トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

こけら版「花を看 還た花を看る」 2 日本原産種

2019-01-23 | 旅行記
 寄宿先の近所に八重桜が1本咲いていた。緯度も異なるから日本とは1カ月近くも遅い。まさか桜を見るとは思わなかったけれど「庭木」としての植栽だったので「趣味か」と納得したのだった。
 しかしながらその後、湖水にトンボを尋ねて行った先に桜の列植があったのには驚いた。一重の桜だったから花期は過ぎていて花は見る事もなかったのだが道路沿え20本ほど植えてあった。

 公園でもなく人々の往来する場所でもないところに植えた根拠は分かりかねるが、湖水に灌ぐ渓谷に火薬の原料を水力粉砕する工場跡があり、昔は軍の管理下にあったと言うから「史跡整備」の一環なのだろう。
 桜は現地の人達もそれなりに楽しめるし環境被害を発生させるようなことは無いだろうが、寄宿先の周辺や名所の山域にイタドリの大繁殖が見られた。イノコログサも侵出しているようだったけれど英国の席巻振りのように「あれまっ!」と思えるほどでもなかった。しかしながらイタドリは草丈2mを超え株元の直径も握っても指先が合わぬ程の育ちぶりで、よほど環境にあったものと見える。

      敷地内の八重桜        火薬工場跡の桜列植

            庭の周囲のイタドリ群落

                      シャクナゲ、説明は日本産とあったけれど…