夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

幻の岩木山への登山初挑戦

2010-08-09 16:35:09 | つれづれなるままに
 8月9日(月)AM10時過ぎに、猛烈な強い雨と雷が何度も稲光を伴って自宅付近一帯で炸裂した。
 近頃では記憶にないほどの激しさで、やがて雷が遠のくと共に、今度は強烈な水しぶきを上げる雨の到来だ。これはこれで、すごくこわいけれども、こういう流れでの終わり方は、嫌いなほうではないかもしれない。木村秋則さんが言った竜がいるとすれば、こんな激しさで動き回っているのかもしれないと思った。
 実はFさんと一緒にこの日の早朝、岩木山(1625m)に登山する予定だった。しかし娘の発熱と入院の可能性もあって、結局断念した。この雷雨に今直面して、登山していたらきっと今頃まだ6合目くらいで、雷雨の恐怖の中にいたんではないだろうかと思っていた。娘が何か私を引き止める力を示したのかななどとふと思っている。
 実際きょうという日は、リフレッシュ休暇を取っての休みだから、仕事のことは可能な限り考えないことにした。そして4時間程度ハングルをひたすら書き写している。習うより慣れろという言葉が今の自分の韓国語への姿勢だ。こうして向き合っていると、いつからか、脳みその片隅にこびりついて離れなくなっているエリアが自覚できる。楽しみながらやればきっと、いつかは自分のものになってくれるのではないだろうか。

 さて、今日の登山計画であるが、岩木山神社からの登頂ルート(百沢コース)を選んでいる。ゆっくりペースでも5時間あれば頂上を極められるはずだった。次回のチャンスをまた待つしかないか・・・。まだ暑さが引かないので、結果良かったのかもしれないと、ふと思っている。

岩木山神社→神苑桜林→七曲がり→カラスの休み場→姥石(六合目)→鼻こぐり→焼止まり避難小屋→鳳鳴ヒュッテ→御蔵石→山頂避難小屋→岩木山頂

長女の発熱

2010-08-09 08:04:39 | つれづれなるままに
 8月6日(金)朝、ケアホームの夜勤者から電話が入った。長女が悪寒で震えているので、検温したら40℃もあるという。とりあえず家内にケアホームに向かってもらい、座薬を入れてもらうことにした。
 連日の30度を超える気温で、熱中症を心配していたのだが・・・。
 結局この日娘の熱は38度代をキープしており、夕方行きつけの病院に連れて行った。
 昨年はこの時期すでに新型インフルエンザが流行していたが、まだ施設では流行の兆しはない。ただ、一人高熱で国立病院に入院したメンバーがいたのが少し気になっている。細菌性ということだけしかわからない。
 結局血液検査を行って、白血球が通常の倍(23,000)の数値を示していて、炎症反応を起こしているのがわかった。抗生物質を服用させて様子を見ることにした。子ども時代から土曜日とか日曜日、それに夜間に発熱することが多く、いつも冷や冷やして来た。どうして、子どもの病気はそういう時に起こるのだろうかと思ったりしたことを思い起こしている。困るった時のことは良く覚えているということだろうか。
 医者に明日は土曜日なので、熱が下がらなければ午前中に入院先を決める必要があるといわれた。女医は国立の重心病棟があるA病院はどうかと言ったが、わたしはこの病院は以前に入院させて娘が辛い思いをしたことがあり、万一の場合は嘱託医の所属する病院にしようと内心思っていた。この女医はA病院小児科出身であり、重症児の対応はベテランである。しかし国立病院の重症児病棟には、人権意識の低さがハード面やソフト面のあちらこちらに見られ、何故入院患者の保護者は苦情を申し入れないのかと思うことがあった。苦情などを言えば重症児の入院先はほとんどなく、たちまち困るのは自分であることを経験的に知っているからだと思う。障害の重度であることと、だからといって男女の別なく入浴や他人の目の前でのおむつ交換、まるで蚕の棚のようなベッドの高い柵に覆われた寝床に寝かされている様は、アウシュビッツそのもののように思える。人手が足りないということすら、既に人権の問題でもあるのだ。人が足りないからこの程度の介護しかできないというのは、明らかな人権侵害である。毎日面会に行くと、担当医師から「毎日面会に来れるのであれば家で見たほうがいいという。何しろこの病院にはノロウイルスが流行していますから・・・。」そう言った医師の思いやり的発言は、その背後にいる80人の重症児者の人権の状況を物語っている。
 前置きが長くなったが、娘の看病を昼夜家内と二人で交代で行った。氷枕の交換、水分摂取、体の清拭などを行ううちに、ふと長女の今おかれている状況は、ケアホームそのものの問題でもあると感じていた。誰かがケアホームで発病した場合、誰かスタッフが付き添いをしなければならない。そうなるとたちまちその付けが脆弱なスタッフ体制に跳ね返ってくるのだ。今は夏休みであり、連日学校の子どもたちの受け入れが続いてスタッフも過労のピークである。そして若いスタッフの産休などが続いていることもその人手不足の一因である。
 日曜日の午後からようやく長女の意識が清明になって来たのを感じている。絵本を読む力、キーボードで遊ぼうという意識などからであるが、今朝は自分で初めて寝室から居間へと腹ばい移動しようと試みている。しかし、力は通常の半分程度なのか、中間で挫折している。
 きょうは月曜日であるが、一日静養のために休ませることにしたが、それでも何とか保ち直してくれたことはありがたく嬉しいことである。

 今日も30度近くの最高気温ではあるが、天気予報では久しぶりの雨が降りそうである。雨がこんなに待ちどおしいのも、今夏の異常なほどの気温の高さと継続にある。
 暦の上ではもう秋だ。そして間もなく盂蘭盆会である。スイカがこんなにも美味しくいただけたり、ビールが美味しいのはまたこの暑さあってのものである。アイスクリーム屋の叔父さんがほくほくした顔でいられるわけである。