トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

降雨が多けりゃ水止まる

2021-03-30 | 小人閑居して憮然
 29日朝、24時間雨量で170mm越えの記録だったが、実質的には28日夜間の降雨出水で影響が大きかったのだ。フイールドに行く途中の地域の幹線道路は排水溝で排水されずに溢れた痕跡が至る所にあって、その規模は住み始めて初の規模と言って良いだろう。フイールド駐車場への農道も枯れ枝や枯葉が流れて散乱し集中的な出水を伺わせた。

 そうなると心配は一つだけ「水辺の被害はあるのだろうか!」と言う事に尽きる。水系の水見回りをしたが放水路からの放水が間に合わず越流した事を除けば特段の被害は無し。傷みの激しかった放流路から下流は、流路の上中下とに設えた河床保全工事のお蔭で順調だったのだ。しかし隣り沢からの送水は断水寸前で、先日の強制排砂から三日三晩でチョロ水しか出てこなくなった。もう三日坊主としかぼやき様が無い。直接的な要因は出水による土砂奔流で取水升が埋没したのだろうという事は自明の理でもあった。

 こうなると予定も工程も無視し水商売に走らなくてはならない。いつも通り携帯スコップと飲料水を携えて向かったのだが被害は思わぬ場所で発生していた。河床の低下を防ぐ段差工の下二段が底抜けしていたのである。これを放置すれば河床が取水升水平線より下がり取水が不可能になる。そうなれば営々と築いてきた水辺環境は無に還ってしまうのだ。
 取水升を覆う土砂と取水路の整備だけの道具しか持ち合わせておらず、結局は翌日に道具類を搬入し段差工の復旧保全をする羽目になった。後回しなど出来ない損傷である。

 かくして全くの予想外・想定外の出来事で目論んでいた作業は日延べ、とは言え一年以上前からタイムスケジュールも手立て手段も講じられる永田田んぼの蛭や吸血住虫らのM的グラグラ振りは呆れ果てるばかりで、その上、解散なんて声も聞こえる現状には言葉もない。

 取水路の逸脱   ➡    復旧終わり

 2段で底抜けした。緊急補修をする事に。

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