トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

寒中にタンポポ開花とは…

2019-01-09 | 小父のお隣さん
       

 紅梅は年明けには開花していた。樹によっては開花数二桁の樹もあるが、早春の梅ではありきたりで魅力が無い。作業の段取りを考えるために活動圏辺縁をまわったのだがタンポポの開花株を見つけてしまったのである。
 活動圏辺縁部は手入れが行き届かぬ事が多く、藪化して威之志士様の御屋敷になる条件がそろっている。草勢盛期の刈り払いは埋もれて大変なので、冬枯れの見通しのきく時期に手当てをしておくと刈り払い盛期の作業も容易になるのである。しかしながら「その一手間」が「分かっちゃいるけど届かない」のだ。

 どの花も一花、一株だけなら「狂い咲き」とも言えようが三株が離れ離れで見つかった。タンポポ原っぱにはロゼットもまだ見えていないのにである。株によっては展開している葉の長さが20㎝程もあり花茎も十分に伸ばしている株で、既に開花を済ませ萎んだ物もある。

 例年見る早期の開花株はロゼットも手のひらサイズで花茎も伸ばさず咲いている事が多く、そんな事で大型種に見えたから「在来種」かどうか気になって総苞外片を覗いた結果、外来種では無いだろう…との希望的結論。まあ、種はどうでも良くて開花したのが小生には気掛かりなのである。

 紅梅は濃厚な色合いだけれど濃色は好みでは無く淡い花色が気分に合う。随分昔の事であるけれど紅梅を除伐した事があった。幹の中まで紅梅と分かる色調で、あれだけそうだったのか紅梅の特徴なのか、一本だけしか伐った事が無いから断定はしかねる。それと同じく総苞外片を見たところで確定できる知性はもっていない事だけは確定できる小生であった。