菅野智之(2)

菅野智之投手は、先日の試合での最速は147kmでした。多分今後の投球でも最速が150kmを回数も速さも大きく超える事はなく、ストレートの平均球速でも、先発投手として起用される限り、145kmを下回る数字に収まるかと予想します。理由としては、武器となる球種もそれなりにあり、制球力にも問題ないと思える為、敢えて球速だけで勝負する投手ではない事と、清原和博氏の語る様にストレートにはそこまでの威力はないかと思います。安定感があり、試合を作れる投手を好む現在の野球界に於いて、折角その素材のある彼に対してチームはそういう投球を望むかと思います。従って本格派投手、菅野智之は有り得なく、涌井秀章に似たタイプになり得る可能性はあろうかと思います。それにしても、大化けこそ期待できずとも、逆に全く通用しないという危険性の少ない投手、更に言えばその投球フォームから故障の危惧も少ない投手、獲得球団にはプラスになろうかと思います。