TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

セミナーで勉強になったこと

2007-10-02 23:26:16 | 経営全般
日曜日に群馬県商工会連合会が開催した「創業・経営革新応援セミナー」に参加しました。そのセミナーで勉強になったのは次のことでした。

1 自社の強みは取引先に確認せよ
 自社の強みを客観的に判断するには取引先に聞いてみることがよい。言われてみ れば、「そうだなあ」と思いました。よくSWOT分析で、自社の強みや弱みを把握 してと言われますが、考えてみれば取引先に聞くのが一番確かな情報です。
2 時流は4つの視点から見極めろ
 ①今後10年間で増えるものはなにか、②今後10年間で減るものはなにか、
 ③今後10年間で好まれるものはなにか、④今後10年間で嫌われるものはなに かという4つです。高齢者、子供、エコカー、自然食品、健康志向、体重増など が思い当たります。大局的な視点が生まれる指摘でした。
3 会社の沿革に注目
 企業パンフレットを見ると、企業が成長した時期は沿革の項目が多いそうです。
 企業として新事業進出、組織改革、新工場建設、新規出店など企業活動が活発化 した時期はどうしても項目が多くなるものです。沿革に記述することがない時期 は企業が伸び悩んでいる、沈滞しているという指摘は面白いです。
4 事業拡大は今の事業の前後を洗いなおしてみよ
 卸売業が、商品を取引先に卸すのみならず、在庫管理まで引き受けてしまう例を 上げていました。富山の薬売りを思い出しました。なるほど富山の薬売りは販売 の主導権を在庫管理することで、ただ単に商品を販売することでなく行っていた のかと考えさせられました。
5 中小企業の最重要テーマは「ブランディング」
 中小企業が下請けから脱皮するのは、自社の独自技術、独自製品、独自商品を持 つことが重要とのことでした。いつも言われることだなあと思って聞いていたの ですが、「革命とは主導権を握ること」という言葉になにかはっとしました。