富士重工業は24日、同社で初のハイブリッド車(HV)となるスポーツタイプ多目的車(SUV)「スバル XV ハイブリッド」を発売した。他社が燃費性能を追求したHVを発売する中、「燃費よりも走りの楽しさを重視した」(富士重)商品に仕上げ、新たな需要を開拓する。
排気量2000ccの水平対向エンジンと無段変速機(CVT)と一体化したモーターを組み合わせた独自のハイブリッドシステムを採用し、走りだしなどでの加速性能を高めた。燃費はガソリン1リットル当たり20・0キロと、XVのガソリン車と比べ約27%向上した。