10月14日は「鉄道の日」だった。 「鉄道記念日」からこの「鉄道の日」に名称が変更になって30年ということである。 また国鉄が民営化されて37年でもある。 その間、鉄道自体の進歩も凄まじいものがあった反面、鉄道を取り巻く環境は厳しくなる一方である。 私が学生の頃の路線図と現在の路線図を較べると、新規路線は、新幹線と大都市近郊のみで、その何倍もの在来線が全国から消えてしまった。 一方、今朝の朝刊には、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星」の記事が出ていた。 100万円を超えるような料金にも関わらず、十数倍の競争率だそうである。 まあ、これはこれで良いのだが、私の中の「鉄道への想い」に照らすと、やはり違和感がある。 1日に数本の列車しか運行されておらず、人々の生活さえも失われつつある地域に、ぴかぴかの豪華列車が走る姿は、やはり本来の「鉄路」とはちょっと違うような気がする。 しかしながら、これも時の流れかもしれない。 ちょっと寂しい。 こんな時は、「大いなる旅路」に癒される。 『なつかしい人がはるかな日々が 時の流れこえて ほら めぐる旅路さ』
From face Book: The anniversary of Japan railway.