あび卯月☆ぶろぐ

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今は不二家の叩き時

2007-01-22 01:02:04 | 社会・世相
不二家が期限切れの牛乳を使っていたことが発覚して大騒動になっている。
テレビも新聞も雑誌もここぞとばかりに不二家を叩いている。
期限切れ牛乳を使っていることを会社の上層部も把握していて、なお改善しなかったことや発覚後の対応のまづさ等を見るにつけ叩かれるのも無理は無いと思う。

しかし、期限切れ牛乳とまるで関係のないフランチャイズ店が閉鎖されたり、不二家商品を店頭からすべて撤去するなどはやりすぎである。
なぜ、誰一人「賞味期限切れの物なんて皆、結構食べているだろうに」と言わないのか。
いや、今、そんなこと言ったら袋叩きに遭うことをよく知っているからだ。

最近、つとに思うのは日本人は何事もやりすぎるということである。
これは国民性なのだろう。
戦前戦後を通じて日本人の宿痾と言うべきものである。
一度、良いと言われたらトコトン持ち上げて、悪いと言われたら徹底的に叩く。
それでいて、しばらくするとそのことなんかすっかり忘れている。
ライブドア騒動が正にそうだった。
持ち上げるだけ持ち上げて逮捕された途端、一斉に叩き始めた。
私は堀江貴文を知ってから以後、一貫して叩いている。
今、世間は私と同じように叩くようになったが、ほとぼりが冷めればまた持ち上げ始めると確信している。

他にもみのもんたが「コレ、体にいいですよ」と言った食品が次の日店頭から消えたこと、一度や二度ではない。
あるある大事典で「やせる」と言われた納豆も店頭から姿を消したという。
それで、今度、検証がVTRが捏造だったとかで納豆ならぬ番組が一斉に叩かれている。
他者の不祥事は蜜の味。
今日の読売新聞には「でたらめ大事典」という中見出しが嬉々として紙面に踊っていた。
私は関西テレビも読売の日本テレビも同じ穴の狢だと思っている。

話を戻す。
戦後日本は衛生概念が浸透した。
しかし、今度はそれもやりすぎてなんでも殺菌殺菌とやってしまった。
賞味期限も目安なのに店では期限が一秒でも過ぎれば捨てるようになった。
不二家の衛生観念は確かに欠如していたが、マスコミ・世間の騒ぎ方は行き過ぎと思うものである。
北方領土で邦人が殺された時よりも騒ぐというのはどういうことかしら。
いづれにしても、半年も経てばこの事みな忘れているだろう。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
不二家 (チキソ)
2007-01-22 23:44:28
誰一人「賞味期限切れの物なんて皆、結構食べているだろうに」と言わないのか。
→流石にそれを言っちゃあ、賞味期限の意味が無いですからね。

一度、良いと言われたらトコトン持ち上げて、悪いと言われたら徹底的に叩く。
→ゆとり教育も然り、ですね。

いづれにしても、半年も経てばこの事みな忘れているだろう。
→それが日本人の特性ですから。それが長所でもあり、短所でもあるんですけどね。
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Unknown (梅沢)
2007-01-22 23:58:30
僕の母などは平気で一週間くらゐ賞味期限が切れた牛乳やら卵やらで料理してゐました。
たまに腹に当たつて文句を言ふと「あんたの胃腸が軟弱だから悪い」と言はれましたね(笑)。
まあ僕の母は行き過ぎですが、程度の差はあれ、どの家庭も事情は似たり寄つたりだと思ひます。
ですから不二家がここまで叩かれるのは、日本人の潔癖な衛生観念からといふより、不二家が「大企業」だからでせう。
多数の「貧乏人」にとつて「大企業」の不祥事くらゐ嬉しいものはない、といふのをマスコミは熟知してゐますから(笑)。
議員宿舎の問題なども全く同じで、僕などは「頑張つて当選して国の為に働く人達なんだから庶民より豪華な家に格安で住んで何が悪いのか」と思ひますが、そんな事テレビで言へば総スカンでせうね。
すべて、権威やお上に滅法弱い情けない根性の裏返しです。
これぞまさしく山本夏彦翁のいふ「茶の間の正義」といふやつでせう。
さういへば翁は「嫉妬は正義の仮面を被る」とも言つてゐました。
不二家を叩くマスコミと世間の態度は、さながら浮気の証拠を掴んだヒステリー女のそれです(笑)。
かういふ女に限つて、いざ男が強い態度に出ると態度を豹変させてたちまち従順になつたりします。
だから日本の民衆といふのは、実は非常に扱ひ易いやうな気がしますね。
日本の為政者と民衆は浪花節のバカップルでせう(笑)。
返信する
Unknown (あび卯月)
2007-01-23 23:41:44
>チキソさん

>ゆとり教育も然り、ですね。

チキソさんの記事拝見しました。
古舘がなんやら言っていたみたいですが、朝日はゆとり教育に諸手を挙げて賛成いただろ!とツッコミを入れたくなりますね。

>それが日本人の特性ですから。それが長所でもあり、短所でもあるんですけどね。

仰る通りです。
宿痾は良い効果をもたらすこともあるしその逆もあるということですね。


>梅沢さん

>僕の母などは平気で一週間くらゐ賞味期限が切れた牛乳やら卵やらで料理してゐました。
>たまに腹に当たつて文句を言ふと「あんたの胃腸が軟弱だから悪い」と言はれましたね(笑)。

私の母はどちらかといふと賞味期限に拘る方です。
父はそのまた逆で、いつも賞味期限切れ納豆を食べるか食べないかでもめてゐます(笑)

>ですから不二家がここまで叩かれるのは、日本人の潔癖な衛生観念からといふより、不二家が「大企業」だからでせう。

仰る通りで私も本質的にはさうだと思ひます。
その叩く大義名分が「清潔第一」といふ正義だと思つてゐます。

>多数の「貧乏人」にとつて「大企業」の不祥事くらゐ嬉しいものはない、といふのをマスコミは熟知してゐますから(笑)

正に利害の一致ですね。

>議員宿舎の問題なども全く同じで、僕などは「頑張つて当選して国の為に働く人達なんだから庶民より豪華な家に格安で住んで何が悪いのか」と思ひますが、そんな事テレビで言へば総スカンでせうね。

さういへば以前、塩爺こと塩川正十郎元議員がテレビで「議員と庶民で年金が違ふのは当たりまへだ。皆が平等だとか思ふな厚かましい!」(要旨)と勇気ある発言をしてゐました。
私、塩爺を見直しました(笑)

>これぞまさしく山本夏彦翁のいふ「茶の間の正義」といふやつでせう。
>さういへば翁は「嫉妬は正義の仮面を被る」とも言つてゐました。

他にも山本翁は「世論はしばしばリンチに似る」とも言つてゐました。
山本さんの本の多くは近年出版されたものでも絶版になつてゐます。
やはりあゝいふことを書く人は世間から嫌われるのでせうか。

>不二家を叩くマスコミと世間の態度は、さながら浮気の証拠を掴んだヒステリー女のそれです(笑)。
>かういふ女に限つて、いざ男が強い態度に出ると態度を豹変させてたちまち従順になつたりします。

タチの悪いこと、この上ないですね(笑)
そして、私も屡そのタチの悪い世間の一員となつてゐることがあると感じることがあります。

>だから日本の民衆といふのは、実は非常に扱ひ易いやうな気がしますね。
>日本の為政者と民衆は浪花節のバカップルでせう(笑)

さういふ次第で早く日本にヒトラーが出てこいと願つてゐます(笑)
どれだけ日本をかき回すことが出来るのだらうか、と。
小泉純一郎を「ヒトラーだ」と称す人が多くありましたが「それは買いかぶり過ぎだらう」と思ひました。
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