中東問題

戦時に限らず、アメリカとＥＵ諸国は常にイスラエルに巨額の軍事・経済援助。もし、イスラエルがつぶれると、その国民はアメリカやヨーロッパに戻り住むから。それはノー。「ユダヤ人と共に生きたくないから」が本音。見え見え。そうなるわけは複数。イエスを裏切り者だとユダヤ教は説いている点もあれば、経済問題もある。ほかに共同体。キリスト教はもちろん、元々ユダヤ教も多くの宗教共同体に分かれ、固定的な仲間関係を作り，キリスト教同士、ユダヤ教同士でも冷たく、商売やお金の貸し借り以外、付き合わない。多数派のキリスト教同士でさえそうなら、ユダヤ教徒やイスラムに対してはもっと共生できない。
　イスラエルもまとまっているわけではない。実際は内部にすごい対立があり、アラブ系など、共通の敵に一緒に目を向けているから、連帯しているように見えるだけ。
　日本のキリスト教共同体はゆるいが、それでも特定の教派に入信すると交友も固定化し、狭くなる。他の教派の悪口も。教会に行っていた時の僕はそれはおかしい。クリスチャン同士も分裂。中東問題の根の一つだろうし、イエスの教えに明らかに反している。教会共同体は要らないと思い、そう言ったところ、怒られた。聖書よりも教会共同体重視。でも、後年、内村鑑三も同じ考えであったことを知り、これでよいと思いました。