であるが、その傍に「オリオンプラザ」という4階建のビルがある。 随分と古びた感じのする建物で、そのビルの上には「和」のこれまた打ち捨てられたような広告塔が残っている。 ここは、以前、西鉄の折尾電停があり、それに併設する形で丸和スーパーが営業していた。 電車廃線の影響で営業休止になったようである。 

       

       

       

       

現在は、4階には図書館、3階には某予備校が入居しているが、実はその1階に、この折尾駅周辺開発事業を詳しく説明しているコーナーがある。 模型もあり非常に分かりやすくなっている。 

       

       

4階のエレベーターホールから、建設が進む新折尾駅を望むことができ、ここから写真を撮っている。 それにしても、このビルの1階部分、とてもターミナル駅正面のビルとは思えないほど寂れている。 

       

       

近代的なターミナルに立て代わったとしても、以前のような活気は戻ってくるのだろうか? 甚だ疑問である。

From Face Book: A deserted building near the new Orio station under construction.

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2016年ノーベル化学賞

2016-10-07 12:39:01 | 大学のこと

       

今年(2016)のノーベル化学賞は、Jean-Pierre Sauvage氏(フランス ストラスブール大学)、J Fraser Stoddart氏(アメリカ ノースウェスタン大学)、Bernard Feringa氏(オランダフローニンゲン大学)に決まった。 受賞理由は「分子マシンの設計と合成への貢献」ということで、私の専門である構造有機化学の領域である「超分子化学」の分野で、馴染みのある内容である。 実際に、Stoddart教授とSauvage教授にはお会いしたこともある。 特に、Stoddart教授がUCLAにおられた1997年当時、ちょうど隣りの研究室のA先生がStoddart研に留学されていたので訪問し、1時間程度、研究の話をさせて戴いたのを憶えている。 当時はまだOHP使っていたような気がする。 もちろんこの3人の先生方の研究業績は素晴らしいものであることは間違いない。 しかしながら、以下は全く個人的な意見だが、この分野で大きな貢献をされた研究者の中で、上述の3人に全く引けを取らない人も少なくないような気がする。 例えば、現九州大学特別主幹教授のS先生(A先生の元ボス)は、分子マシンの基本となる多くの超分子的な特性を明らかにされており、今回の受賞メンバーに含まれても、何の遜色もないだけに、非常に残念であった。 全く余談だが、もし、福岡ご出身のS先生が受賞されていたら、今年のノーベル賞は福岡三昧であった。

From Face Book: 2016 Chemistry laureates developed the world's smallest machines.

 

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ノーベル賞受賞と現実

2016-10-06 20:21:15 | 大学のこと

       

今年のノーベル医学・生理学賞を大隅良典・東京工業大栄誉教授が受賞された。 特に、地元福岡出身ということもあり、これまで以上に受賞を嬉しく感じた。 日本人のノーベル賞受賞は3年連続で25人目であるが、ただ、将来的な見通しに関しては、必ずしも楽観できる状況ではないとの意見も多い。 

       

その一例が、先月、北大で発表された大幅な人件費削減である。 要約すると、
国立大の運営交付金ルールで年1.6%削減が課されており、平成29年度から平成33年度までの5年間で55億円が不足する見込みで、そのために、医学部、歯学部等以外で、一律14.4%の人件費を削減(教授だと205人分相当)するというものである。 すなわち、平成29年度から退職者の不補充、任期付き教員の雇い止め、昇任の停止、経費カットなどで対応していくようである。 旧帝大である北大でさえ、このような厳しい状況であることから、他の多くの国立大学はさらに深刻な状況であることは間違いない。 

       

本学においても、大学における教育・研究組織として機能しうる最低の人的パワーさえなくなりつつ状況であり、組織をいじったり、規則を変えたりすることでは、もうどうしようもない状態にまで悪化している。 本学科も、教員の数は、一時期の三分の二以下、さらには機器分析センターの技官の補充もなく、研究基盤の弱体化が急速に進んでいる。 大学で研究職について30年になるが、これまで以上に、強く閉塞感、停滞感を感じている。 今は、まだ多くの先生方が、何とかしようと頑張っておられることは間違いないが、ただ、これ以上、状況が悪化してしまうと、そんな意欲も削がれ、「あきらめ感」になってしまうかもしれない。 そうなったら、ほんとうに大変である。 南カルフォルニア大学では、同時期、化学科のファカルティメンバーの数は約1.8倍に増加している。

       

From Face Book: We are facing a severe budget cut for universities ever.

 

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福岡空港新ターミナル建設ー18(第1ターミナル閉鎖-3)

2016-10-05 06:43:33 | 福岡空港国内線再整備

       

帰宅時に、本日(10月4日)に閉鎖される第一ターミナルに寄ってみた。 

       

       

       

       

       

最終便の到着が10時頃なので、その時間帯の到着口には報道関係者も含め多くの人が集まっていた。 

       

       

出てくる乗客には記念品が配布されていたようである。 最後の乗客が出た後、扉が閉じられ、これでこのターミナルの役目も終了した。 

       

それと前後して、慌ただしチェックインカウンターの解体、移動が行われていた。 

       

       

       

       

       

       

このように深夜の限られた時間内で、業務を大きなミスなく移管するのは、まさに日本のお家芸であろう。 

       

       

       

       

諸外国では、こうはいかない。 

       

       

到着口で写真を撮っていたら、特別に記念品も戴けた。 

       

       

明日からは、第二、第三の呼称がなくなり、国内線旅客ターミナルとなるとのことである。

       

From Face Book: The last day of the terminal No.1 of Fukuoka airport.

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福岡空港新ターミナル建設ー17

2016-10-04 11:41:09 | 福岡空港国内線再整備

       

今回の第一ターミナル閉鎖に伴い、ここを利用していた多くの路線が第二、第三ターミナルに移ることになる。 

       

       

       

そのため、現在、第三ターミナルで突貫工事が行われているようである。 

       

       

4-5ヶ所の新しいボーディングブリッジがここから北側に新設されており、それらも含めた新しい搭乗口が出来つつある。

       

From Face Book: A new boarding area is being constructed.

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福岡空港新ターミナル建設ー16(第1ターミナル閉鎖ー2)

2016-10-03 12:50:32 | 福岡空港国内線再整備

       

第一ターミナルの4階には、これまたレトロな感じの展望室がある。 

       

       

ここは、自宅から歩いて5、6分のところにあるため、休日など本やパソコンを持って過ごした場所でもある。 

       

       

空調も完備しており、自販機や、テーブル、イスもあり、そして何よりも頻繁に離発着する航空機を眺めることができ私にとっては、非常に居心地の良かった場所である。 また、ターミナルの端にあるため、人も少なく、空港で働いている人が昼食時に弁当を食べているようなのどかな空間でもあった。 もちろん無料である。 

       

       

       

       

ここへは螺旋階段で登るのだが、そこには新ターミナルの予想図が掲示してあったが、新しいターミナルには、こんな気楽な“無料休憩所”はできないだろうなあ。 

       

       

       

また、3階部分は、ちょっとしたデッキになっていて外にも出ることができる。 

       

       
誰か大事な人を見送っているのだろうか。 

       
47年前の風景

From Face Book: I used to spend a pastime at the observation room on the fourth floor of the terminal No.1 of Fukuoka airport.

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福岡空港新ターミナル建設ー15(第1ターミナル閉鎖-1)

2016-10-02 10:22:19 | 福岡空港国内線再整備

       

福岡空港国内線ターミナル再編事業の一環として、いよいよ来週の火曜日(10月4日)をもって第一ターミナルが閉鎖される。 

       

       

       

その前に、ターミナル内を撮影しておいた。 このターミナルは、1969年(昭和44年)の4月16日に運用を開始しており、47年間の歴史に終止符が打たれる。 

       

       

       

       

       

現在は、幹線である東京、大阪、名古屋、那覇、札幌路線以外のローカル路線が、主に使用している。 

       

       

       

随分と古びた感じのビルになってしまったが、実は、日本で初めて、ボーディングブリッジが設置されたターミナルである。 今では、当たり前になっているが、当時は、雨に濡れずに搭乗できる画期的なものとして脚光を浴びたことを、かすかに記憶している。

       

       

       

それにしても、現在多くのエアラインがこのターミナルを使用しているので、一夜で、第二、第三ターミナルに搭乗カウンター等を移設するのは大変な作業となるだろう。

       

From Face Book: The terminal No.1 of Fukuoka airport is supposed to close on October 4th in 2016.

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