田舎に住む高齢の母の入院で、東京の桜満開直前に田舎へ。
重篤な病状ではないので、”ついで”観光しながら見舞いと替え着を届ける。
盛岡の石割り桜はいままだ蕾で、石垣が美しい岩手公園(不来方城址)の木々も枯れ木状で寂しげだ。
けれども城址には、宮沢賢治の「岩手公園」の詩碑もあるが、石川啄木の句碑の詩は「不来方の お城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」と爽やかな気分にさせてくれる。
(啄木の苦難の生涯はこの際連想せずに)
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