常緑のみずみずしい葉から、
若葉が咲くように萌えたあと、
ソラからみえるように、
ほんのり紅く染めた茎の先に精霊が降りてくる。
(椨)クスノキ科タブノキ属。常緑。
日本(東北以南)東・東南アジアに分布。神社に植えられる。
花期、4~6月。花径5mmくらい。
8~9月ころに果実が熟す。
古より「天より降る木」と呼ばれ食用にも。
樹高、30mくらいに。
樹葉は線香の原料や、八丈島の「黄八丈」染料に。
名の由来、古来より神事との関わり深く、
霊(たま)が宿る木、「タマノキ」から転訛したという説。
アーカイブ。
2月初め。
仲間。
クスノキ
(楠) クスノキ科ニッケイ属。
原産地、インド、東アジア。
花期、5月。花径、3~8mm。
樹齢1000年以上、樹高、50mにも。
日本でいちばんの巨木。聖なる樹と。
木部を蒸留し、防虫剤、医薬品になる樟脳油を採取。
名の由来、その香りから、奇(くす)しき木、訛ってクスノキ。
千葉県長生郡笠森寺自然林