富山マネジメント・アカデミー

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厳しい東アジアの徳知の原理

2018年05月28日 | Weblog

 中国の唐王朝の時代に生まれ、宋王朝の時代に東アジアの共有文化の基盤が生まれた。それは、木版の印刷術の完成により、学問が書籍の筆写から解放され、書籍を読むところからスタートできたために、読書人という文化階級が生まれた。これに輪をかけたのが、儒学が新儒学に変化し、儒教の「大学」が聖書になったことである。この文化が、ベトナム、朝鮮半島、やがて日本にも及んできた。東アジア大陸では、さらに、科挙の制度化が成功し、文官優位の原則が確立した。日本は、武門が覇権を握り、文官官僚は1945年から派遣を握った。一般には、「大学」は「徳治」主義を説いたといわれるが、個々人には、「中庸」という第二の聖書があり、特に「独慎」が重視された。従って、個々人としては、「徳知」主義という実践の基準が与えられる。東アジアの伝統社会は、経験則として、5%原理がある。20人の書生のうち、教えた先生に代わり師範代を勤められるのは、20人に1人という割合である。これを実行しているのが中国社会である。香港、台湾をふくめ、各年齢人口の20人に1人の割合でリーダーを構成する。中国社会では、今や、中国共産党員になれるのは、まさに5%ルールが活きており、総人口の20分の1が正規の党員である。そして、どの職業グループにも党員が配置されている。特に、上海のタクシーに運転手は、党員の比率が高い。深夜に徘徊する青少年をみつけると、公安と連絡し、適切に処理する。さて、富山県民が日本人の精神の主柱になるためには、まず、自由民主党が高い「徳知」を代表する努力を行い、地域の支部のほかにある「職域」支部の役割が決定的に大きな意味を持っている。公務員は、政治的な公正が必要だが、退職後は地域支部で活躍できる。大衆迎合主義のメディア利用の政治運動よりも、きちんと地域の祭祀を実行し、全民を善導する装置として、「徳知」による「徳治」の担い手として、党員数を増やし、他府県に例を見ない組織率をさらに高める。これが、異民族による日本社会の崩壊を防ぐための着実な防衛となる。幸いにも、なぜ、富山県には拉致被害が確認できないのはなぜか?、という良き社会基盤を生かすことができる。


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5月27日(日)のつぶやき

2018年05月28日 | Weblog

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