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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

崖の刈り払い

2013-07-14 | 今日は真面目に

Photo_5 Photo_6

 三日月池を囲む崖のひこばえが伸び茂ってきたので刈りはらう。高さは5メートルほどだが、立ち位置を決め刈り払い機を操作するのは有難くない場所である。水平に刈り進んで行っても上下二回通らなければならない。肩の部分は上面からの作業になる。

 スパイク付の地下足袋に脚絆の出で立ちで、いわゆる足ごしらえは念入りにしないと姿勢を確保できない。気温は午前中に32度までに上がった。熱中症の危険が高いが、こんな時期だからこそ作業の必要度も高くなる。なんたって植物の生長最盛期は「草刈り最盛期」なのである。

 こんな時に自宅でのうのうとしているようでは、瞬く間に「夢の跡」になってしまい、里山の環境を維持できないのが現実で、「自転車操業」なんだと思い知らされる季節でもある。


**沢遊び

2013-07-14 | 遊び子は

 座り込み泥かき遊ぶ幼子の泥つきの顔とびきりの顔

 泥まみれ筧の水を浴びせらるはしゃぐ幼子鼻汗の母

 沢の水バケツで浴びる子らの声刈り機止まれば沢に満ちたり

 サワガニのひとつを囲み次々と指触れてみるまなこ真剣


涼み方

2013-07-14 | 感じるままの回り道

Photo_3  三日月池に張り出した枝の上にシマヘビが鎮座していた。風通しが良く木陰で水上生活となれば、真夏日にこんな快適生活は無いだろう。

 小生の場合は、先日排砂して僅かだが流量が増えた吐出口に坊主頭を突っ込んで悲鳴を上げる事である。刈り払い作業の後が多いから、上半身の清拭もかねての事だけれど「甘露・法悦・極楽」と三尊に出合った気分になる。Photo_4

 真夏日になった日、半ズボンで食堂に行って、座席に小銭入れを落としてきた。出し入れしたのは「そこ」だけだから翌日電話したら預かっていてくれて戻ってきた。ポケットが浅いのを忘れていた。

 今日は今日で郵便局に振り込みに行き、資料のファイルを台の上に忘れてきた。係りが憶えていたから送ってくれると電話があったが、現実は「甘露・法悦・極楽」と言うより「恍惚」に近くなった。「じぇじぇじぇー」が「爺爺爺」に聞こえる。耳も悪くなってきた。


整姿剪定

2013-07-13 | 今日は真面目に

Photo_6  誰が定植したのか不明のままの実生苗からの栗の木が実を付けた。柴栗を播種したのだろうと踏んで、放任していたのだが、そうもいかず、整姿剪定を行い三本仕立てにした。

 栗が定植される前に植樹したコナラは2mを超えているが、全体としてみれば過密気味になり、結果的に栗を生かしてコナラを5本除伐してしまった。Photo_7

 考えてみれば、誰が植えたかも素性も判らぬ栗の木を残すなんて、馬鹿馬鹿しい限りであるが、自然に枯れたのならともかく、植えつけられた樹を抜く訳にもいかず、無下にも出来ない。

 こっそり植えていった誰かさんは、少なくとも坪刈りはおろか、つる草さえ外しに来ないのには腹が立つ。たとえ四本とは言え、狭い台地の上では計画変更を余儀なくされる。


今日のトンボ

2013-07-13 | 小父のお隣さん

Photo Photo_2

 周囲の刈り払いのために、久しぶりに三日月池に行った。水際を歩くと足元からイトトンボが飛び立つ。昨年には見られなかった光景だ。

 羽化間もないから体色は薄くて見当はつかないけれど、腹部の長さと翅の長さの比率が異なっている個体がある。同種で性別の違いによる、なんてことはないだろうから別種なのかどうか、それはともかく、ここでマルタンヤンマの羽化が確認されたが、小生は抜け殻も見いだせなかった。

 ここに貯水機能を持たせてしばらくは、トンボ類の繁殖池になるなんて想像もしなかった。アカハライモリがウジャウジャと増えたからだ。マツモムシも多くなったから、幼生時代に淘汰されバランスが保てるようになったのだろうか…。


ホコリタケと?タケ

2013-07-13 | 小父のお隣さん

Photo_3  栗の木やコナラ、ヤマグワが育って過密になってきたから、樹下に潜り込み地表面で除伐しようと枯葉を払ったらキノコが現れた。

 ボール状のキノコはホコリタケの仲間だろうが、傍に生えていたモヤシの親分のようなキノコは初めて見るタイプだ。Photo_4

 識別できるとも思っていないが、図鑑で対照してみたら、似たようなのが2種あった。地中の幼虫に寄生して生える種かどうかは掘り下げてみれば確認できるが、糞便臭らしき香りもあったから「さて、どうする?」.。結局、手出しはしなかった…。

 かくして、また日は暮れる…。


倒木処理

2013-07-12 | 今日は真面目に

Photo  林道上に倒れた立ち枯れ木。ほっとけないから切断処理をした。久しぶりのチェーンソー作業を、これだけで刈り払いに戻るのも癪だから、燃料が尽きるまで林内の立ち枯れ木の伐倒を行った。

 長らく立ち枯れたままになっていた杉やヒノキは、中心部近くまで腐食していたが、立ち姿はしっかりとしたままだ。倒しても材として活用できる訳でもなく、切断したまま林内放置になる。

 梅雨が明け、外気温は30度を超えて湿度も高かったためか汗だくだった。帰宅した二階の部屋は34度にも達していた。キーボートを打っているだけでも汗が流れてくる。日没までは、とても二階には居られない。


ハリガネムシ

2013-07-12 | 小父のお隣さん

Photo_8  バイオトイレのバケツの中に「ハリガネムシとカマキリがいる」と、S氏がわざわざ教えに戻ってきた。

 同行して確認すると、確かにハリガネムシで、見るのも手に取るのも少年時代以来だ。朧な記憶によると中間宿主を通じてカマキリに寄生する生態だったような…。

 それはともかく、バケツ内にあったカマキリは体長50mm程度で、全長200mm近いハリガネムシを腹部に収めていたとは思えないのだが、収めていたと考えるのが状況的に正しいのだろう。これは、人間が数メートルのサナダムシを寄生させたのと比率は大きく異なる。カマキリは豪い。


**迎え火

2013-07-11 | 大震災

 ざざ漏れの国の岩屋は心さびて荒れたみちのく見れば悲しも

        さざなみの国つ御神の心さびて荒れたる京見れば悲しも        高市古人

 ま草生ゆ荒れ野になれど黄葉の過ぎにし家族形見とぞ来し

        ま草刈る荒野にはあれど黄葉の過ぎにし君が形見とぞ来し      柿本人麻呂

 憂きこと想い辛かり借り金で泣きつつ仮設秋の夜な夜な

        憂きことを思ひつらねてかりがねの鳴きこそ渡れ秋のよなよな    凡河内躬恒

 未だ帰ぬ人もありけるみちのくは誰も行けずに住めぬ場所あり

        まだ知らぬ人もありける東路に我も行きてぞ住むべかりける     藤原実朝


堰へのお節介

2013-07-11 | 水辺環境の保全

Photo_3  水源になる最上段のため池の堰に手を出した。漏水が止まらず、このフイールドを担当するグループのM氏が長年手を焼いていた部分だ。

 水漏れ防止のために埋め立てを続けたので、労作するたびに堤の幅が広がり、今では水際線が2mにも拡大してしまい、更に管理を難しくしてしまった。Photo_4

 見かねて、堤を挟んで流路に当たるV字浸食部分の狭さを生かして管理をしたらと提案し、丸太のダムを小生が作ってようやくその気になってくれたものの、土嚢は少ないし、プールが出来た部分を埋め立てしないので漏水が止まらない。

 もう、お節介するしかないと、一輪車を持っていき、土嚢4袋を加え、更に土を水面に達するまで投入して終了とした。投入した土は水中であるから踏み固めることもならずブズブズだけれど、溝の幅・深さとも1mの断面を土嚢と共に防水してくれた。何に寄らず、ある程度の手間暇をかけないと必要な結果を手中に出来ないが、そこに百姓の面目がある。


今日のトンボ

2013-07-11 | 小父のお隣さん

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 トンボ池でマルタンヤンマの抜け殻があったとの情報で、大きなヤゴの抜け殻を比較したいと訪れたが発見できなかった。抜け殻もエサになるのか水中に落ちるのか、いつまでもある訳ではない。

 代りに小ぶりのイトトンボを見ることが出来た。体長は40mm程度で、腹部の先端に明確な二つの、ネイビーブルーとでも言うのか色彩がある。帰りに立ち寄った時は同じサイズで、一環しかないトンボがいた。深くは考えないことにする。


蜂満神社氏子集まる

2013-07-10 | 小父のお隣さん

Photo_3   昨年の晩秋、ほぼ7割に入居して、巣立ったのはどれくらいか確認もしなかったけれど、蜂満神社の社に産卵のため?に親蜂が乱舞するようになった。

 ケータイでは飛翔している蜂は撮影出来ないけれど、ほとんど常時二十数匹が乱舞している。危険はないし歩道と神社の間は幅120㎝ほどの水溜りがある。それでも人は寄り付かなくなった。

 乱舞は産卵行動に見えないのだが、満室になる可能性も高いから、折を見てアズマネザサの節を切り取った材を束ねて間に合わせようか…。穴を開けるのも結構手間が必要だ。


水稲の病変

2013-07-10 | 今日は真面目に

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 この春、再生した棚田の3枚の内、真ん中の生育が思わしくない。数日で見るも無残な生育不良の不揃い状態になってしまった。大きな株も葉の先端から枯れて縮れ、縮れていない葉も茶色の病変が目立つ。

 最初に思ったのは「葉いもち」だったが、初めての事で確証はない。検索して見当をつけたのが「黄化萎縮病」・「縞葉枯れ病」・「黄萎病」などだ。実家は米作農家だったが、こんな名前は初めて知った。いもち病の現物は見た事があるが、田圃の水稲がこのようになったのは初見である。

 この田圃、水辺として再生への労力は費やしたが、水稲の管理まではしない。経過を見ているだけである。水を落としている次の田に伝染し蔓延する懸念があるが、農薬など使用されると生物保全に影響が出そうだ。連結した水系上流部のトラブルなので少々気がかり…。


*祝 世界遺産 (芭蕉翁)

2013-07-10 | 性向有毒の翁なれば

         糞尿につくばはせけり富士登山

                     かぴたんもつくばはせけり君が春

         塩なめていざ登山せん富士講中

                     塩にしてもいざ言伝ん都鳥

         富士登る人落とし紙秋の風

                     猿を聞く人捨子に秋の風いかに

         富士の嶺金は駿河か甲斐の国

                     花の雲鐘は上野か浅草か


排砂作業

2013-07-09 | 水辺環境の保全

Photo  隣の沢にある取水升の清掃に行って、ついでに送水管の排砂作業も実施した。

 供給量の減少を感じたからだが、何時もの事ながら改善度は低い。落差3メートルの地点まで、送水管1000mを経由させているから無理もない事なのだ。Photo_2

 それでも今回の排砂は、前回が30分程度放水していたのに比べ半分の時間で水が澄んできた。落ち葉で砂溜りを作り、最終的に排砂された砂の量は3リットル程度になった。