少し前になるが、昨年の暮れ、大瀧詠一が亡くなった。 我々の世代にとっては、好き嫌いは別として、非常にインパクトにあるソングライターであった。 あまりにも有名な「A LONG VACATION」が発売されたのは、私がちょうど修士の学生の頃であった。 カセットテープに録音し初期のウォークマンで聴いていた。 その後は、仙人のような生活だったようだが、所謂団塊の世代と、我々の世代との生き方の違いを感じさせる人物であった。
週末、部屋の片づけをしていたら、ほとんど忘れていた記念の品が出てきた。 助手時代、お世話になった先生の還暦祝いでの記念品である。 先生は数年前に亡くなられたが、1日のほとんどの時間を研究に使えたあの当時の研究室の雰囲気がふと懐かしくなった。 もう25年以上前のことである。 時の移り変わりは速い。
福岡では珍しいテックス・メックス料理が食べられるレストランに行ってみた。 このテックス・メックス(TexMex)は、一般的には、メキシコ風のアメリカ料理を表す言葉であり、Texはテキサス州のことである。
もちろん南カルフォルニアは、メキシコの影響を強く受けており、料理もメキシコ料理に起源を持つものが多い。 そんなわけで、ここで、タコス、ブリトー、メキシカンライスをサルサソースと一緒に食べると、懐かしく感じる。 ここのオーナーもアメリカ生活が長かったということである。
数えきれないブログの中で、ずっとフォローしてきたブログがある。 若者二人が、ワゴン車三菱デリカで、陸路世界一周する旅「誰でも体験できる世界一周 Look」というタイトルのブログである。 約2年間かけて、ユーラシア大陸、ヨーロッパ、アフリカ、そして南アメリカを回り、昨年末にアメリカロサンゼルスでその長大な旅を終えたものである。 日々、更新される内容を楽しみにしていた。 就活もしないで、2年間の車での世界一周に対して、おそらく、今の日本では、否定的な意見が多いかもしれない。 しかし、世界一の日本の平穏、衛生的、安全な暮らしの中では、決して遭遇できないようなことを体験したことは、間違いなく、今後の人生に厚みを加えることは間違いない。 何より1度しかない人生の過ごし方として、個人的には非常に羨ましい。 まだまだ諦めないぞ。
博多川沿いに、世界各国のビールを豊富に取り揃えたブリティッシュパブ「British Pub MORRIS’ HIPPO(モーリス ヒッポ)」がある。
大好きなギネスビールや英国エールビールなど、7種の樽生ビールを初め、世界のビールが50種類以上あるそうである。 オニオンリングタワーも美味しかった。 もう少し暖かくなって、外で飲めるようになるともっと居心地の良い場所になるだろう。
山笠(博多祇園山笠)(西流、奈良屋町二区)でお世話になっているY先輩が亡くなられた。 山笠に参加するようになった30年前、何も知らない私に山笠のことを教えていただいた方の一人である。 それぞれの普段の仕事場では、人から怒られることがないような立場の40、50代の我々が、よくY先輩から叱られた。 時には、深夜まで正座して、話を聞かされた。 今の社会では、もう見られなくなった光景かもしれない。 正直、辛いなあと感じた者もいただろうが、だからと言って、山笠から離れていった者もいなかった。 直会(山笠行事の中での反省会)で、「おまえ、誰や? おれ知らんじぇ、帰りやい」(標準語「あなたは誰ですか? 私は知りません。 帰ったらどうですか」、英語「Who are you? I have never seen you before. So go back home!」と、何度、言われたことか。 もちろん、20年も30年も一緒に山笠に参加しているわけで知らないはずがないのだが、よく言われた。 普通の感覚では少し理解しにくいかもしれないが、こう言われると、仲間として認められたような気がしたものである。 もう、そんなY先輩もいなくなった。 直会の席で、焼酎を飲みながら「やかましか、おまえ、だまっとけ」と叫ぶ姿も見ることができない。 ほんとうに寂しい。
1年生の応用化学自由研究の発表練習を行った。 これは、興味のあるテーマを選び、それについて調べ、まとめ、発表する科目である。 発表時間は7分と短いので、時間内に話し終わるのが、なかなか難しいようである。
某新聞の社説に「首都・東京の未来 もう「集中」はいらない」という社説が掲載されていた。 確かに、出張で東京に行くと、地方との格差には愕然とするし、このような度を越えた集中が無駄の温床であることも間違いない。 ただ、社説の中で、「東京にますます人もカネもモノも集めようといわんばかりの時代錯誤的な空気も感じてしまう。」とまで批判するなら、自分達の本社は地方に移してみてはどうだろう。 しかしながら決してそんなことはしないだろう。 説得力のない批判である。 これだけ世界レベルで情報網が発達しているのに、東京にこだわるのは、やはり日本固有の人間関係なのだろうか。 以前も書いたが、アメリカの巨大企業の本社を見てみると、グーグルはマウンテンヴュー(カリフォルニア州)、マイクロソフトはレドモンド(ワシントン州)、アップルはクパティーノ(カリフォルニア州)、この3ヶ所など聞いたこともない町だろう。 さらにCNNとUPSはアトランタ(ジョージア州)、フェデックスはメンフィス(テネシー州)、ユナイテッド航空はシカゴ(イリノイ州)、アメリカン航空はフォートワース(テキサス州)、アマゾンはシアトル(ワシントン州)である。
今年最初のグループミーティングを行った。 修論、卒論の仕上げまであと2ヶ月を切った。 修論、卒論には、小さいながらもストーリーが必要だと考えている。 これまでの結果を基盤に、それぞれ研究のストーリーを作って欲しい。
昨年の暮れに、たくさんのカレンダーを戴いた。 大変嬉しく、いろいろな種類があるのだが、個人的にはどうも使いにくく、結局自分で使うもの(A4サイズ、台紙付、予定記入スペース、日柄記載)は購入している。 極力無駄にならないように、必要な方にお配りしている。
福岡市に隣接する糸島市にあるハーブガーデンプティール倶楽部に行ってみた。
6000坪の敷地に200種類の様々なハーブが咲いているハーブガーデン内にレストランがある。 なかなか居心地の良い場所で外の風景も悪くはない。
ガーデン内で収穫されたハーブは、ハーブティー等として店内で販売されていた。
帰りに近くの雷山観音に寄った。 不思議と落ち着く場所である。
今年は、例年になく所用の少ない正月になった。 スポーツジムも休みなので、読書に多くの時間を割くことができた。 特にこの三冊が面白かった。 「大学の淘汰が始まった」を読んで感じたことだが、時代に即した大学組織の改革が必要なことは明らかであるが、何か一番大切なことが抜けている。 すなわち、特に国立大学の場合、多大な労力が必要な改革を担うのは、本来、教育と研究に携わるべき教員であるということである。 言い換えると、会議、会議に追われ、教育、研究にほとんど関与できない教員の割合が確実に増えている。 それは、規模の小さな大学ほど学生の教育に、より大きな影響が出ているのが現状である。
博多区の中洲川端界隈でちょっと時間を過ごす必要がある時に利用するのが、福岡アジア美術館に併設しているFAAM CAFEである。
普段読めないような雑誌も置いてあり、また長居しても構わないような雰囲気なので、特に重宝している。 先日、訪れた時は、スタジオジブリレイアウト展が開催されていた。
ちょうど偶然に「風立ちぬ」の批判記事特集が目に触れたので、興味深く読みふけってしまった。
いつもこの時期に思うことがある。 もっと世界のことを知りたい。 もっと歴史のことを学びたい。 もっと音楽のことも理解したい。 もっといろんな本を読みたい。 もっといろんな芸術作品にも触れたい。 こう書くときりがないくらい、もっといろんなことを見たい、経験したい、知りたい。 当たり前のことだが時間は限られている。 ただこの与えられた時間をどうアレンジしていくかによって、定められた時間を膨らませることも十分に可能である。 今年は、これまで以上に時間のアレンジメントにこだわってみたい。
櫛田神社に初詣に出かけた。 今年は例年になく暖かく行列に並ぶのも随分と楽であった。
天慶四年(941)に山城国の祇園社を勧請したのが創祀だと言われており、また博多の総氏神様としては最古の歴史を有し、博多祇園山笠が奉納される神社である。
我々のように山笠に関わる者にとっては非常に大事な存在である。