「ポーランド・ユダヤ人歴史博物館」を訪れることができた。
これは、ワルシャワゲットー蜂起70周年を記念して、2013年に建てられたもので、非常に立派な施設であった。
ここは通称「POLIN」と呼ばれているが、この「POLIN」とはヘブライ語でポーランドを意味するとのことである。
ほんとうに充実した博物館で、日本語のオーディオガイドもあり、よく理解できた。
中世から現在までの約1000年におよぶポーランドのユダヤ人の歴史が多様な資料やジオラマなどによって説明されている。
実は、この建物の前には、「ワルシャワゲットー蜂起記念碑」がある。 1939年、ナチスドイツ軍が隣国ポーランドに侵攻し、ポーランドはあっというまにドイツに占領された。
当時、ワルシャワ市民の約30パーセントはユダヤ人で、彼らはゲットーと呼ばれる居住地区に閉じ込められ、その後、続々と強制収容所へと移送されていき、多くは虐殺されている。
1943年、ゲットーのユダヤ人たちはナチスに対する武力闘争を開始するが、1ヶ月足らずで、ドイツ軍に鎮圧され、これまたほとんどの人が虐殺された。 この犠牲者を慰霊するのが、「ワルシャワゲットー蜂起記念碑」である。
現代の平和な日本に暮らしている我々には、想像を絶する世界である。
From Face Book: Muzeum Historii Żydów Polskich POLIN.
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