夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

初めての裁判所体験

2010-08-17 09:03:11 | つれづれなるままに
 8月16日(月)
 きょうは昨日と打って変わって、気温は高いが湿度が低くて過ごしやすい気がする。それでも32℃の最高気温だから、直射日光はきつい残暑である。

 冒頭の裁判所は何故行くことになったのかといえば、隣宅が競売されるということを知ったからである。業者がこの競売物件を買う気がないかということで、我が家を訪問して来た。競売物件というからには、裁判所で詳しく調べてみようということになって、家内と出かけたという次第。これまでの人生で、幸か不幸か裁判沙汰になったことはなく、したがって裁判所にも用はなかった。
 我が家をいずれはケアホーム第二号にしたいという思いがあり、そのためには私と家内、義母の三人が暮らす家が必要となるのだが、隣のこの一件を聞いて動く気になった。 建物はまったく使用することのできない代物ではあるが、隣りあわせでもあり少し気持ちが動きかけていた。(更地にしてくれるという)
 青森地方裁判所弘前支部は市役所のそばにあり、建物の裏側には駐車場も広くあった。
 競売物件は建物一階の入って左奥に資料が設置されてあった。必要な資料は三階でコピー(サイズに関わりなく一枚10円)できる。

 購入動機の第一は隣の宅地であり、ひょっとしてリンゴ畑が含まれているかということがあった。というのもリンゴは我が家の塀越しにあり、毎年洗濯物を干していても薬かけの際には取り込まないと汚れてしまうこと。第二は道路端に建っている旧自動車整備工場の屋根雪がいつも我が家や道路に落ち、我が家で片づけを余儀なくされていることがあった。この建物がなくなれば負担が減ることもあった。
 しかしながら調査をした結果、売り地の対象の中に母屋とリンゴ畑は含まれず、隣宅の家族も引き続きこの場所から出る気がないこと。このことは我が家にとって、購入しても依然として火種は残るばかりか、遺恨に発展しかねないことも考え、現状では無理という判断を下した次第。

 通常では購入できない不動産物件が、裁判所にいくとこうして資料が閲覧でき、一般的な不動産屋で購入するよりもはるかに安く購入入札ができるというメリットがあることがわかった。そのためか若い夫婦が資料をあさるように見たり、コピーをする姿があった。
 残暑の時には図書館か裁判所のこうした時間の過ごし方もありかなと・・・。