ニューヨークからボストンに移動したが、前々からどうしても乗ってみたかった「アセラエクスプレス」を利用した。 この「Acela」はAccelerationとExcellenceからの言葉で、全米唯一の「高速列車(?)」で、ワシントンDCとボストン間730キロを結んでいる。
ニューヨークペン駅に行くと、予想以上の混雑で少し驚いた。
それも当然で発着列車数もこれまた非常に多くアメリカらしくない光景である。
ホームがわかると、皆、急いで動きだす。
ゆったりとした車内
食事のメニュー、ランチは4種類から選べる。 今回は、cod(たら)にした。
掲示板に発車時刻とともに、遅れ等もかなり正確に表示されていたが、日本と全く異なるのは、列車が到着する5-10分前にならないとどのホームから発車するのがわからないことである。 時刻表に発着ホームも記載してある日本の鉄道システムの緻密さには改めて感心させられる。 アセラのような高速列車でも事情は同じで、10分前に表示され、乗降客は皆急いでそのホームに向かった。 これでは、列車に遅れが出るのは当然であろう。
ニューヨークの市街地を抜けると郊外の街並みが続くが、この辺りの速度は、ほぼ快速電車並みである。
それもそのはずで、約700キロを約7時間で結んでいるので、平均は時速100キロである。
アメリカらしい設備(残念ながら新幹線にはない)(For Disabilities)
ちなみに、日本の新幹線は、例えば東京-博多間約1000キロを約5時間で結んでいるので、その違いは明白である。 ただ、新幹線車両と比べ、はるかにゆったりとした車内で、ワインや食事のサービスもある。
ホームで缶ビールと駅弁を買って電車に飛び乗る日本と、この点は全く違う。 よく考えると、どちらが豊かなのかはわからない。
ニューヨークのような大都会でも、ちょっと郊外に出ると、豊かな自然と富裕層の家並が続く。
ボストン近くのニューヘブンからは新しい軌道を走るのか随分と速度があがり、多分200キロ程度で走っているとは思うが、その際の車体の揺れは激しい。
ボストン市内に入り、オレンジラインと並走
ボストンサウスステーション近くのカーブ
ボストンサウスステーションのホーム
ボストンサウスステーション構内
From Face Book: I have traveled from New York to Boston by using Acela Express.
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