トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

四回目のオオカナダモ抜去

2024-08-11 | 水辺環境の保全

 オオカナダモの抜去は正確には五回目なのだが前回8月3日は水見回りしたついでにゴム長で立ち入る事の出来る範囲だけだったから胴長を装着して本気の抜去は四回目なのである。三回目は7月26日でこの日は8月9日だから二週間目にして抜去しなければならないほど成長をしている、と言う事になろう。この晴天・暑さだし水深も浅くなった大池では光合成も進むのだろう。目に見える程の繁殖・成長ぶりなのだ。熱中症警戒アラート出ずっぱりの今日日、胴長の蒸れを敢て身に処すなんて馬鹿げていると思わぬ訳でも無いのだが「手が付けられない状態」にならない様に抑制だけは続けなければ一季で上の池はオオカナダモで満たされてしまうだろう。まあ、勝ち目のない戦を孤軍奮闘しているだけの老後なのであった。

 早い話、「侵略と抵抗」のせめぎ合いであるけれど侵略側に信義は無く抵抗する側には戦力も無いのは歴史の現す処であって弱者の被害だけが増す。そして千年の怨念が再生産されるのである。それは今なお鳴りやまぬ大陸各地の破壊と殺戮の焦土を見なくても自明の理であって、そこが自然災害の惨禍は子々孫々に残すことは望まず戦争の惨禍は遺伝子レベルにまで達してしまうようになるのだろう。そこには新たに生じる「約束の血」がたぎるだけだ。

 さて既に月初めには「抜去せねば!」と言う段階だったのだが思い切りが無いと胴長を装着できる暑さではないのだった。だが大和男は無言実行が生き様であるからして高温ななる前にと何時もより1時間早く出立した。ところが上の池に注ぐ吐水口からの水量がチョボ水になっているではないか。二日前と三日前にエンジンポンプで強制排砂したばかりなのに…と恨めしい。が、まずはオオカナダモの抜去を済ませねば、と池に入ったのだが一昼夜前の雷雨で濁っていてオオカナダモの位置が判明し難い。それでも全周囲を見渡しつつ水色に多少の陰りを認める箇所に行きつつ抜去を済ませた。前回は足浴バケツに満杯状態で、今回は3日の分と合わせて半分超位だ。こんな成長ぶりだと盆明けにもまた抜去に入らねばなるまい。

 自宅を出て吐水量を見るまでは「抜去を済ませて帰宅」の予定だったのにそうはいかず徒歩で尾根越えして取水地まで行った。ありゃりゃー、惨状だった。


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