初夏が一番好き

初夏がいちばん好きだから、
ショカ。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに
暮らしています。

シャクチリソバ    のこり秋のヒカリになって       東京都江東区都立の森

2020-11-20 00:04:47 | 東京都江東区都立の森

 

種が咲き、

オワリにはのこり秋のヒカリになって、

マタライネン。

 

(赤地利蕎麦)タデ科ソバ属。 多年草。

原産、カシミールの高地地帯。

明治に薬草として渡来。 東京・小石川植物園に植栽。逸出。

赤地利(しゃくちり)と呼ばれ、名の由来に。

単に茎の根元が赤いからという解説があるが、

地利は、土地から生じる生産物や利益の意味だから、

合わせてということなのでしょう。

花径5~6mm。花期、9月下旬から12月初め(南関東)。

草丈、1mくらいに。

種子は食べられず、若葉が食用に。

 

 

 

アーカイブ。

9月下旬。

 

10月中旬。

 

 

 

10月下旬。

待ちくたびれたヤマトシジミが抱きしめて。

ウチはいつも遅れて開花。

 

 

11月初め。

 

11月下旬。

 

 

12月初め。


フェイジョア   東京、熱帯の森     東京都江東区都立の森

2020-11-19 00:01:01 | 東京都江東区都立の森

 

遠い熱帯の国からやってきて、

東京の森を熱帯に変える。

 

今年は花の時期から不作だと感じていて、

実の観察でも7月の長梅雨、陽射し不足の悪影響か少なかった。

ところが、

たくさん落ちてる♪

え~っ、どこに生っていたの!フシギ!

実はずっと緑で葉の陰で気配を消しているけど、

ちゃんと観たはずなのに・・。

でも、

僕のために隠れてた? 

 

あと少しで追熟完了♪

 

(Feijoa)フトモモ科フェイジョア属。常緑。

ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部原産。熱帯果樹。

別名、パイナップルグアバ。グアバは、フトモモ科バンジロウ属、

パイナップルは、パイナップル科アナナス属。

昭和初期に渡来。

花期、5月下旬から6月。花径、4cmくらい。

樹高、7mくらいに。果実、花びらは食用。

熱帯果樹であるが、関東中部以西で屋外越冬する。

フトモモ科にはブラシの木、ギョリュウバイも。

フトモモは、中国名、プータウ(蒲桃)が訛った説。

 

 

 

アーカイブ。

5月中旬。

 

5月下旬。

花びらは、仄かに甘く、やさしく上品な味。

スイーツでも料理に添えても華やか♪

 

 

 

6月下旬。

 

 

8月中旬。

 

 

 

9月末。

 

 

11月中旬(昨年)。

落果を拾って約3週間追熟。

キウイフルーツ(マタタビ科マタタビ属)とリンゴを合わせたような

触感と香り、味♪

タネが柔らかく一緒に食べた。

 


ソヨゴ    風からもらったうつくしいなまえ       東京都江戸川区小川の辺

2020-11-18 00:01:30 | 東京都江戸川区小川の辺

 

風からもらったうつくしいなまえ。

おおかぜこなくてマタライネン。

 

冬青)モチノキ科モチノキ属。常緑。

新潟、宮城以西、中国、台湾に分布。英名Soyogo。

雌雄異株。花期、5~6月。花径、5mmくらい。果実、5mmくらい。

樹高、8mくらいに。 幹30cmくらいに。葉はタンニンが多く褐色の染料に。

緻密で白い材は楽器などに、枝は祭事用に。

名の由来、葉が水分保持能力高く、厚くて縁が波状なため、

風で特徴的な音からソヨゴ、と。

冬青は常緑の意。 別名フクラシバは火に当たると膨らむことから。

 

 

 

 

 

 

 

アーカイブ。

5月下旬。

 

6月中旬。

 

9月下旬。

 

 

11月中旬。


ハマセンダン   森のスイッチ       東京都江東区都立の森

2020-11-17 00:07:06 | 東京都江東区都立の森

 

森の妖精がスイッチを入れていく、

アキモリイロのカンバス。

 

(浜栴檀)ミカン科ゴシュユ属。

別名シマクロキ(島黒木)。

原産地日本(三重県以西)、中国南部、台湾、東南アジア。

雌雄異株。樹高、10~15m。

花期、7~9月。花径、5mmくらい。

名の由来、

センダン(センダン科センダン属)に似ているからと。

こちらは、多様なミカン科。 紛らわしい。島黒木にしたほうが合理的。

生薬として中国から渡来したゴシュユは観察記憶がない。

 

 

 

アーカイブ。

8月末。

 

 

9月中旬。

 

 

 

10月末。

 

12月初め。

 

 

1月初め。

 

 

 

ともだち。アーカイブ。

センダン

(栴檀)ムクロジ目センダン科センダン属。

日本(北限宮城県あたり)、アジア各地の熱帯・亜熱帯域に自生。

 

 


ハゼノキ    森のスイッチ    東京都江東区恩賜の森

2020-11-16 00:20:54 | 東京都江東区恩賜の森

 

森の妖精がスイッチを入れていく、

アキモリイロのカンバス。

 

(櫨の木、黄櫨の木)ウルシ科ウルシ属。

原産、東南アジア~東アジア。関東以西に分布。

木蝋を採取目的に、江戸時代頃に琉球王国から渡来。

花期、5~6月。秋に1cmくらいの実が熟す。

雌雄異株、樹高は10mくらいに。

ウルシほどではないが、かぶれることも。

名の由来、ヤマウルシ(古名ハゼ)は、

その紅葉の色が、埴輪をつくる粘土に似て、ハニシ(黄櫨)とされ、

ハジ、ハゼと訛った説。

 

 

 

アーカイブ。

3月下旬。ほどけていく春。

 

5月中旬。雄株。

 

5月下旬。雌株。

 

 

6月下旬。

 

9月下旬。

 

10月初め。

 

 

10月末。

 

 

11月上旬。

 

11月中旬。

 

 

12月下旬。

 

 

仲間。アーカイブ。

ヌルデ

(白膠木 )ウルシ科ウルシ属。

全国、平地から低産地に分布。

花期、8~9月ころ。花径2mmくらい。花序30cmくらいに。

雌雄別株。樹高、5mくらいに。 紅葉樹の代表のひとつ。

果実、葉は薬用。 果実はロウの原料にも。

虫こぶは、タンニン質が豊富で五倍子(ごばいし)と呼ばれる生薬。

名の由来、奴留手(ぬるで)と呼ばれる、塗料用途の白い樹液からの説。