トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

油断は水断!、隙は水漏れ・・・

2024-08-04 | 水辺環境の保全

 猛暑続きで一週間の自宅謹慎蟄居だった。この日の予報は「曇り、最高気温33℃」であったので水見回りに出かけた。高温下では少しの水切れでも被害は見えなくても甚大なのは想像がつく。何せ小さな水域にようやく定着した貴重種が多いのであるから。

 さて、フイールドの水見回り、まずは流量測定からと道具を持って林道を行ったのだが途中から見えて来る林接池に水が無い。「ありゃりゃーこれは大変しくじった!」と測定前に立ち寄ってみれば全体の水量が減ったために漏水部から漏れ出す量と釣り合って仕舞っていたのだ。これでは池に流入するはずも無い。流れを堰き止めて池に送る送水パイプの下からも恒常的な漏水があるから、一旦は掘り出して再度の埋め込み敷設を行う必要があるのは理解していても、現状の高温下では土木作業は行いたくはない。けれど水量が減少する時期こそ漏水を防止する作業は大切になるからと、近いうちに仕切りの杭も用意しながら構造変更も行わねばならない。

 今回は道具無しだったから素手で土を掘り取り堰周りの水抜けが無い様に靴で踏み固め、ようやく僅かな水量だが池に入るようになった。この量では満水にならないだろうけれど池の底を満たすだけの水量は確保できるので、まずは干あがる前に手当てが出来てホッとした。この林接池はタカネトンボやヤブヤンマにとって大切な産卵環境なのである。

 水路の水量が減少したのは送水量の減少だったので早速に水源地に行った。ここまでに至ると「猛暑だ!熱中症危険日だから!」なんて言い訳は適応できない。世間には危険日だからと言って済まない事などたんとある。孤爺は若い世代ではないので別口だがこの日、仏滅だったし三隣亡だったかどうかは暦がなかったから判らない。ともかくおっとり刀ビッショリ身体であったのは間違いありません裁判長…。

     


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