きょう、前橋国際大学で開催された「日本国憲法の誕生と自民党の改憲案」の講演を聞いてきました。
講師は、獨協大学教授の古関彰一氏でした。
日本国憲法は、GHQの草案に基づき作成されたものだということはだれもが認めることです。この経緯に自民党は、自国の憲法を他国の指示のもとで作成するなどもってのほかのことだったという主張があり、改憲案があります。古関氏は、この点に触れませんでした。
一方、戦争放棄は、天皇制の維持のために、ソビエト等の天皇制廃止を主張する国々の理解を得るために法制化したという、古関氏の説は納得しくものでした。この説は評判は悪いそうですが。
日本国憲法は、私たち日本の憲法ですが、私たちが作ったものでないことは確かではないでしょうか。私たちが作ったものではないが、「いいものはいい」と考えるか、いや、自らの手で時代に合わせて作っていくかと言われた場合、私は後者の考え方です。