富山マネジメント・アカデミー

富山新聞文化センターで開講、教科書、参考書、講師陣の紹介、講座内容の紹介をいたします。

北朝鮮の国内経済を重視する路線は再転換できない

2018年05月29日 | Weblog

 何をもって経済が豊かか、否かは、全人口数に対する国民総生産額の比例である。経済制裁されているか、否かに関わらず、自国内で生産される主な食糧用の穀物が、トウモロコシであるのは国際比較の対象となる。現在、世界の穀物市場では、トウモロコシは家畜用の飼料として取引されている。隣国の中国では、小麦・高粱の北部と、水稲の南部とでは食文化が違ったが、今や水稲が基本となっている。朝鮮半島の南部では、水稲が基本であるから、周辺の地域との差異が拡大し、農業だけでも立ち遅れている。国民総生産の向上には、製造業が基本となるが、それは基本、電力の問題になる。ただ、優秀で、低賃金で働ける労働人口は、北朝鮮の宝である。中国も1980-90年代は。それを利用して経済成長した。今、北朝鮮は経済系の幹部の教育のために中国の国内で研修を受けている。中国は、国家の生産計画に合わせて、生産を請け負わせる制度と、農家の商品作物の生産をさせているほかに、農村部に中小の企業を造らせ工業生産のすそ野を広げている。すでに、この流れに進んでいるので、いまさら後戻りはできない。


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自分の大きさの穴:身の丈論は自己崩壊の兆し

2018年05月29日 | Weblog

 小人は、自分の身の丈しかみえない。世界を身の丈できると、例えば、マレーシアの政権交代が及ぼす影響はみえない。これは、僕自身の反省である。中国の「一帯一路」が悪徳金融になっている批判を知らずに、ものを考えていた。言い訳すると、僕に与えられた教科書は、「東アジア史」である。モンゴル、朝鮮、日本、中国、ベトナムしか対象になっていない。フィリピン、タイ、・・・インドから中東へつながる海のシルクロードを除外している。そういう自分の大きさの穴に合わせ、中国ー日本の関係に限定し、「一帯一路」をかんがえると、内陸アジアの枠にはまる。このように、「身の丈」を自己肯定すると、あるべき世界への視界が狭まる。高岡の場合、マグネシュームの板状の素材化、あるいは、車載バッテリーの生産、バイオ化学プラントなどなど、市場はグローバルに広がっている。市政が縮小モデルを描いても、産業技術はさらにグローバル化している。断捨離は必要であるが、身の丈論と言い換えると、大きな間違いを誘発する。身の丈論は、遠望を妨げる。間違いに気がついても、消極的な解決策と、能動的な解決策がある。さらに身の丈論を成長力の高い小学生から大学生にまで強要すると自己崩壊となる。


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5月28日(月)のつぶやき

2018年05月29日 | Weblog

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