ヒデ坊!の?つれづれ道草(´ω`;)

memories & ... そこはかとなく書きつくれば

立花の毘沙門天

2011年07月27日 | うろうろシテ(国内編)います。


のどかな里山の小高い丘にある鳥居の先に、毘沙門堂(萬福寺)が建っていた。
その脇から石段を上がると収蔵庫があり、ここに皮兜の毘沙門天立像が保管されていた。
10世紀の作でカツラ材の一木造りナタ彫り(像高102cm)で、左手に乗っていたであろう宝塔と、右手に持っていたであろう宝棒または戟は失われているものの、国の重要文化財になっている。
これに加えて右手前には持国天(像高163cm)、左手前には増長天(像高151cm)の二天(11世紀作の寄木造りで国の重要文化財)も収められていて、いずれも直立姿勢ではなく、動きの一瞬を捉えたような造形が魅力的だ。
毘沙門天を含む四天王の上司は帝釈天で、寅さんの柴又帝釈天にも、もう一度行ってみようかな。

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日本一の温泉

2011年07月27日 | うろうろシテ(国内編)います。


鉛温泉の一軒宿「藤三旅館」にある、日本一深い(125cm)自噴天然岩風呂「白猿の湯」(混浴)。
立って入る珍しい湯舟は地階にあり、そこから見上げる吹き抜けの天井は3階まである。
戦前に建てられた館内は昭和レトロの雰囲気で、昔から自炊湯治がメインのため、生活物資の店舗も備わっている。
最近、露天風呂も新設された。
(この温泉は、新藤兼人監督の映画「銀心中」(1956年製作)の舞台にもなった)

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続・ローカルな居酒屋にて

2011年07月24日 | うろうろシテ(国内編)います。


また別の日、別なローカルの居酒屋にて一献。
ここは酒の肴の種類が極端に少なく、さらに定番のおでんが夏の時期、メニュー(もっともメニューなるお品書きはない)から消える。
もっとも、本来はラーメン店であった。
ために、〆は、選べない一種類だけのラーメン(昔ながらのナルト付き中華そば)を食べないと帰れない。

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胆沢ダムと日本一の円筒分水工

2011年07月22日 | うろうろシテ(国内編)います。


政治献金で話題になった工事中の胆沢ダムを見て来た。
完成前ながら、サイズはやや上流にある同形式の石淵ダムに比較して堤高が2.5倍の132m、提頂長が2.1倍の723mで、かなりな大きさであった。
現政権は「コンクリートから人へ」をキャッチフレーズにしていたけれど、石積み風がミソかもしれない。
胆沢ダム完成後に水没してしまう日本初のロックフィルダム石淵ダム(昭和21年着工、28年完成)の取水塔とダム本体も見納めに行ってみた。
途中、近くにある温泉に入って、そのまた近くにある円筒分水工にも立ち寄ってきた。
公園「徳水園」内にある円筒分水工は勢い良く水があふれ出ていて、大きさは山口県防府市にある施設より外円径で2.5m小さいものの、流量(㎥/s)4倍、受益面積(ha)では18倍と優り、総合的?には日本一と謳っている。
(公園内にはダーク・ダックスが歌う「銀色の道」の碑がある。前を通る国道397号線が雪道になった時の様子をイメージして作った曲と言う事だ)

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中尊寺ハス

2011年07月21日 | うろうろシテ(国内編)います。


この時期、平泉から横手市(秋田県)まで通っていた古道「秀衡街道」の脇に建つ多聞院伊澤家(仙人権現社の別当を務めていた)の池で、中尊寺ハスが見られます。
このきれいな花は、中尊寺金色堂内に納められていた藤原氏第四代泰衡の首桶に入っていた種(1950年学術調査時発見)の栽培に成功(1998年に800年の時を経て開花)したハスから株分けして、この地で育てています。
このハスは和蓮の一種で花弁は淡い紅色、やや細身で「中尊寺ハス」と命名されています。
横手に向かう秀衡街道の奥羽山脈の峠にある仙人権現社(ここには久那斗神社奥宮があり、林野庁の「森の巨人たち百選」に選ばれた樹齢900年、樹高約30m、根本周り11.5m の巨木「仙人姥杉」が佇んでいる)は、秀衡が祖先の霊を久那斗権現としてまつったものと伝えられ、多聞院伊澤家の北側には久那斗神社里宮(1534年建立)が建っている等の縁によるものらしい。
(2枚目の写真は伊澤家へのアプローチには踏み切りのないローカル線渡ります。最後6枚目の写真は一般的なハスの花です)

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