晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

またまた65㎜屈折で・・・

2009年09月27日 00時37分56秒 | 天文ネタ

09926v1ver2 今日は正直云って本当に疲れている。 でも、凄い透明度の空が私を眠らせてくれなかった。 瞼を閉じると直ぐに寝入ってしまいそうな状態であったが、目薬をタップリと点して21時一寸前(26日)より星見の開始。 

対象は前回予定していたが見ることが適わなかったうお座55番星65番星に絞ったものとした。 先ずはシーイングのチェックとして木星から始めるが、余り良い状態ではない。 今回、使用の鏡筒はアクロマート機としては私の中では評価の高いタカハシV-1(65㎜ fl 800㎜)と、組み合わせる架台はP2とした。画像はいつも、否、毎度お目に掛けているワンパターン構図だが、鏡筒は本当に久し振りの登場なのだが・・・違いが分かるだろうか(^^; 

使用アイピースアメリカン・ツァイス両サイズの混用。       木星を見てから、こと座ε1,2(ダブルダブルスター)に鏡筒を向けたのだが、やはり、こちらも余り良い見え方ではなく、温度順応を兼ねてアイピースをとっかえひっかえしながら見続けた。(40分間位)  ナグラズーム3~6、ペンタXO5、TMBsm、TS-LE7,5、ツァイスサイズTSオルソ5、7、9、18にペンタO6にて見比べる。(重量の嵩むペンタXW等は使用せず) シーイングが安定しておらず確かではないが、TMBsm6㎜が群を抜く見え方を示した。

アイピースとしては既に定評あるものだが、アクロマート機には合わないのではと思っていたがドンピシャリ! 何といっても星像が非常に綺麗なのだ。又、木星にも向けたが表面模様の見え方は持ち前の抜けの良さと滑らかさが抜きん出ている。そして倍率が200倍にもなってしまうが、TMBsm4㎜がそれに続いた。因みにナグラーズームを同じ焦点位置で使ってみたが、一寸哀れなほどの差がつく。 TMBの特性(抜けの良さ)を活かす下(透明度)で使用したのが功を奏したに違いないと思う。 その他はどれも五十歩百歩で敢て挙げるならLE7,5がカチッとした清々しい見え方だったかなと云うところ。但し、先にも書いたように透明度は抜群であったが、シンチレーションはイマイチなので参考にはならないと思うが・・・(^^;  

さて、肝心の星見の方であるが、うお座65番星の導入に梃子摺り(キタキツネが足元迄寄って来て、隙有らば悪戯しようとしている為に集中出来なかったのが理由・・・可愛いのだが、一寸困りものである)随分と時間を費やしてしまったが、等光6,3等で離隔が4,3秒の綺麗な重星で若干黄色がかっているかなと云った感じ。次の55番星(5,6-8,5 離隔6,6秒)で主星はオレンジ色で伴星は青色に感じる。光度差が有るので倍率を上げると見え辛く、100倍以下が丁度良い。因みに44倍(Or18㎜)でも確認出来た。 この2星を見終えた段階で機材撤収、時計は22時30分であった。 その他、前回の観望でも見たのだが35番、38番も再度見た。