クソ!、糞!、苦素!である。なんとか活着し、ようやくこれから生育が見込まれると言うこの時期に、あろうことか威之志士様の跋扈蹂躙に遭ってしまった。まあ、遭ってしまったと言うより向こうはやりたくて行った行為であるから確信犯でもある。
水見回りは出勤すれば欠かさないのだが末端台地の方面には時折確認に行くだけで済ませて来た。この日も「ついでに確認」と台地に立ったのだったがあーあ、見てしまったのは根株が掘り返され露出し葉色も変色している。抜根されてから数日間では変色までは行かなくてももう時期遅しと言う感じもするが、一縷の望みをかけて自宅まで持ち帰り丁寧に鉢植えにした。弱った葉は切除し葉数を減らし1カ月ほどは明るい日陰で管理してみる。これで衰弱するようなら望みは無いだろう。
威之志士様の跋扈蹂躙に遭った理由は明確で「腐植土でマルチングした」事が一番大きな誘因で原因なのだ。山荒ししか行わない威之志士様の鼻の利きは別格で周囲とは異なる土などで定植すると日を置かず掘り返される。この不安も懸念もあったのだが腐植質の少ない台地の一画に植えたキジョランにせめてものお爺こころが大当たりしてしまったのだった。今回、被害まで時間を要したのは竹酢液を噴霧した結果だろう。まあ、半年もすれば効果も消える。クソクソクソであるが持って行き場がない・・・。
フイールドではそれほど大きな蔓に思えなかったのだが鉢植えにして庭に置いたら結構な上背がある。鉢の中の支柱と更に鉢の外側へ支柱との二本で支える事にしたのだ。