春は風ではあるけれど、
この子を撮ろうとして、風が行くのを待たなかった記憶がない。
そう、もう何年も、何度も撮っているのに。
にばんめの姫が両手をひろげて甘えてくるみたい。
(いろは紅葉)ムクロジ科カエデ属。
イロハカエデ(いろは楓)とも。
原産・分布、日本(北海道南部以西)、東アジア。
花期、4~5月。花径5~6mm。
翼果1.5cmくらい。夏から秋に熟し飛ぶ。
樹高 15mにも。
紅葉の代表種。
名の由来、葉の裂片を「イロハニホヘト」と数えたことから。
楓(フウ・フウ科フウ属)は、風にゆれて葉や種を飛ばすようすから、木に風。
ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の総称であるカエデに楓をあてるが、
似た葉を混同し誤ったのが現在も使われている。
アーカイブ。
4月初め。
仲間。
ハウチワカエデ
(羽団扇楓)ムクロジ科カエデ属。
日本固有種。北海道、本州に。
花期、4~5月。雄花と両性花が混ざって咲く。
ともだち。
ムクロジ
(無患子)ムクロジ科ムクロジ属。
南アジア、東南アジア、東アジアの熱帯から亜熱帯域に分布。
花径、5mm。5~6月頃。