トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

山に入ろか庭で過ごそか…

2024-04-03 | 今日は真面目に

 雨は降らないらしいがスッキリしない空模様なので迷ったあげく夜間の小雨でフイールドは濡れているはず、と庭に目立ってきた春草を始末する。ケマンソウやらカラスノエンドウなどが主なので庭と言うより荒れ地に近い。とりあえず引き抜きはせず地際で草削りで刈り取り生垣の根元に敷いて終わり。

 汚れついでに花だよりも聞こえてきたから冷蔵庫内に保存していた種をケースに蒔いた。キジョラン、ホトトギス、イガホウズキ、アシタバの四種を種蒔き用土に浚渫土、落ち葉堆肥、庭土などを細目で振るって配合した用土を用いる。鉢上げ適期に掘り上げた時に細根を傷めない様に工夫した配合土である。市販の種蒔き用土はピートモスやヤシ殻繊維などフカフカ素材が多いので掘り上げには楽だけれど土壌成分や腐植土が少ないのが気に入らない。

 まだクララの種子が残っていたのだがクララを食草とするオオルリシジミは当地には生息してはおらず飛翔して定着する可能性もほぼないだろう。だから植栽しても無駄だと思っていたのだが、たまたまウラギンシジミも食草にしている事を知った。クララもマメ科なので考えられる事だろう。そこで急遽、クララの種子すべてを播種した。これで5種を用意する事になったけれど、どれだけの苗が出来て利用してくれるかどうかは「あなた任せ」なのだった。

 それはともかくそれぞれの容器に播種を済ませ軽く鎮圧し薄く用土を掛け水を与えて一件落着である。フイールドに直播したいのはやまやまなれど発芽率が極端に悪くなるので苗作りし定植するのは欠かせないのだが、ポット苗を定植すると周囲の土壌と臭いが異なり、早速威之志士様の跋扈蹂躙に遭うのもお約束みたいなものだから比較しての活着率は多少良い程度だろう程度である。今回、出来た苗をポットに上げる時は定植地の土壌を用意して鉢上げしてみるつもりだ。これで定植地との臭いの違いは薄れよう。

 キジョランは30粒ほど播種したけれど発芽するのは梅雨に入っての頃なので、それまで時間が長く水の管理を忘れそう。発芽するまでのしばらくは新聞紙を掛けて雨滴からの被害を防がなくてはならぬ。


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