沈黙の街路樹！！

ヨーギ 洋の「風になる。」Vol，８です。

私が主宰しているヨガスタジオは、東京・表参道にある。
すぐ近くに、Ｒ２４６・青山通りがある。

この辺りは、都心ながら大変緑が多い。
代々木公園や明治神宮といった、大きな杜のような緑。表参道のケヤキ並木。
そして、青山通りのプラタナスや、マロニエや、青桐の並木。

表参道や、青山通りの並木は、おびただしい量の排気ガスを浴び、
根本をアスファルトで固められても、二酸化炭素を取り除きながら頑張っている。

春の芽吹き、夏の新緑、秋の紅葉、冬の枯れ木と、
四季折々に私達を和ませてくれる。
美しい街路樹を見ながらの散歩は、実に楽しい

その青山通りの樹木を全て取り除き、新しくケヤキを植えると言う。
「青山景観整備事業によって、新しい樹木（ケヤキ）に植替えを行ないます。
なお、現在ある青山通りの木は、他の場所に移動するよう努めます。」
と、書かれたプレートが樹木に取り付けられている。

植替え・・・移動・・・努めます・・・

樹木の移動先が気になって、問い合わせてみた。
まだ確定していないとのこと
そりゃぁ、そうだろう。大きな、こんな沢山の樹木の移動先が、
そう簡単に決まるわけがない。
と、言うことは・・・。

景観を整備するのは、良い事だとは思うが、
なぜ、何十年もこの場所で育ってきた数百本の樹木を、わざわざ移動して、
全てケヤキにしなければならないのだろうか

ケヤキは、“区の木”だそうだ・・・。

厳冬期の北風の中、行く当ても決まっていない木々達が、
静かに真っ直ぐに立っている。

読んで頂いて、ナマステ！！