JR九州の新しい観光列車「かんぱち・いちろく」の運行がこの週末から始まった。 3両編成で、1号車と3号車は、「いさぶろう・しんぺい」で使用されていたキハ47形、2号車はキハ125形である。 博多~別府間を久大本線経由で結ぶ特急列車で、料金は食事付きで、1万8000円~2万3000円ということである。 単純に考えると運賃以外の料金が1万1000円~1万6000円ということになる。 この料金を含めこのような「観光列車」をどう考えるかは自由だが、鉄道ファンの一人としては、ちょっと違和感を感じるのも事実である。 沿線からは人が去り、駅前の多くは廃れてつつある鉄路を、高級料理を食べながらピカピカの列車での移動。
ある関係者の話によると、今後、値段をかなり高く設定しても、外国人観光客の需要は増えるらしい。 そうなるといよいよ列車の中と外の世界の解離が進んでしまう、これで良いのだろうか。 そうは言うものの、一度は乗ってみたいものである。 ちなみに、JR九州では、「観光列車」と呼ばずに、「D&S列車」と呼んでおり、これは「デザイン(Design)」、と「ストーリー(Story)」を意味するとのことである。
From Face Book: D&S trains
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