ヒデ坊!の?つれづれ道草(´ω`;)

memories & ... そこはかとなく書きつくれば

美術館めぐり

2016年09月21日 | うろうろシテ(国内編)います。


雨の晴れ間に美術館へ。
東京都美術館での「ポンピドゥー・センター傑作展」が開催されており、マルク・シャガール(ワイングラスを捧げる二人の肖像)、パブロ・ピカソ(ミューズ)、ヴァシリー・カンディンスキー(30)、アンリ・マティス(大きな赤い室内)、アルベルト・ジャコメッティ(ヴェネツィアの女Ⅴ)、ジャン・オリヴィエ・ユクリュー(墓地6番)などの作品を、1906-1977まで作者の発言付きで時代に沿った展示で、想像も湧いてきて楽しめました。(写真のマリー・ローランサンのパステルカラーで描かれたイル-ド-フランスが可愛らしく気に入りました)
となりの会場では「木々との対話・再生をめぐる5つの風景 展」が開催されており、土屋仁志の木彫り作品はどれもすごくて、特に鹿を彫った「森」と言う作品に引き寄せられました。
他にも船越桂の作品「森の奥の水のほとり」などスターウォーズのキャラクター似の作品群の展示もありました。
移動して、永青文庫での刀剣を主体にした「歌仙兼定登場 展」も見に行ってきました。
歌仙兼定は細川忠興の愛刀らしく、ほかには忠興所用の胴具足や国宝の刀で「金象嵌銘光忠」や宮本武蔵作とされる刀部品、細川幽斎筆の古今和歌集などが展示されていました。
中でも、「銘豊後国行平作の太刀」(国宝)はシャープで直線的な造形に、私的素人目にも素晴らしく、何度も見入ってしまいました。
永青文庫の近くには日本女子大学成瀬記念館があるので、ついでみたいに覗いてきました。
日本女子大学は、山岡浅子をモデルに今年の春まで放送されていたNHK朝ドラ「あさが来た」で成瀬仁蔵に共鳴して設立に助力するエピソードも放映されていた女子大学です。
その成瀬記念館に展示されていた卒業名簿に、現在放送中のNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」のサイン(大橋鎭子)がありました。
縁とつながりっておもしろいものです。

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抽象画と京劇

2016年09月14日 | うろうろシテ(国内編)います。


成城ホールへ在日京劇団「新潮劇院」20周年記念公演を見に行ってきた。
夜公演なので、先に近くにある清川泰次記念ギャラリー(旧宅あと)も覗いてきた。
駅近くの住宅街にも関わらず、車の騒音や人声などもほとんど聞こえてこない素晴らしく静かな環境です。
「線と色の油絵」で、写真が普及し始めてからは具象はそちらと言う流れが出て、鑑賞者に理論的発言をミックスさせて想像させる表現方法なのかな。
作品「赤い四角沢山」は赤い四角たくさんでしたし、作品「日没」はそのまんま日没に見えるので、この方面に未熟な私的には抽象的具象のように感じられましたけど。(素人な私的見解では、どうしてもタイトルから連想してしまうので、そのタイトルも「無題か数字かローマ字かカタカナ」とかにしておけば、その絵画はミステリアスな奥深い「芸術」なの?かも…だろう!と、自分を納得させられます)
成城ホールの今夜の京劇はご愛敬もありで、気楽な舞台でした。
隈取りメイクと派手な衣装から日本の歌舞伎のようなものと言われているようですが、表面はともかく、演技のインパクトは実感としてかなり違うと思います。
歴史的には歌舞伎400年(出雲の巫女、阿国から数えた場合)、京劇200年ですが世襲制ではなく、選抜された出演者の演技力と身体能力は凄いと素直に感じます。

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太田記念美術館と蒙古火鍋の宴

2016年09月10日 | うろうろシテ(国内編)います。


いい天気、友人と昼から飲んで、そして歩いて太田記念美術館にたどり着いて、浮世絵鑑賞。
幕末の絵師歌川国芳の「水滸伝豪傑勢揃」展を見てきました。
三国志はおもしろくて好きだけど、水滸伝は豪傑の数が多すぎてややこしく、しっかり読んではいませんので、躍動的な絵とは思いますが、いまいちキャラの特徴を理解していませんので、当時の江戸庶民ほど興奮できませんでした。
次回は、歌川広重作品の時に来ようかな。
それにしても、竹下通りは外国からの観光客も参加して、ますます混雑しています。
〆の「腰を据えて飲む」は、蒙古火鍋店の絶品ラム肉食べ放題、飲み放題にしました。

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第15回東京ジャズと絵画鑑賞

2016年09月04日 | うろうろシテ(国内編)います。


東京ジャズの夜の部を観に行きました。
その前に「奈良美智がえらぶMOMATコレクション」展も見に行きました。
別展示での風刺作家ジョージ・グロスの版画「まだ5時だというのに」(大正10年頃)は変わらず続く生活風景です。
奈良美智作品のインスピレーションの出どこが伺い知れそうな展示群(50点あまり)で充分に楽しめました。
15回目の東京ジャズ、今回はfox capture plan、ケニー・バロン・トリオ(北川潔b,ジョナサン・ブレイクds)with special guestグレッチェン・パーラト、それにミシェル・カミロ×上原ひろみというプログラムで3時間ほど素晴らしい音楽に浸ってきました。
fox capture plan(岸本亮p,カワイヒデヒコb,井上司ds)のロックテイストで元気なも良かった。
ケニー・バロンの甘いピアノとグレッチェン・パーラトのハスキーな甘い歌声がピッタリマッチして、期待通りのスタンダードジャズの世界に癒されました。
そのあとのミシェル・カミロと上原ひろみのピアノ・デュオは超絶技巧のぶつかり合い的雰囲気のスリリングな演奏ながら、スタンダードな曲をベースにしたアドリブ展開に引き込まれ、気持ち良く興奮しました。

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