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ナチス以来の戦争の根は大都市文明だろう

2022-03-04 10:36:31 | 日記
    1941年6月。イギリスとの戦いに苦戦していたナチス・ドイツ軍が何故か、当時のソ連に侵攻した。理由は「権力争いや国内の不満を外に向ける為」と昔本で読んだが、最大の理由はドイツにはない、豊富な石油を手に入れようとしたからだと今の僕は見ているし、同様の見方も多い。そうでも考えない限り、二正面作戦をするわけがない。しかし、戦後に起きたかなりの戦争の大部分も石油や天然ガスがらみである。例えば、1968年ごろにアフリカで起きたビアフラ戦争は、現地の部族争いにフランスが石油の利権を求めて介入し、結果的に大量の餓死者を出した。忘れてはならない悲劇である。同じころのベトナム戦争も、何故アメリカが介入したのか、理由は判っていない。共産主義の問題ならば、他にもそのような国はたくさんあり、ベトナムだけ叩いたのはおかしい。当時はベトナム沖に油田があることがわかっていたから、そのためにアメリカが介入したとも考えられる。ベトナムの背後にはソ連が付き、争奪戦したかもしれないが、最終的には中国が抑えた。また、中東の多くの戦争と難民悲劇は言うまでもない。2001年のO・ビンラディンによるアメリカ・テロも、アメリカの巨大企業がアラブの石油を支配・搾取している恨みが原因だった。そして、今回のウクライナ。では、戦争してまで、石油などをなぜ求めるのか。

  大都市はそれ自体が大量の電力エネルギーを必要とするからに他ならない。そのために石油などを燃やして大型火力発電したり、大型原子力発電、大型水力発電しているわけである。自然環境破壊はどれも変わりがない。火力は二酸化炭素を出すし、事故やテロによる破壊はいつでも起きる。大型ダムはそれ自体が自然破壊であるし、洪水や地震、老朽化から崩れて、大事故になる。何も懸念されている三峡だけでもない。古さから見れば、エジプトのアスワン・ハイダムの方が危険だろうし、このようなダムは世界に多数ある。恐いわけだ。大型発電は全部ダメである。

  今はないが、世界の全ての国々が大都市はやめて、平均的に住める地域に分散する社会をイマージュ・想像してみれないだろうか。そのような町では、電力は地域に合う小規模なエネルギーで済みそうだ。太陽光、風力、潮汐力、地熱と。国家権力も分散するから、プーチンやフセインみたいな独裁者も現れない。金権腐敗政治もない。国家利害の対立もないから、戦争もない。会社はあるが、地域住民に密着したものになり、巨大企業もない。地域では年齢や人種に関係なく、愛でふれあえるから、要介護者は必要なだけ介護を受けられる。個人の人格も尊重され、真の教育もできる。通勤電車もないから、コロナみたいなパンデミックもない。...。

  すでにナチス以来、歴史とか自然、神は世界の人々に「ポスト大都市に移行」を促している気がします。その新社会の様子を今後は時々書いていきます。もう一つ。オリンピックの一つの大都市開催は東京と北京で最後になる気がします。これからは開催国の複数の都市でしないとできません。現に、東京オリンピックでは、マラソンは札幌、野球は福島や横浜でしましたね。今までの方式はムリです。

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