孔子によると、貧者が世を恨むのを自制するのは難しいが、富者が驕りを捨てるのは簡単だ、という。「論語」の憲問篇にある言葉だ。富山湾岸社会主義運動が、富山の歴史を誤った方向に導くのは、貧者の恨みを至当と考えるからだ。大事なのは、富者が驕りを捨て、仁の道を歩むことを育てることだ。それが、広徳館の精神である。貧者の恨みを至当とかんがえる横山源之助などの米騒動の同調者には、富者への妬み、恨みの心理が色濃く流れている。富者には、富者であるがゆえの驕りを捨て、社会的な公正を実現する道がある。それが行政への協力である。今は、富の所有という事実には敬意が生まれない。企業経営というリスクを負った企業家が、地域内での雇用、調達、納税の役割を果たすことで、美しい富山湾岸クラブを形成する。しかし、真の富者はヨット所有という驕りには堕ち込まない。美しい富山湾岸クラブとは、一切の驕りを捨て、産業の公共性に生きる人々の心を美しくすることに心を砕いている人たちである。富者への妬み、恨みの心理を基礎とする富山湾岸社会主義に代わり、また、富者の驕りに通じやすいゴルフ文化にも代わり、真摯にマネジメント科学に忠実な経営者は、産学の協同を大事にする世界に生きておられる。
小人は、自分の身の丈しかみえない。 goo.gl/coJTGz
— 中村哲夫 (@shinjyugaku) 2018年5月29日 - 07:00
北朝鮮の国内経済を重視する路線は再転換できない goo.gl/7H8J4o
— 中村哲夫 (@shinjyugaku) 2018年5月29日 - 12:18