トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

取水部の復旧整備

2024-08-05 | 水辺環境の保全

 一週間ぶりの水見回りの結果、吐水量が毎分6ℓでは水域の安全は保障できない。まずは水源地の状態を確認する必要があったのだが現場の状態から「取水升が埋没して水が入らない」のが最大の原因で猛暑続きで沢の水量が減ったのではないのは良いニュースである。

 まずは取水升に注ぐ流路を整え更に埋没していた取水升フイルター部の土砂を取り除き升内の砂泥も金網笊で浚い採った。使わなくなったもう一方の配水管を排砂用に作ってあるからバルブ操作で升底の砂泥を排出できる仕掛けはあるけれど菊型ハンドルを持ってこないので使えなかったのだ。取水部に来る前に配水管最低部にある排砂バルブを開けて置けば取水部の整備時間内で排砂は済むのだけれど吐水口まで水が到達するのに一昼夜必要な実態を考えると、この猛暑続きで減水している水域に送水の遅滞は許されず「バルブ操作は行わない」から菊型ハンドルの携行は無かったのだ。

 取水升への水流を復活させフイールドの吐水口での流量を量8ℓ/毎分と2ℓだけ増水していたが実際の増水量は翌朝にならないと反映しないのがお約束みたいなものである。翌日の吐水量が復活していなければエンジンポンプでの強制排砂を実施したいところだけれど林道途中にアラカシの倒木があり進入できずポンプでの強制排砂は無理だ。この暑さの中では一昼夜の断水は危険気周りないのだが降雨の見込みがない以上、送水量の増加は喫緊の課題でもありリスク覚悟で排砂バルブ開放しての排砂を講じなければならないだろう。とりあえずは翌日の吐水量測定の結果だ。


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