TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産の今年度推薦になる

2012-07-12 19:50:29 | 地域文化・地域資源

文化審議会の特別委員会は12日、2014年の世界文化遺産登録を目指す地元群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦することを了承しましした。政府は、近く関係省庁連絡会議を開いて正式に決定します。。9月にもユネスコに暫定版の推薦書を、来年2月までに正式版を提出する予定です。

 来年夏ごろにはユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)が現地調査を実施し、14年の世界遺産委員会で登録の可否が決まる見通しです。

 富岡製糸場は、日本で初めて西欧から最新の技術を導入して1872年に設立された官営製糸工場です。地元群馬県は、この製糸場と、田島弥平宅(伊勢崎市島村)、高山社跡(藤岡市)、荒船風穴(下仁田町)の4件で構成されている「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界遺産としての認定に進めていました。

 これらの遺産は近代日本の殖産産業を担った産業遺産であり、世界遺産登録になればすばらしいことです。18前に、一般開放される前の「富岡製糸場」の内部を見せてもらったことがあります。富岡市でこの資産の活用を模索していた時期でした。その頃のことを思い出すと、今のこの話題は正に隔世の感があります。