TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

「地元大田市での無料貸出自転車が行方不明になっている

2008-01-16 23:07:17 | 地域産業
 地元大田市が平成19年11月から始めた自転車の無料貸出制度「みんなの黄色い自転車」が苦戦しています。この制度は、市内の拠点からだれでも、いつでも、手続きなしで自転車を借りられる制度です。しかしその自転車のほとんどが行方不明になってしまっています。

 黄色い自転車は昨年11月21日に大田駅など市内4ヶ所の拠点に30台配置しました。しかし、現在確認できるのは3台だけです。27台は行方不明です。

 この制度は利用者の良心を信頼した制度と思われますが、あまりに良心に期待しすぎていると思います。桐生市でも桐生市連盟協同組合が平成15年から自転車の無料貸し出しをしていますが、この場合は自転車を借りるたびに住所氏名や用途、返却予定場所を申し込み書に書き込んで借ます。行方不明になったことはないとのことです。

 やっぱり、ある程度の申し込み書などの担保を確保して貸出のスタートが必要だったのではないでしょうか。

 

富岡市が製糸場玄関口を整備する

2008-01-15 21:30:32 | 地域産業
 富岡市は、今月富岡製糸場の見学者向けに運営している市営宮本町駐車場の改修に着手します。製糸場を象徴する赤レンガでモニュメントや歩車分離帯を作るほか、場内を全面舗装して進入路には歩道を新設します。

 宮本町駐車場は製糸場の国史跡、重要文化財指定に伴う駐車禁止措置を受けて本格運用を開始しました。主に個人見学者用で収容は乗用車88台、バス3台が収容できます。

 私は、かつて業務で宮本町商店街に行くことがありました。この地区が富岡製糸場で脚光をあびているのがなにかうれしいです。今どのような街になっているのか訪問してみたいものです。

地元群馬県の将来の経済活力はなにがポイントになるのか

2008-01-14 16:09:09 | 地域産業
 今日の地元上毛新聞に群馬県と栃木県の県勢比較が掲載されていました。県勢比較といっても製造品出荷額、工場立地件数、老人ホーム数などの数値です。この数値のみでは県勢比較にはならないと思います。しかし、人口減少は経済活力の衰退につながる要素なのでしょう。

 本県が人口減少社会になったのは確かですが、工場立地や企業誘致に力を入れることが人口減少を食い止め、経済活力ある社会を実現するという図式はどうかと思います。

 豊かな社会をどのように生んでいくのかは、企業誘致や工場立地のみで解決できるものではないように思います。それではなにかと言われれば答えられません。伊勢崎21市民会議に少しでもポイントとなるようなことが触れられたらと思います。

 

伊勢崎21市民会議で議論されていること

2008-01-13 17:37:36 | 地域産業
 参加している伊勢崎21市民会議で議論されていることを書きます。今年度は、「産業振興ビジョン」の策定です。議論されているのは、商業振興策と工業振興策です。

 今までの会議で提案された内容は以下の事項です。
1 商業は街づくりと切り離しては振興策にならない。
2 工業の産業振興ビジョンを作成するの核となるものを決めないとまとまらない
3 産業振興とは、商業、工業に限らない。農業、建設業、サービス業等産業の範囲は広い

 以上の視点を考慮した提言書を書いてみたいと思います。

トヨタとGEの比較について思う

2008-01-11 23:31:50 | 経営全般
 日経ビジネスの2008年1月7日新年特大号にトヨタとGEのことが特集されています。その中で両企業の人材派遣について書かれています。

 GEは、研修をチームで実施しています。チーム全体で1週間にわたって詰め込み形式の研修を行っています。いくら個人が伸びても組織が進化しなければ成長は望めないという考え方に基づく研修です。すごいと思ったには研修の最終日には、イメルトCEOの前でチームごとに研修で行った演習成果を発表させることです。この発表では事業を成長させる実行計画が求められます。つまり、研修と目標設定が一体化しているのです。厳しい研修です。

 トヨタはホワイトカラーの組織を組み替えました。フラット型から小集団型の組織のしました。一部のエリートが全社を引っ張る経営はトヨタに会わないという理由からです。トヨタも職場単位の人材育成に力点を置いています。TBP(トヨタ・ビジネス・プラクティス)という問題解決の方法で事業所の仕事能力を高める訓練を行っています。

 手法は異なりますが、トヨタもGEも組織力を強化していこうとしています。「個の時代」と言われる中で、トヨタとGEはチームを基盤とした企業なのです。私は両企業で個がどのように位置付られているかを知りたいです。企業が繁栄しても個が生きていなければ、なにか片手落ちの気がするからです。

 
 

地元伊勢崎市にリスパックが省エネ型の第2工場を建設する

2008-01-10 22:30:43 | 地域産業
 リスパックは、伊勢崎市伊与久の群馬工場の隣接地に第2工場を平成21年3月を目途に建設、稼動させます。この工場では食の安全に配慮した環境配慮型の食品容器を製造する予定です。

 伊勢崎伊与久地区は、リスパックや沖電線、東洋アルミ、日本ドナルドソンなどが集積している地域です。リスパックの新工場予定地はサンデン境事業所から平成14年に買収したものでした。

 伊勢崎市の工場立地は三和工業団地に未分譲の2区画が残るのみです。今回のリスパックの新工場の計画を報じられますと、新規工業団地造成が計画されてもいいのではないかと思うのは私だけでしょうか。 

群馬県が銀座に県の情報基地を設置する

2008-01-09 21:55:02 | 地域産業
 今日の地元新聞に群馬県が県の魅力を首都圏にPRするための情報発信拠点「ぐんま情報センター(仮称)」の予定地が決定した記事が載ってました。場所は、銀座5丁目の商業ビルだそうです。

 商業ビルは「デュープレクッス銀座タワー5/13」という名称で昨年4月に完成した地下1階、地上13階の建物だそうです。県はこの建物の1階一部と2階を借ります。物件の引渡しが済み、オープンするのは来年度です。
 
 センターは、観光・物産のPRや企業誘致の情報提供、常設の物販販売や観光イベントなどを実施します。県は設置費用として1億円予算化して、人通りが見込める東京駅や銀座、新宿周辺での場所の選定を進めていました。

 東国原知事の宮崎県は、知事のトップセールスで観光・物産のPRをして成功しています。群馬県も大沢知事がトップセールスを実施する活動拠点として情報基地を銀座に設置したようです。宮崎県は知事が有名人でしたので、PR効果も上がったのでしょうが、群馬県は活動拠点を銀座に置いたからといってどうでしょうか。

 商店は立地産業といわれます。群馬県が情報発信基地を人通りの多い好立地に設置できたのですから、後は発信する内容が魅力あるものかとPRする方法が人を引き付けられるかにかかっているのではないでしょうか。

 

東和銀行が業務提携推進室を新設

2008-01-08 20:24:31 | 地域産業
 東和銀行が新たな金融商品やサービスを開発する「業務連携推進室」を総合企画部に新設しました。その室長にかつての診断士仲間であった中沢さんが就任しました。
 
 業務提携推進室は、先行する他の金融機関との連携で収益性の高いビジネスモデルを構築して、外国為替や企業・個人向けなどの各種ローン商品をはじめ、より付加価値の高い商品、サービスの提供することを目指すようです。

 この業務の室長に中沢さんが就任しました。診断士でいっしょに勉強した人たちが世に出てきています。かつての仲間の活躍がうれしいし、私自身の刺激にもなります。

地元群馬県「1社1技術」選定企業が発表される

2008-01-07 17:50:57 | 地域産業
 今日は、地元県内企業の優れた独自技術を持つ「1社1技術」選定企業が発表されたことに思うところを書きます。

 この制度は、平成12年から実施されています。今年選定さてた71社を含めると1130社になります。私は平成16年度から平成18年度までに伊勢崎、玉村地区について1社1技術の選定企業を訪問しました。

 今年度の伊勢崎、玉村地区は2企業が選定されたようです。県内1000社以上が認定されていますので、主だった企業はすでに選定されてしまったような気がします。更新という制度もあり今年度は選定された71社の内、更新18社が更新されたようです。

 伊勢崎は「タキエンジニアリング」と「大美賀木材」が選定されています。どのような企業か訪問したいものです。

今年、実施していきたいこと

2008-01-06 14:40:26 | 経営全般
 今年実施していきたいことは次のことです。

1 図解の技術を高める。
 図解の技術を高めたいです。そのためにパワーポイントをマスターしたいです。ソフトを購入しました。

2 雇用支援の能力を高めたいです。
 キャリアコンサルタントか社会保険労務士に資格に挑戦してみようと考えています。

3 地域貢献したいです。
 地元にしっかり根をおろしていきたいです。その基盤となる活動を作りたいです。
 

「社長 儲けたいなら数字はココを見なくちゃ」を読む

2008-01-05 18:58:01 | 今週の一冊
 今日は、株式会社武蔵野代表取締役小山昇の著書「社長儲けたいなら数字はココをみなくちゃ」を読んだ感想を書きます。

 この本は、実際の企業経営者ならではの内容となっています。勉強になったいくつかのことを書きます。

1 社長の人格は数字で決まる-あいまいな言葉は排除、数字こそがすべて-
「ちょっと」「それなりに」「たくさん」といった、あいまいな言葉が並ぶのは、何も話していないのと同じ。社員に数字で話をさせるためには、数字で報告できるf-マットを作る。

2 数字を追いかけるには「異常値」早くつかむため-月に一度、社長自らグラフを手書きしよう-
 会社の問題点を早期発見・早期治療するためには、少なくとも毎月の定期チェックが必要。

3 データは「分析して終わり」では何の意味もない-具体的な「次の一手」につなげてこそ活きる-
データを分析すると何かしらの具体策が浮かび上がってくる。逆に言えば、アクションにつながらない分析は意味がない。

4 資金繰りの苦しさは「B/Sの数字のとり方」が原因-B/Sの数字は社長の一存で決められるもの-
 B/Sの中身を決めるのは、他ならぬ社長自身です。ならば、少しでも自社に有利なように自分で決めたようがよい。

5 まず、「いま、いくらの利益が欲しいか」を決めなさい-未来の儲けは社長自身が決めるもの-
経営は、過去計算でなく未来計算です。まず欲しい利益目標を定めなければ具体的な経営戦略は決まらないし、目標を定めずに場当たり的に戦略を決めても、検討違いの方向へ進んでいくだけ。まず社長が未来をきめなければ、何も始まらない。

 



だれからも賞賛されるトヨタの闇とはなにか

2008-01-04 20:23:26 | 経営全般
今日は、「トヨタの闇」という本について思うところを書きます。

 この本は、今絶好調のトヨタについて、光と影の影の部分について記載したものです。結局は、効率至上主義のトヨタに問題が内在しているという本です。

 トヨタ社員内野さんの過労死とデンソー社員のうつ病はトヨタの体質がもたらしたものだと思います。

 トヨタの繁栄は従業員の犠牲によって成り立っていることがわかる本でした。

「どうすれば役所は変われるのか」を読む-その3-

2008-01-03 17:16:27 | 今週の一冊
今日も、「どうすれば役所は変われるのか」を読んだ感想を思うままに書きます。

 この本を読んで以下の3つを思いました。

1 トップの存在が改革には大きい
 トップがどのような人物であるかがやっぱり大きいのだなと思います。トップが改革の意思を持たなければ下の者は押して知るべしです。また、トップの「思い切ってやっれみろ」の一言が改革を推進していくのではないでしょうか。

2 業務の意味に納得すると意欲が盛り上がる
 人は増えない仕事は増えるで日々の業務に追われて業務をこなすのが精一杯になっているのが行政の実態です。なぜこの業務をしなくてはならないのかを考えたりもしません。周囲の人も業務の存在意義について考えてみようなどとは言いません。ここは一度、業務の存在意義を話し合って納得すると意欲は盛り上がりますというのはそのとおりだと思います。

 県税の徴収の意味がこの本に書かれていました。それは県民に対する公平感のために徴収があるのだということに私は妙に納得しました。

3 改革の継続するためにはどうすればよいか答えが見つからない
 改革を推進した県(三重県や長野県)の現在はどうなっているのでしょうか。長野県は田中知事が落選し普通の県になってしまったようです。三重県はどうなのでしょうか。本では北川知事のときにも職員には「やらされ感」があったと書かれています。その北川知事が新しい知事に交代している現状はどうなのでしょうか。あまり話題になることはありません。小泉首相の改革も安部首相以後は停滞した感じです。

 行政機関ではトップが変わると改革のスピードは鈍ります。どうしてなのか理由がわかりません。行政組織そのものの組織風土に問題があるのでしょうか。一過性の改革では職員にとっても住民にとっても徒労感しか残らない気がしします。この点について本の中で触れてもらいたかったです。
 
 

 
 

「どうすれば役所は変われるのか」を読む-その2-

2008-01-02 19:50:53 | 今週の一冊
 今日は、昨日に続き「どうすれば役所は変われるのか」を読んで勉強になったことを思うままに書きたいと思います。

以下の3つの点がよく地方自治体の職場を表しています。

1 変わることを阻んでいる「心の壁」
 今のままではいけない、もっといい仕事をしたいと思って感じて現状を変えたいと思っている人は多いが、実際に行動を起す人は少ない。その理由は以下のことに集約できる。
 ↓ 「おかしい」と言い出せない理由
①「何がおかしいのか」をきちんと説明できないこと。自治体の職員は約3年で異動があるため、いまの仕事のやり方をいつからどういう経緯でやるようになったのかを知っている人が職場内にいない場合があります。そのため「何かがおかしい」というモヤモヤした感覚が説明できないのです。
②おかしいという対象が「誰がおかしいのか」と人の問題に行き着いてしまうこと。つまり、これまでうまくやってきた職場であればあるほど仲のよい雰囲気を壊したくない気持ちになります。
③「どうすればいいのか」の改善策が浮かばないこと。仕事は一部分だけ独立して成り立っているわけではありません。問題が何かを見つけても複雑に絡み合った因果の糸をほぐしていく苦労を伴うため、自分一人ではどうにも解決策まで思う及ばないのです。

2 「ざっくばらんに語る」ことのむずかしさ
 日本の組織、とくに行政組織の事務職においてはどんな仕事をするのかは固定したものではなく頻繁な異動に左右される。職員は配属された職場で与えられた職務を回りの職員から教わりながら身につけていきます。それだけに、自分から「おかしい」と言い出すのは自分の仕事の環境に波紋を起すことになります。自分の居心地を悪くするばかりでなく、今後の自分の成長の道をふさぐことにもなりかねません。それだけに、そう簡単に口にできません。自分の思いよりもつい回りの顔をうかがってしまうことになります。
 また、いささかものが言えるほど業務に精通してくると「もうすぐ自分は異動するだろうから」と残存期間を逆算して「わざわざ出る前にもめごとを起すこともないだろう」と言わずに済ましてしまうこともあります。これこそが行政組織の「職場風土」です。

3 県税事務所の収税の意味
 県税事務所では税の滞納者のところに直接訪問して税金を徴収します。この意味は県税を納めている県民のためなのです。サイレントマジョリティー(黙って納税する多くの県民)が不公平感を持たないよう、公平適正さを保つのが本来の税務の目的です。この人たちこそがサービスの対象者なのです。

 以上の3点は納得です。

 おかしいと思っていても言い出せないことと、ざっくばらんに話せないことは同じ理由からです。つまり今の職場で波風を立てたくないからです。どうせ時期が経てば異動するのですからその時期をおとなしく待っていればと思うにです。今の職場で「大過なくすごせるか」が大きな問題なのです。

 私は「前例踏襲」はきらいです。今年は波風を立ててみようと思っています。

 県税収税の意味はなにかとよくわからなかったのがわかりました。滞納者を訪問して税を徴収するのは職員の人件費を考えれば採算性のとれない業務かもしれません。しかし、税をだまって収めてくれている人たとのためだと考えると納得感ができます。