愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

東日本大震災復興支援 大漁旗展

2012年03月07日 | 災害の歴史・伝承
今週末の3月10日(土)から18日(日)まで、東京・高円寺にあるセシオン杉並を会場として「東日本大震災復興支援 大漁旗展」が開催されます。主催は大漁旗研究会。

開催概要はこちらです。

http://tairyouki.web.fc2.com/index.html


【開催趣旨】
昨年の東日本大震災は、東北三県をはじめ広範囲に大変な被害をもたらし、なかでも太平洋沿岸地帯の漁業は大きな打撃を受けました。震災後一年を迎え、本展では被災地から届いた「大漁旗」を復興のシンボルとし、更なる支援活動を呼びかけたいと思います。

大漁旗は漁師さんにとって、大漁と海上安全を祈る大切な「お守り」であると同時に、危険な大海原に漕ぎだす海の男達を勇気づける「応援旗」でもあります。その為に、大漁旗は明るく力強くデザインされ、人々に元気を与えてきました。

本会場では、全壁面に大漁旗を飾り付け、昔日の港の賑わいを再現します。そこには全国から集まった様々な大漁旗も加わります。大漁旗から放たれるパワーによって全国の方々へエールを送るとともに、今も続く現地の苦悩を少しでも共有できたらと思います。





大漁旗展は以前、愛媛県松山市でも行われました。中心になった森さんには私も大変お世話になりました。森さん中心に今回も開催されますが、愛媛県八幡浜市の地細工紺屋「若松旗店」での染めの作業工程を収録したDVDが会場で流されるとのこと。この展示のことも若松旗店さんから教えていただきました。

会場を埋めつくすであろう大漁旗。気仙沼の瓦礫の中から見つかって修復された「蘇った大漁旗」も展示されるとのこと。期間中にはトークイベントや、大漁旗お絵かきワークショップ等も予定されています。私は残念ながら見にいけませんが、お近くの方で興味がありましたら是非、ご覧下さい。


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